タップするそして、結果が出るという単純なI/O(インプットとアウトプット)は、まさにコンピュータの原始的な原理そのもので、実はそれは、人間を主る脳の基本行為と全く同じなのだそうです。
脳というのはコンピューターでいうところのCPUとメモリー装置だと例えることができます。神経細胞のシナプスは外界からの刺激を記憶として電荷を帯びながら記憶として保存し反応という形で体の筋肉を動かして、声を出したり、顔を赤らめたりするという生理現象を主ります。つまりパソコンでいうキーボードのインプットとスクリーンに表示される結果と同じですね。
ゲームの実は、タップしてり、ボタンを押したりした内容が、スクリーンを通して結果として人の目を通して脳に伝達されます。一般的に人は、外界とのコミュニケーションが一切遮断された空間に数日幽閉されると精神的に多大なるダメージを受けると言われていますが、その点ゲームは、機会を相手に、ただひたすらインプットとアウトプットを楽しむことができるソフトなのです。それもまた、毎回同じ結果が返ってくるのではなく、アルゴリズムやパラメータにセットされたランダムなマトリスクの値により、結果が裏切られたり、結果のニュアンスとして「成功!」だとか「失敗×」だとか、欲と射幸心をくすぐる「得点、ゴールド」みたいなニュアンスが結果として帰ってくるという点で、人格のある人間と対話する場合とは異なった、チック症状的な反復駆動をとろうとする(行ってみれば本能的でサベージな状態へ)状態になると考えると分かり易いのかもしれません。
人格のない機会だからこそ、顔色を窺わず、ひたすら脳内妄想を注入しても、機械的に計算された結果がかえってくるのですが、孤独な時にそういう機械仕掛けのカラクリソフトみたいなゲームがあると人は中毒的に何度も反復してしまうようになるようなのです。
平常時、人は何かと理性が働き、突拍子もない行為を働かないものです。ただし、恋に落ちてしまったり、お酒に酔ってしまったり、脳がハイな状態になっているときというのは、普段では考えられないような行為を行ってしまうことがあります。まぁそういう状態の人であれば、何かと誘導しやすいし、たわいのない話も信じてもらえそうな雰囲気があるということですが、暇つぶしでやってみたゲームでお金を使うようになるというのはこういうイメージとシンクロするのかもしれませんね。そいう意味で、フリーミアムモデルでは、5000円で売っていたコンソールのCDとくらべて、値段をゼロ円から数万みたいなマジックみたいな価格戦略ができる!みたいな4P的な観点でのお話がされることをよく耳にするのですが、5000円はらってもゲームなんてやらない人が、ひょっとしたら数万円をはらっているかもと考えると、まさに人が平常時とはちがう状態の中毒状態へ持って行くメカニズムが実はコンピュータゲームそのものにあった!ということを誰かが初めに発見したのが始まりだったのだとかるーく当時のことを想像してみたのです。
勝手なお話かと思うかもしれまえんが、こちらのソースを見ながらふとこのようなことを妄想してみたのです。
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