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最近話題となっているオーバーロードのような異世界転生物が社会人にウケル訳について

ここ最近、10代向けキャラクター小説の年齢ターゲットを上げたレーベルがホットですが、それら作品のモチーフとして異世界転生モノ系が非常に多いと思いませんか?単なる中2病の体現でしょ!みたいな短絡なトレンドなのかもしれませんが、オーバーロードみたいな作品なんかが受けている理由についてちょっとした仮説を考えてみました。

 

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成功者の啓発本エッセンスが物語に紡がれている事がおりなす効用がキモだった!?

大人向けキャラクター小説のプロットには成功者の習慣「7つの習慣」エッセンスがそのまま体現されている!?

「7つの習慣」について知らない人もいると思うので超カンタンに紹介しますが、簡単にいうと、人生には原則問うものが存在していて、その原則に従うことで、より大きな効果を得ることができるというもの。簡単にポイントを絞るとしたの3つでしょうか?

1.人格を変えることで、周りが変わる

真の成功とはすぐれた人格を持つことであり、表面的な成功(社会的な成功、個性の発揮、コミュニケーションスキル、他に影響を及ぼす戦略とか前向きなポジティブシンキングな姿勢)というのは実は二次的なもの。

2.人格を変えることとは、物事見る色眼鏡を変えるとうこと

人が物事を見る時にはある種の色眼鏡をとおしてみることが前提となっており、それが認識や理解、解釈そして行動や態度を決めている。なのでその色眼鏡を変えることで自分のありかたを大きく変えることができる。

3.すぐれた人格を得るには原則というものが存在し、その原則には順序立てたプロセスが存在する。

人生には原則というものが存在し、その原則に従うことで大きな成功をなすことができる。人が成長するためには、それぞれ時間がかかり、人生に存在するそれぞれの原則の段階を順序立ったプロセスを経て経験しなければならい。

簡単にまとめると、自分自身の内面(人格や同期)を変えて、外側の人や環境を変えるということですね。

チートなエッセンスを活用し、優れた人格を形成するプロセスを早回しで実現するプロセスが、社会人に受けている!?

7つの習慣など人生の成功者となるために、優れた人格をもつことが重要であるということが説かれていると言えますが、この優れた人格をもつというプロセスは宗教でいう悟りを開くようなもので、さまざまな人生の原理原則を説き従うという時間がかかる(年齢を重ねる必要があるみたいな)プロセスが存在する訳です。だからこそ、誰もが成功者にはなれないのですが...。
最近話題となっている異世界転生物のキャラクター小説などの主人公などは、短期間にこのエッセンスを体現している物語となっている点が仕事や毎日の生活で閉塞感を感じている社会人にウケている理由の一つと言えるかもしれませんね。

異世界モノというと「チート」というフレーズがタイトルにつく作品が多いと思いますが、まさにこの「チート」という要素が、7つの習慣でいうところの人生の原理原則を順序立てて経験し、優れた人格を持てるようになる時間のかかるプロセスを数か月みたいな短期間で上ってしまうというプロット上重要な要素となっていると言えるかもしれません。

「チート」エッセンスの効用は、ハーレムとかラブコメなんかではない!?

TheReasonOfBoomingReincarnationStroyIMG.jpg最後に、その他異世界モノキャラクター小説の設定などをもう少し細かく見てみます。

よくある設定として、転生前の主人公が引きこもりだったり、人生につかれたしがないサラリーマンだったりするケースと転生後に、下位世界にうつることで、よく「ギフト」と呼ばれるパラメータやスキルをもらう件について紐解いてみます。

1.転生前の登場人物はその辺を見渡せばどこにでもいる人物

異世界転生物の主人公は最終的には異世界で成功者となるのであるが、転生前は、普通のサラリーマンだとか冴えない高校生だとか成功者からは程遠い人格の持ち主というケースが鉄板ですね。→普通の人ということで、安全地帯で本をよむ読者は安心して読み進められる感じなのでしょうが。。。

2.チートな能力自体は、あくまでもプロセスをブーストするための小道具。

異世界に転生するプロセスで「ギフト」のようなチートな能力(ちから)を授かるのですが、物語としては、神話の法則のような展開をきちんと踏んでいるものが面白く、一般人だった主人公が英雄になるまでの、試練や困難を経て、今まで影響を受けるのみの側から、外部へ影響を与える側(7つの習慣では、優れた人格を持つことで、自己の内面から湧き出すオーラにより周り:外部へ影響を与える側になることが成功者の証の前提としている)になり、最後に凱旋するという流れが多いですね。そういう意味で、異世界モノの爽快感とはチートな能力そのものからもたらされるのではなく、原理原則を早回しできることからもたらされると考えてみると..なるほど..大人にウケる異世モノって作品を心地よく読みながら、同時に自己啓発なんかもうけてしまう効用があると言えそうですね。読んでみて、次の日からやる気もモチベーションもあがるみたいなそんな麻薬のような爽快感が心地よくなって、次の作品!という感じでこの点のジャンルがホットになっているのかもしれません。

ラブコメエッセンスやハーレムエッセンス、俺TUEEE系が受けているように一見みえますが、

しろ: なんだから分かる気がする...というそこのアナタ..そんなアナタは多分アラサーな人格の持ち主かもしれません♪

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