脱出ゲームというと普段とは違う閉じ込められた世界から外の世界(普段通り生活している世界:日常)へ戻るために、さまざまな謎解きやイベントをクリアするというものが多いですね。部屋や、不思議な閉鎖空間に閉じ込められ、いつも通りの日常から一転、ある種の恐怖心と向き合いながら、その空間から脱出しなければならない。
そこには、「なぜ?」というストーリー性と「どうやって脱出するか?」という謎解き2つの要素が絡み合い、「脱出=異常な状態から普通の日常へ戻る」という生存本能が最大限発揮される訳ですが、ではなぜそんな脳反応が起こってついついて脱出ゲームにハマってしまうのでしょう?
人がサスペンスやホラー作品を見てしまう心理としては、平凡な日常とは違った世界感や状況(シチュエーション)を疑似体験することで、「自分が安全な環境下にいる前提で生存本能を掻き立てられる」→「脳が活性化される」→「適度な緊張状態となる」=>「集中する」=「ドーパミンが分泌される」という化学反応が起きているのかもしれません。そしてそのプロセスの中でクリアできるできないは別として・・・・>”遊んだ時に程よい疲労感と達成感が得られる”いうのが脱出ゲームやってみようかなぁ・・となる心理かもしれません。そういう意味では人って普段の平凡な生活の中で同じことを繰り返しているうちに脳にインプットされる刺激がなくなってくると生存本能を掻き立てるべく、脳はこいう刺激を求めるものなのかもしれません。
本当に命の危険があるのではなく仮想なゲームの世界でというのがポイントだと思うのですがある意味疑似的な緊張感と向き合いながら、謎解きを通してある種の真相を解明していくことができる脱出ゲームは、人間の生存本能を刺激し、程良い緊張感を与えてくれるといのは確かです。更に、謎解きをすることで、ストーリーもアンロックされて行き、全体像が見えてくるという知りたい欲求を満たしながら、恐怖と向き合って脱出するという達成感がダブルで味わえるんですね。
ここで大事なのが、謎解きを全部解明できず、脱出を達成できなかった事があったとしても、さまざまな思考を凝らした気を火行かれてしまうような脱出ゲームを目にしたら、やはりやってしまうでしょう・・。って所。
多分ですが、「非日常的な不都合な状態」、「そこから謎解きしながら全体像を解き明かすというプロセス」これ自体が脳にとって程良い緊張感と、肉体気にも程良い疲労感が感じられることである種のカタルシスを味わうことができるのかもしれません。こんな理由でついついやってしまうというのが実情だったりするのかもしれません。
脱出ゲームというと代表的なものとして、最近よく出ている「癒し系の脱出ゲーム」や「とらわれ系」、定番「パニック系」から「ホラー系」という感じまで、さまざま様式、シチュエーションを想定したものが出ていますが、基本的なシステムは、謎を解いて、外に出る「扉」につながる何かをアンロックしていくというもの。ただ、おかれる状況は、謎解きのストーリー性によって、同じ脱出ゲームでもプライヤー心理が受ける印象って結構かわってくるんんですね。ということで、定番から、最近よく出ている癒し系脱出ゲームまでを眺めながら、気になる脱出ゲームがあればトライしてみてはいかがでしょう?
癒されながら、謎ときと向き合う脱出ゲームで得られる快感とは懐かしいノスタルジー記憶からの脱出というある種の慈愛と郷愁の念をじっくり味わうことが出来ると今流行り!?の脱出ゲームです。ちょっとささくれだった心には、癒しを与えながら、謎解きしていくというのが案外心地良いというヤツです。
脱出ゲーム ひとよざくら
夜桜というとスマホの壁紙でも人気のあるモチーフなのですが、そんな桜咲く春の夜の妖艶で郷愁誘うような演出世界で謎解きをしていく脱出ゲームが和みの境地と脱出の達成感両方を味沸くことができるアプリです。
サウンドノベル風なノスタルジーを煽る脱出ゲームが心地良いです。
脱出ゲーム 霊山からの脱出
透明なグラフィックとサウンドが奏でる霊山がアニメ蟲師を彷彿とさせてくれて和みます。雰囲気としては、アニメになった蟲師みたいなそんな雰囲気を醸し出してくれる作品です。スピリチュアルな雰囲気が漂う森の中。シナリオは死に行く山を蘇らせるために儀式をしに来る呪い師が霊山に閉じ込められてしまうという設定も神秘的ですよ。
雨宿りからの脱出
片田舎のどこかで見たことがあるようなバス停や駅舎で突然降ってきた雨。雨で足止めにあうって経験は誰でも経験したことがあるはず。そんな郷愁ただようような片田舎の駅舎やバス停に雨に閉じ込められるのってそれなりに不安感が苛まれて同じ謎解き脱出ゲームとしてもいい感じの雰囲気が満載の脱出ゲームが味わえると思います。
やすらぎの湯からの脱出
「千と千尋の神隠し」の”ゆ屋”みたいなこれぞ「ザ・温泉旅館」って感じの趣ある温泉から脱出するゲームです。
温泉というと癒しの巣窟ってイメージがありますが、ちょっとノスタルジーもそそるような古めかしい味のある温泉を舞台に閉じ込められる不安感と、謎解きというのは案外マッチしているというのがこのゲームの特徴かも。
四つ女神 【謎解きノベル×脱出ゲーム】
