新しいテクノロジーな分野では赤字でも若い利用者が伸びていると株が買われ、高給がある程度保障されるけど、若い利用者=新規利用者が伸び悩むとバブルがはじけてリストラされるというルールがあるようです。
新聞などからのによると・・・
短文投稿サイトを運営する米ツイッターは26日、今年3月末時点の世界の月間利用者数は3億1000万人だったと発表した。前年の同時期と比べ2.6%の小幅増にとどまり、急成長を続ける米交流サイト大手フェイスブックと比べて、伸び悩みが浮き彫りとなった。
ツイッターは昨年から人員削減や経営陣交代などの経営改革を進めているが、新規の利用者をうまく取り込めない状態が続いている。
同時に発表した1〜3月期決算によると、売上高は36.3%増の5億9452万ドル(約660億円)で、最終(当期)損失は7973万ドル。業績が市場予想を下回ったことなどで、株価は時間外取引で10%超下落した。(共同)
とうことだそうです。実はフェイスブックもツイッターも赤字企業。ハードウェアとかやってる会社は売上げ高とか営業利益が重視されるんですが、モノを売るっていうのはモノがあふれる先進国ではある程度限界があるし、発展途上国にバブルをおおしてまでモノをうろうとしているのも事実だったりして・・
IT系のサービス企業、例えばスマホに関わるヤツですと、実は毎年数千万人規模で新しくスマホを持つ世代が世界で誕生しているのですが、それはいわゆるティーンな若者ですね。
彼らがお金を払えるわけではないのでしょうが、将来マーケット支配する上で、誰が最後にシェアを抱えてるか?ってことに投資家はお金をはっているのが現在の株式市場って事になるわけです。
お金をはるってのは、短期的に株を動かしてマネーを稼いじゃえ!最終的な収益はどうなのよ?ってそれは、株に詳しくない次に買うカモが損すればいいだけだから、おれ知らないよ♪っていう無責任なトレーダーたちによって
「若い利用者を継続的に増やせ!そうすれば給料があげてやるゾ!」
ていう歪んだKPIが注目されているんだということが分かったかと思うのですが・・・
俺はアプリが作れるから若い子向けにアプリつくって金儲けしてやる!って意気込んでも、実は儲からないから要注意かもしれませんよ!
なぜならば、彼らが使えるお金は少ない、広告単価も安い、課金もそんなにしてくれない、からです。バブリーなお金のうわさが絶えないカリフォルニアあたりのベンチャー企業のうらやましいぃ・・・お話を勘違いして、中途半端な規模で日本国内で頑張ったとしても、独立採算では多分もうからないし、(個人でお小遣いってなら話は別だと思うけど)、M.D.T(まじで天使な)エンジェルみたいな人がいて、お金をがっぽり入れてくれて、上場したらあとは他人まかせでしらんぷり・・・というスキームでお金持ちの仲間入りもなかなか難しいんじゃないのかなぁ・・・って思う今日この頃です。
ツイッターに努めてても、Googleに努めてても、フェイスブックに努めてても、そんなに勤めている人能力って変わらないんだろうけど、経営者の方針しだいで、従業員の明暗が分かれるってヤツですね。
そういう意味では、今このセクターの企業では雇われ経営者の会社よりも技術者で、見づからサービスを作り上げてある意味独裁者的なCEOの会社の方がいいよっ!てお話をよく聞きすね。
そういう点からも日本ではまず無理!でもそういう会社ってブラックでなくていいんですよねぇ。だって赤字でもいい赤字ならOKだから。逆にブラック企業っていうのは利益率をみる国内向けのリテイルとかサービス系企業が殆どだってことに気付いた人はいるでしょうか!
というお話でした。
しの: ブラック企業は、営業利益を重視している会社。ブラックでない企業は架空の将来価値でお金が投資される会社という仕分けをしてもよさそうですね。
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