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作者未定-竹取物語が示唆する本当のところって!?

実はこの物語は日本最古の物語と伝えられていて、平安初期の10世紀半ばに成立されたようです。ひらがなが発明されてそのひらがなで書かれた最初期の物語の一つということですが・・・実は小さい頃に絵本でよんだぐらいで、深ーくかぐや姫の物語って読んだことがない!という人は案外多いんじゃないでしょうか・・・

 

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かぐや姫が月の都で犯した罪って結局何?

竹取物語のあらすじ(Wikipediaより)

今となっては昔のことであるが、竹を取り様々な用途に使い暮らしていた翁とその妻の嫗がいた。翁の名はさるきのみやつこといった。 ある日、翁が竹林にでかけると、光り輝く竹があった。不思議に思って近寄ってみると、中から三寸(約 9 cm)程の可愛らしいことこの上ない女の子が出て来たので、自分たちの子供として育てることにした。 その後、竹の中に金を見つける日が続き、翁の夫婦は豊かになっていった。 翁が見つけた子供はどんどん大きくなり、三ヶ月ほどで妙齢の娘になったので、髪を結い上げる儀式を手配し、裳を着せた。この世のものとは思えない程の美しさで、家の中には暗い場が無く光に満ちている。翁は、心が悪く苦しいときも、この子を見れば消えた。 この子はとても大きくなったため、御室戸斎部(みむろどいんべ)の秋田を呼んで名前をつけさせた。秋田は「なよ竹のかぐや姫」と名づけた。このとき人を集めて詩歌や舞など色々な遊びを催し、三日に渡り盛大な祝宴をした。 幼子を見つける竹取の翁(土佐広通、土佐広澄・画) 世間の男は、その貴賤を問わず皆どうにかしてかぐや姫と結婚したいと、噂に聞いては恋い慕い思い悩んだ。その姿を覗き見ようと竹取の翁の家の周りをうろつく公達は後を絶たず、彼らは翁の家の垣根にも門にも、家の中にいる人でさえかぐや姫を容易に見られないのに、誰も彼もが夜も寝ず、闇夜に出でて穴をえぐり、覗き込むほど夢中になっていた。 そのような時から、女に求婚することを「よばひ」と言うようになった[13]。 その内に、志の無い者は来なくなっていった。最後に残ったのは色好みといわれる五人の公達で、彼らは諦めず夜昼となく通ってきた。五人の公達は、石作皇子、車(庫)持皇子、右大臣阿倍御主人、大納言大伴御行、中納言石上麻呂といった。 これを見て翁がかぐや姫に「仏のように大切なわが子よ、変化の者[14]とはいえ翁も七十となり今日とも明日とも知れない。この世の男女は結婚するもので、あなたも結婚のないままいらっしゃるわけにはいかない」と言うとかぐや姫は、良くもない容姿で相手の深い心も知らずに結婚して、浮気でもされたら後悔するに違いないとし、「世の畏れ多い方々であっても、深い志を知らないままに結婚できません。ほんのちょっとしたことです。『私の言う物を持って来ることが出来た人にお仕えいたしましょう』と彼らに伝えてください」と言った。 夜になると例の五人が集まって、或る者は笛を吹き、或る者は和歌を詠い、或る者は唱歌し、或る者は口笛を吹き、扇を鳴らしたりしていた。翁は公達を集めてかぐや姫の意思を伝えた。 その意思とは石作皇子には「仏の御石の鉢」、車持皇子には「蓬莱の玉の枝(根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝)」、右大臣阿倍御主人には「火鼠の裘(かわごろも、焼いても燃えない布)」、大納言大伴御行には「龍の首の珠」、中納言石上麻呂には「燕の産んだ子安貝」を持って来させるというものだった。どれも話にしか聞かない珍しい宝ばかりで、手に入れるのは困難だった。 石作皇子は大和国十市郡の山寺にあった只の鉢を持っていき嘘がばれたが、鉢を捨ててまた言い寄ったことから、思い嘆くことを「はぢを捨てる」と言うようになった。 