伝説の剣というとやはりアーサー王がもっていたエクスカリバーでしょうか。いろんな物語や漫画のモチーフになっていますが、実は剣がすごいんじゃなくて、その鞘(さや)がすごかったんだ!ぞ!というのはファンタジーな物語が好きな人にとっては周知なことだと思いますが、実在して博物館で展示されている実際に目にすることができる伝説の剣をたまには見てみてはいかがでしょう?
正宗は世界で最も偉大な刀鍛冶として有名な日本の刀工。正宗の刀は優れた美しさと品質を持つ。本庄正宗という名は上杉家の武将本庄繁長が敵将軍から由来しているらしい。最終的には徳川家の所蔵となり1939年に日本の国宝い指定された。しかし第2次世界大戦後、日本の敗戦時に連合国軍に接収されそれ以来所蔵不明となる。本庄正宗は第2次世界大戦後に紛失してしまった最も重要な歴史的遺物の一つと言われている。
(1778年から1850年)はアルゼンチン生まれで、南アメリカ各国がスペインの植民地だった時代に南部の独立戦争でスペインと戦い活躍した指導者で英雄。彼のもっとも大切な財産の一つは彼がロンドンで購入した湾曲したサーベル。彼は湾曲したサーベルの刃は機動戦闘での武器として理想的だと考えたと言われている。そして彼の指揮する部隊に同じような湾曲しているサーベルを武装させたと言われている。彼の剣は彼の死の間際まで彼の元にあり、その後アルゼンチンの軍人であるファン・マヌエル・デ・ロサスの手に渡った。というか、ロンドンで普通に売られていたモノって・・
今から約50年ほど前に珍しい剣が中国の墳墓で発見された。推定2000年以上前につくられたと思われるこの剣は全く錆びておらず考古学者が刃に手を触れたところたちまち血がにじみ、切れ味も時間の経過を感じられなかたったという驚くべき剣。さらに奇妙な事は大昔にこのような繊細な装飾を施す技術があったということ。この剣は今日の中国では国宝とされているが、かつて越王の勾践(コウセン)が所有していて中国の人たちにとっては、西洋のアーサー王のエクスカリバーと同じような伝説の剣とされている。
1821年にその一生を終えたナポレオンは武器や大砲をコレクションしており彼が所有した剣も最高の素材でできたものだった。金で装飾された剣は、戦闘でナポレオンが実際に使用していたものである。
日本の石上神宮に伝来した古代の鉄剣。65.6㎝の中央の刃に沿って6本の枝状の突起を持ち全長は74.9㎝になる。4世紀ごろに百済が倭国に献上したものとされ、剣は祭事や儀式のために用いられていたと考えられている。
現在ルーブル美術館に所蔵されているこの件は歴史上最も有名な剣といわれている。1200年前にフランク王国(5世紀から9世紀にかけて西ヨーロッパを支配したゲルマン系の王国)を治めていたカール大帝(シャルルマーニュ)が所有していたと言われている。数多くの戴冠式でも使われた剣で、魔力が宿っていると言われ、古代の伝説や神話と結びつけられている。
村正千子(むらまさせんご)は、日本の室町時代の刀鍛冶職人。その気質は常軌を逸し暴力的であったと言い伝えられているが、この破壊的な気質がこの名工が作った刀に乗り移っているとも信じられている。この刀が使うものを狂人に変え、村正自信のような獰猛な武士に変えてしまうという評判にもかかわらず、優れた品質を備えた刀であることも確かで人気がったと言われている。ところが江戸の初代将軍徳川家康時代に村正の人気が一気に落ちた。家康の父も祖父も、家臣の持っていた村正で殺され徳川ゆかりの人間が偶然にも村正で命を落としたり、怪我をしたりする出来事が続いたため徳川家は村正に呪われていると考えるようになったと言われている。そして村正の帯刀が禁じられ刀もつぶされたため、現存ずるのが極めて少ないとも言われている。
イスラム指導者アリ・イブンアビーターリブ(600?年-661年)が所持した古代の剣。イスラム圏では伝説の剣として伝えられている。アリーは預言者ムハンマドの父方の従弟でムハンマドがイスラム教を布教し始めた初期に、イスラム教へ入信した人々の一人。661年にハワーリジュ派によって暗殺された。ムハンマドはウフドの戦いでアリーにズルフィクァを与えた。ムハンマドは戦場でのアリーのパワーと強さを称賛し大切な武器を彼に託したかったのだと伝承されている。ズルフィカールはイスラムの信仰のシンボルで何百万人もの人々によって賞賛されている。
エル・シッド(1045年?-1099年)の剣。カスティーリャ王国はイベリア半島に存在した中世の帝国の一つ。エル・シッドは王国音軍事指導者と外交官でムーア人との戦ってスペインの英雄となった。彼は熟練した軍事戦略家でありまた同時に強い剣士でもあった。エル・シッドは一生の間に多くの異なった剣を使用したが、最も有名な剣がティソーナである。ティソーナはエル・シッドがムーア人との戦いで振るったスペインで最も大切な遺物の一つであるとされている。ダマスカス鋼から作られており、1002年に製作されたと伝わっている。現在はスペインのブルゴス博物館に収蔵・展示されている。
そして栄えある1位は?かのアーサー王伝説で、アーサー王が岩に刺さった剣を抜いたというその剣エクスカリバー?と思ったのですが、実在する剣ではないだろうということで、その歴史的な価値や影響力という点で神聖ローマ帝国カール大帝がもっていた剣ジュワユーズということらしいです。
5世紀から9世紀に西ヨーロッパを支配していたフランク王国のカール大帝(742-814年)、シャルルマーニュが所有していたとされる剣。神聖ローマ帝国では彼はチャールズ1世として知られており、最初の神聖ローマ帝国皇帝でもあった。シャルルマーニュは西ヨーロッパ及び中央ヨーロッパの多くを帝国の支配下に置き、フランク王国を拡大した。シャルルマーニュはフランスとドイツの君主の両方の建国の父だけでなくヨーロッパの父ともみなされている。ジョワユーズの柄頭は金で作られており、グリップの部分はかつてダイヤモンドで装飾されていたと言われている。ジョユーズは現在ルーブル美術館に所蔵・展示されている。
伝説の剣の紹介ビデオから抜粋してみましたが、ラノベとか小説とかゲームをする際に、聞いたことのある剣やアイテムが出てきたら、これだ!って思って愛着を感じてみてください♪
しろ: 小説やRPGゲームなかで、似たような名前のものが出てくるようでしたら、「おっ!」あの実在の剣から発想を得たんだね♪ってちょっとドヤ顔してみるのもいいかもです♪
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