江戸時代歌舞伎や浮世絵というのは庶民の娯楽としてハイセンスな芸術の域まで高められたと今の時代では評価されているようですが・・シャフトのアニメも庶民の娯楽していい感じなのはこういう理由(ワケ)からなのかもしれないのです。
1.主役級、ヒロイン級、モブ級含め歌舞伎の見得(みえ)風ポーズと切らせる
2.浮世絵風な(版画風な)背景による和風美というか余韻が残る画面演習
この2つでしょうか?
歌舞伎でいう見得(みえ)をするとか決めるというのは、主役級の役者さんが決めポーズをとるという感じの観客がキャァーぁあああ!!!!って盛り上がれるようなお客さんのことを考えた粋(いき)な演出なのです。主には俳優の感情とか動作とか物語が最骨頂に達する場面、いわば見せ場のシーンにおいて、一瞬動きを止めて一定の姿勢を採る演技を言うのだそうです。
よくシャフトポーズなどと言われていそうな主人公、ヒロインのスローモーションな感じのななめショットなどは、今風な見得(みえ)を決めるポーズみたいな感じだとしてみると分かり易いのです。ただ、ここでポイントは物語の見せ場ではなく、キャラクターのちょっとした感情の動きというかそういうヤツに見えをきっている点ですね。キャラの個性と印象を強烈に視聴者にうえつけ、ファンにしてしまうという効果が実はあるのだと思います。このポーズは江戸時代に描かれた春画「いまでいうエロ本でしょうか。。」のポーズとかに共通する感じがするのです。教科書では、せいぜい菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の見返り美人図とうのを習う止まりでしょうが、この絵の構図を見てみると「なるほど・・ぉお」って感じがしませんか?

菱川師宣(ひしかわもろのぶ):見返り美人図(みかえりびじんず)
※上野の東京国立博物館所蔵されているのです。

見返り美人以外の美人がのポーズとか構図とかもよーく見てみると、シャフト作品のヒロインとか主人とかがとりそうなポーズがなんとなくイメージできちゃったりするのです♡
こいう風に登場人物キャラにポーズをとらせたり、歌舞伎の立ち回り系の動きを入れ込むことによって、単なるその辺でいつも放映されているアニメ作品とは「んっ・・・?ちょっとなんだかこの作品おもしろそう・・・」みたいな感じに仕立てることができるようになるのだと思うのです。
ということで、そういうシャフト作品の登場キャラの動きにをピックアップしみるのです
アニメ幸腹グラフティ、町子 リョウ(まちこ リョウ)の雨の日の図書館での手の演技
モブキャラの何気ない「へぇっ・・・・」みたいなシーンまで見得を決めされるみたいな・・
ジト目もこんな感じで歌舞伎風な・・・感じがする。。しない!?ってぇええそんなことないのです。
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「ニセコイ」チトゲの振り返りシーンは江戸時代の美人がポーズにモーションを付けた感じそのもの!?みたな・・
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では次に歌川広重(うたがわひろしげ)風な東海道五十三次風な浮き終えチックな背景描写についてです。
江戸時代の浮世絵の風景画については、ヨーロッパ―に渡り、当時の芸術家に多大なる影響を与えたとも言われていますが、自然を排除すべき対象としない、和みをモットーとした日本ならではのコマカット的な静かな場面は、日本風という風合いときめ細やかさを出す効果と日本で生まれ育った人にとっては、どこか懐かしいノスタルジックな感じを出す効果がひそかに醸し出される感じになって、こもまた、単なるその辺でいつも放映されているアニメ作品とは「んっ・・・?ちょっとなんだかこの作品おもしろそう・・・」みたいな感じに目移りするのに一役買っているように思うのです。
歌川広重作 「東海道五十三次」
歌舞伎の浮世絵
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ニセコイの教室シーン
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版画みたいな・・・パースによる構図とりした奥行ある構図と版画風な色図けとか・・
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富岳百景にある、職人がたるを作っている樽の輪っかの中に富士山を配置する大胆構図風な感じとか・・・
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まぁそんな日本画風なやつとか・・・
日本画というと、墨絵・静物画というジャンルもありますが・・・
例えば、こんなんですね。
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幸腹グラフティの秋刀魚のシーン。。
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焼かれてしまう秋刀魚・・・
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それからスチームパンクな匂いも時たま入れ込んでいる風な場面
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春画風な構図
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ということで、シャフトの作風についてまとめると、きわめて日本的なのだということだったのです。個人的な感想ですが・・・
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