車持皇子は玉の枝の偽物をわざわざ作ったがその報酬を支払われていない職人たちがやってきて偽物と発覚、長い年月姿が見えなかったことから「たまさがなる」と言うようになった。 阿倍は唐の商人から火鼠の皮衣を購入した。この衣は本来燃えぬはずであったが、姫が焼いてみると燃えたので贋作と分かり、阿倍に因んでやり遂げられないことを「あへなし」と言うようになった。 大伴は船で探索するが嵐に遭い、更に重病にかかり両目は二つの李のようになり、世間の人々が「大伴の大納言は、龍の首の珠を取りなさったのか」「いや、御目に二つ李のような珠をつけていらっしゃる」「ああたべがたい」と言ったことから、理に合わないことを「あなたへがた」と言うようになった。 石上は大炊寮の大八洲という名の大釜が据えてある小屋の屋根に上って子安貝らしきものを掴んだが転落して腰を打ち、しかも掴んだのは燕の古い糞であり貝は無かったことから、期待外れのことを「かひなし」と言うようになった。 その後、中納言が気弱になり病床にあることを聞いたかぐや姫が「まつかひもない」と見舞いの歌を送ると中納言はかろうじて、かひはなくありけるものを、と返歌を書き息絶えた。これを聞いてかぐや姫は少し気の毒に思ったことから、少し嬉しいことを「かひあり」(甲斐がある)と言うようになった。結局、かぐや姫が出した難題をこなした者は誰一人としていなかった。 そんな様子が帝にも伝わり、帝は姫に会いたがった。使いとして内侍中臣房子を派遣し、房子は嫗にかぐや姫と対面させるよう迫るが、再三の説得にも関わらず、ことごとく拒絶される。この事を帝に伝えると、帝は一旦は思いとどまったものの、やはり会いたくなり、翁を呼び出して「姫を差し出せば官位をやる」と告げる。喜ぶ翁の取りなしにもかかわらずかぐや姫は「帝がお召しになって仰られたとしても、畏れ多いとも思いません」と言い姿を見せようともしない。帝は「多くの人を殺してきた心であるよ」と言ったが、なおこの女の心積もりに負けてなるものかと諦めない。かぐや姫は「無理にお仕えさせようとなさるならば消え失せてしまうつもりです」と翁に言った。翁がこの事を帝に伝えると、帝は狩りに行幸するふりをして会うことを提案する。翁もそれに賛同した。 帝が狩りに行くついでに不意をつき、かぐや姫の家に入ると、光に満ちて清らかに坐っている人を見た。帝は初めて見たかぐや姫を類なく美しく思い、神輿を寄せて連れて行こうとしたが、姫は一瞬のうちに姿(実体)を影(光)と化した。 本当に地上の人間ではないと帝は思ったが、より一層すばらしい女だと思う気持ちが抑えがたい。帝は、魂をその場に留め置いている心地でかぐや姫を残して帰った。 日頃仕えている女官たちを見ると、かぐや姫の近くに寄っていられる人さえない。他の人より清く美しいと思っていた人は、あのかぐや姫に比べると人並でもない。かぐや姫ばかりが心にかかって、ただ一人で過ごしている。かぐや姫のもとにだけ、手紙を書いて文通している。 月へ帰って行くかぐや姫(同上) 帝と和歌を遣り取りするようになって三年の月日が経った頃、かぐや姫は月を見て物思いに耽るようになった。 八月の満月が近づくにつれ、かぐや姫は激しく泣くようになり、翁が問うと「自分はこの国の人ではなく月の都の人であって、十五日に帰らねばならない。ほんの少しの間ということであの国からやって来たが、この様にこの国で長い年月を経てしまった。それでも自分の心のままにならず、お暇申し上げる」という。 それを帝が知り、翁の意を受けて、勇ましい軍勢を送ることとなった。 その十五日には、各役所に命じ勅使として中将高野大国を指名し、六衛府を合せて二千人を竹取の家に派遣する。 家に行って、築地の上に千人、建物の上に千人、家の使用人がとても多かったのと合わせて、空いている隙もなく守らせた。 嫗は、塗籠の内でかぐや姫を抱きかかえている。翁も、塗籠の戸に錠を下ろして戸口にいる。 