現代のオタクという言葉が変遷してきているというトレンドを観光庁が主導して頑張っているようですが、ちょうど江戸時代の大衆文化であった浮世絵が、18世紀から19世紀にわたりヨーロッパなどに渡り、当時様々な影響と巻き起こしつつ、JAPONブームが起きた時代をいいなぁああといういう感じに羨みつつ、現代の日本の文化として絵師100展という名のもとに企画されているものみたいです。
漫画やアニメ、ラノベの装丁に描かれる絵を江戸時代の浮世絵みたいな感じに見立てているのでが・・多分こんな感じで海外で話題になる事が期待されていると思います。見た感じ中には、オルセー美術とかメトロポリタン美術館に飾っても十分いけてるという作品もありましたが、絵師さんも意識している人と、そうでない人がいるように思いました。
今回のテーマは「絵師の世界」ということですが、中央のSyroh氏の作品は「ありがとう（Arigato)というタイトルですが、マリアに抱かれたイエスキリスト風なラファエロ風な感じ。向かって左が、レオナルドダビンチの洗礼者ヨハネたん風な感じなのでした。
その他の作品も、当時のヨーロッパの芸術家の目から見ると..多分こんな風に見えるのだろうという形でイメージしてみたのですが、どうでしょう...
場所は秋葉原の駅からすぐのUDXというビル4/29-5/6までの連休がターゲット。
入口はこんな感じ・・。ちなみに今回はPressで入れていただきました（ご担当者様ありがとうございました）
一応日本文化の発信ということで、英文でのご挨拶が・・
百ちゃん（はくちゃん）の等身大ポップがお出迎えしてくれます♡
初音ミクの絵師さんのKEI氏の作品 「色（IRO)」・・世の中で自分のつけた色が少しでも存在するならばそれはとても幸せなことだと思う・・Descriptionでした。テーマが絵師の世界ということですが、巨匠風ないでたちの説明なのでした。
今回は油絵チックな作品がありましが・・SUEMI,JUN氏の作品でタイトルは「刈る者（apocalypse）」これはヨハネの黙示録の最後に罪をかるものも女性であろうという一節のイメージなのだそうです。
テーマは「絵師の世界」ですが、悟りを開くというか絵師から一皮むけた宗教画モチーフから、君をとじこめたい系や絵師のお仕事環境「うふぅ♡」系までキャラデザイン絵を注文されるお仕事は違い、絵師さんそれぞれの表現力というか個性がよーく見て取れる作品展だったと思います。
うめ氏の作品「注文の多い絵師１００人店」..というか１００人展をまとめている感じのきらら系はさすがというかんじ。。
ClipStudoを開いてるんるん♡な感じなのですね。
百合ではなく、エンジェルトランペットなのだそうですが..花言葉は。。「愛敬、偽りの魅力、変装、愛嬌。」なのだそうです。
タイトルは「君を閉じ込めたい」現代の絵師さんの描き始めるという行為を風俗描写としたテーマでしょうか。。
絵師さんが精神性が尊ばれる宗教画を描くとこうなるようです。
キャラクターの生れや容姿、アプローチもそれぞれですが、つながる糸は一つだけ。。というタイトル「想いコネクト」という作品です。つながる糸とは”萌え”なのでしょうね。ロボットものから幼女系、清楚系、お姉さん系、メガネっ子とこれも絵師という職業視点で、時代の風俗を描いているように思いました。世間の大衆がもとめるニーズというヤツですね。
タイトル「私の生きている世界」。こういう人生的なほのぼのとした純粋で人間性あふれる大人な世界というモチーフの捉え方は個人的にはスキなのでした。
これはリアルです。ねぇ。カップラーメンの書き込みとかいい感じなのです。
とまぁこんな風に展示作品を楽しめる100人展なのでした。
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第5回テーマ「絵師の世界」
展覧会名 『絵師100人展 05』
主催 産経新聞社
後援 観光庁
協力 秋葉原UDX AKIBA_SQUARE
会期 2015年4月29日（水・祝）～5月6日（水・休）
会場 AKIBA_SQUARE
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX2F
【アクセス】
ＪＲ秋葉原駅 電気街口より徒歩2分
東京メトロ銀座線 末広町駅 1・3番出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅2・3番出口より徒歩4分
つくばエクスプレス 秋葉原駅 A1出口より徒歩3分
開館時間 10:00～20:00 ※入場は閉館の30分前まで
入場料 高校生以上＝1, 000円、中学生以下無料
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