和風伝奇な長編シナリオがしっかりしている脱出型ノベルゲーム。とある村に伝わる四つ女神という伝奇な言い伝え。そんな村を父の実家に持つ主人公でヒロインの中学三年生の少女が訪れます。
東京のアパートに父と2人住まいの少女。久々に帰った村の神社に閉じ込められていましまうのですが、そこで出会った不思議な少年・・的な謎解きをしながら妖怪ボーイ・ミーツガールな和風伝奇の長編シナリオを解き明かしていく面白さはそのクオリティもさることながらやりごたえ抜群のゲームだと思います。
「平凡な日常から突然の出来事で平常ではない状態に陥る」という映画でも良くあるコンセプトですね。このタイプの脱出ゲームはやはり、リアルさというか現実味があるという点でしょうか?サスペンスな謎解きシナリオが併用されることが多く、脱出ゲームの定番としても著名作品が数多く出ている感じ。
地下鉄からの脱出
パニック・サスペンス系の脱出ゲームといえば、この「地下鉄からの脱出」は有名ですね。
地下鉄という普段乗っていそうな電車の終電で起きるパニックサスペンス。閉じ込められた乗客が一人・・また一人と死体になって発見されていく恐怖はパニックモノとしてはみのけのよだつ何とも言えない恐怖と犯人は誰?的な謎解きサスペンス要素も抜群の設計になっていると思います。
謎解き=サスペンスシナリオを紐解くという要素がうまい具合に合わさった脱出ゲームって感じでしょうか・・・。
生存率0%!地下鉄からの脱出 Kiss or Die
累計200万ダウンロードされたと言われている「地下鉄からの脱出」のSS的なシナリオの脱出ゲーム。
同じ14人の登場人物が地下鉄に閉じ込められるとう物語で、飛び乗った電車が突然暴走して、謎の廃駅で停止するという設定です。
そして、閉じ込めらた地下鉄の中で次々に殺されていく乗客。犯人が誰かわからないなか、一人の男性から「絶対一緒に脱出しよう」と声をかけられます。
ヒロインはその男性だけは信じられると気を許していき、2人の距離は急接近するのですが・・・果たして、彼は犯人?それとも?・・的なパニック&ラブサスペンスな脱出ゲーム仕立てになっています。
定番のホラー系ですね。まさに恐怖で背筋がゾクゾクしていまうような状況から謎解き脱出するヤツです。このジャンルの脱出ゲームの特徴は、謎解きすること自体が恐い!というところでしょうか。
最恐!脱出ゲーム SCHOOL
学校の七不思議ってどこの学校にもあるって知っていますか?トイレの花子さんからいろいろ知っているものがあると思うのですが、そういうみんなの心に共存する恐怖心を本当に怖-いシナリオの元、脱出げーむにしたのがこのゲームって感じです。
謎解きしていくうちに、明らかになっていく、廃校舎に隠された凄惨で残虐な猟奇殺人事件。そんな呪いの掛かった校舎にとじこめられる恐怖は鉄板だと言えます。廃校舎にしかけられた怖ーい罠と謎解きとともに明らかになる怖ーい過去。ゴールが近づくにつれて怖さも増す脱出ゲームっていえるんじゃぁないでしょうか。
和風ホラー脱出ゲーム「夢怨」
和風ホラーってやっぱり一番怖いですよねぇ。なんここう独特な日本人だからこそ分かる日本人形にやどる昔の人の怨念だとか、お化け屋敷に出てくるような和風家屋の怖ーいシチュエーションや怪奇な出来事だとか・・。正直謎解きする部分も怖すぎて、ホラーが苦手な人だとちょっとやめておいた方がいいゲームかもしれません。不気味な恐怖の七日間の夢。めぐりいめぐる日本人形の呪いから脱出できるような怖さで謎解きするのを途中でリタイヤしていまうかもしれない恐怖な和風ホラー脱出ゲームです。
いつ死にますか
高校生が思いで肝試しをするよくあるシナリオだからこそ、ハマると怖い脱出ゲームです。
「幽霊なんているわけないじゃん!」でも、こういうこわーい校舎でみんなで最後の夏休みにあーんなことやこーんなことした想い出を作るには一番いいでしょ!ってかるーい気持ちで足を踏み入れた彼、彼女たちは、閉じ込められた怖ーい空間で、次々と起こる怪奇現象に後悔してもしきれない心境になっていくんですね。
「助けて・・・」そんな友人の言葉を聞いて、振り向くと教室に横たわるついさっきまで生きていた友人の死体。これはもうパニック!間違いなしです。
恐怖!美術館からの脱出:プレイルーム
誰もいない美術館。そこに飾られる絵に纏わるさまざまな怖ーいエピソードを紐解きながら、閉じ込められた美術館から脱出するゲーム。
360度回転するゲームの中の美術館。人気のない美術館ってやっぱり怖いですよねぇ。
絵画に秘められた悲しい残酷な過去。そして美術館に閉じ込められた理由を探るうちに、恐怖はどんどん大きくなっていくこと間違いなしだと思います。
てきとう: 人って「やっぱり怖いもの見たさ」という本能からくる衝動には逆らえない生き物なのかもしれませんね。でも脱出ゲームってこういう心理をうまくついたゲームフォーマットだと思いませんか?
||| 人はなぜ脱出ゲームにハマるのか?-オススメ無料脱出ゲームと共に読み解いてみる。
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