かぐや姫は「私を閉じ込めて、守り戦う準備をしていても、あの国の人に対して戦うことはできないのです。弓矢で射ることもできないでしょう。このように閉じ込めていても、あの国の人が来たら、みな開いてしまうでしょう。戦い合おうとしても、あの国の人が来たら、勇猛な心を奮う人も、まさかいないでしょう」という。 翁は迎えを、長い爪で眼を掴み潰そう、髪の毛を取って引き落とし、尻を引き出して役人たちに見せて恥をかかせてやろうと腹を立てている。 かぐや姫は「大声でおっしゃいますな。屋根の上にいる者どもが聞くと、大層よろしくない。お爺さま、お婆さまのこれまでのご愛情をわきまえもしないでお別れしようとすることが、残念でございます。両親に対するお世話を、僅かも致さずに、帰っていく道中も安らかにはなりますまい。あの都の人は、とても清らかで美しく、老いることもないのです。もの思いもありません。そのような所へ行くことも、嬉しいとも存じません」と言った。 そして子の刻(真夜中頃)、家の周りが昼の明るさよりも光った。大空から人が雲に乗って降りて来て、地面から五尺(約1.5メートル)くらい上った所に立ち並んでいる。 内外の人々の心は、得体が知れない存在に襲われるようで、戦い合おうという気もなかった。何とか心を奮って弓矢を構えようとしても、手に力も無くなって萎えてしまった。気丈な者が堪えて射ようとしたが矢はあらぬ方へ飛んでいき、ただ茫然とお互い見つめ合っている。 王と思われる人が「造麻呂、出て参れ」と言うと、猛々しかった造麻呂も、何か酔ったような心地になって、うつ伏せにひれ伏している。 王は「お前、幼き者よ。少しばかり翁が善行を作ったから助けにと、僅かばかりの間ということで姫を下したところ、長い年月の間に多くの黄金を賜って、お前は生まれ変わったように金持ちになったのだ。かぐや姫は罪を御作りになったので、このように賤しいお前の元にしばらくいらっしゃったのだ。罪の期限は過ぎた。早くお出し申しあげよ」と翁に言うが、翁は従わない。 屋根の上に飛ぶ車を近づけて「さあ、かぐや姫。穢れた所(地上)にどうして長く居られるのでしょうか」と言うと、締め切っていた戸や格子が即座に開いていく。嫗が抱きかかえて座っていたかぐや姫は、外に出てしまう。 かぐや姫は、せめて天に上っていくのだけでもお見送りくださいと言うが翁は泣き伏してしまう。「御心が乱れてしまっている」と見かねたかぐや姫は「この先、恋しい折々に、取り出してご覧ください」と手紙を書き置いた。天人の中の者に持たせた箱があり、それには天の羽衣が、また別の箱には不死の薬が入っている。 一人の天人が姫に「穢い所の物を召し上がっていたのでご気分が悪いことでしょう」と言い薬を持って寄ったのでかぐや姫は僅かに嘗め、天の羽衣を着せようとしていた天人を制し、帝への手紙と歌を書いた。その歌には、 いまはとて 天の羽衣 着る時ぞ 君をあはれと おもひいでぬる と詠んだ。その手紙に、薬を添えて頭中将へ渡させた。 中将が受け取ると天人がさっと天の羽衣を着せたので、かぐや姫のこれまで翁を痛ましい、愛しいと思っていたことも消えてしまった。この羽衣を着た人は物思いがなくなってしまうのだったから、かぐや姫は車に乗って昇ってしまった。 帝は手紙を読みひどく深く悲しみ、何も食べず詩歌管弦もしなかった。 大臣や上達部を呼び「どの山が天に近いか」と尋ねると、ある人が駿河の国にあるという山だと言うのを聞き「会うことも無いので、こぼれ落ちる涙に浮かんでいるようなわが身にとって、不死の薬が何になろう」と詠み、かぐや姫からの不死の薬と手紙を、壺も添えて使者に渡し、つきの岩笠という人を召して、それらを駿河国にある日本で一番高い山で焼くように命じた。 その由緒を謹んで受け、「士(つわもの)らを大勢連れて、不死薬を焼きに山へ登った」ことから、その山を「ふじの山」と名づけた。 その煙は今も雲の中に立ち昇っていると言い伝えられている。


もっとコンパクトにはしおると・・・

かぐや姫は月の都の住人で、侵した罪を償うために地球に来たということ。そして竹をとって整形を立てていたおじいさんに見つけられて、育てられた。かぐや姫を育てたおじいさんの家は竹から金がたくさんみつかり大金持ちになって、かぐや姫は何不自由なく暮らすことができた。

ということですね。

そして、月に戻るときに、月の住人がつくったという不老不死の薬を手紙とともにおじいさんにわたして悲しいお別れをしたというお話。

プロローグとして、かぐや姫を見初めていた帝(みかど)は、かぐや姫の手紙と不老不死の薬を受け取るも、なぜか、当時一番高い山の山頂でもやせ!といってそれが由来で、ふじの山、現在の/^o^\富士山という名前の由来となっているというエピソードも紡がれています。


竹取物語については、原作も不明で室町時代に移されたものが存在するだけで、あとはいろいろな物語や資料に竹取物語のことがつづられているという間接的な証拠から10世紀ぐらいにはあったのだろうぐらいしかわかっていない謎の多い物語となっているようです。

神話の観点から見てみるとわかりやすい!?

設定としては、かぐや姫は、月の世界のお姫様ということらしいですね。月の世界の住人は、物語中であるように、不老不死で全知万能な存在みたいです。つまり神様みたいな感じですね。

そんな世界からみると、寿命があり、争いや暴力があり、飢えや病気で死んでしまう地球という知は、けがれた地だとみなしていたようです。

まぁ本当に神様という設定だったならば、神様がそれを信じる地球人をけがれた地に住む民と考えているという思想自体がつきはなし系で矛盾しそうな感じがするのですが、そんな中、お姫様であるかぐや姫多分、下界の地球をみて、ちょっと行ってみたいと憧れてしまったのだと想像してみました。

ゼウスみたいな父はお姫様であるかぐや姫が穢れた地、地球に憧れをもつなんてけしからん!ということで、じゃぁそこにおろして、人間の体を受肉させて、実際に穢れた地にいって、じっくり体験してみるといい・・

というお仕置きのつもりでかぐや姫を竹取の翁のところに転移させたという感じかもしれませんね。

この辺りは多分人として生を受けることで、月の世界の記憶なんかも消えているよくあるファンタジーラノベの設定なんかが機能してそうですが・・

結局かぐや姫は月の都のことを思い出し、その日からしくしく泣く日々がはじまる・・みたいな感じでしょうか・

かぐや姫がないていたのは、実は「ごめんなさい・・・もうわかったので早く月に帰りたいです・・・」っていう思いで本当は泣いていたという設定なのかもしれませんが・・大事に育ててくれたおじいさんやおばあさんへの感謝の気持ちはストックホルム症候群みたいな感じで愛着とともにそれなりにあったということだと思います。

だからかどうかわかりませんが、別れ際に不老不死の薬を渡すみたいですが、帝はそれをなぜかふじさんで焼いてしまえ!とということになってしまいます。

帝というと、神道の考えからすると、神様に祈りをささげる預言者みたいな感じだったとおもいますが、不老不死の薬を飲むことで神様クラスのチートを得ることを危険だ!と思ったんじゃぁないでしょうか?

だからこそ、当時地球上で一番大会所だとおもわれていたふじさんで燃やすことで、処分しましたぁ!というのろしを月に向かってあげたという流れで考えると辻褄があうような気がしたのですがどうでしょう?

ギリシャ神話などでは、平気で神様と人が子供を作ったり、半分人間、半分神様みたいな勇者ペルセウスみたいなことがつづられているようですが、日本の場合は、神様というのはやんごとなき存在、つまり自然そのものであって、救いを求めるなんておこがましいお祈りなんするなんてとんでもない!、自然=神様が怒らないように、日々お利口さんに暮らそう!という感じの立ち位置の存在だったのかもしれませんね。

そういう意味で、竹取物語のかぐや姫の扱いとか、不老不死の薬をもやしてしまうエピソードなんかをみると、西洋の神様像とは違った日本人の神様像っというのがなんとなく想像できるような気がします。

という妄想をしてみたのですが、どこかにネタバレ書いてないかなぁとちらっと探したら、かぐや姫の罪について考察していた本がありました♪

かぐや姫の罪 誰も知らない『竹取物語』の真実 (新人物文庫)

「罪の償いの期限がきたので、迎えにきた」といい、かぐや姫を月の都に連れ戻しにきた天人たち。しかし『竹取物語』ではどんな罪を犯したのか説明されてい ません。「かぐや姫が犯した罪」とは何か? 「消えたかぐや姫の前世譚」とは? 「霊峰富士山とかぐや姫」との関わりとは? 「聖母マリアとかぐや姫の不 思議な共通点」とは? 日本文学ではなく、神道学の視点から、天上界でのかぐや姫の意外な過去に迫る一冊。

しろ: 竹取物語のかぐや姫の扱いとか、不老不死の薬をもやしてしまうエピソードなんかをみると、西洋の神様像とは違った日本人の神様像っというのがなんとなく想像できるような気がします。

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