人の記憶力というのは鮮明に覚えていると思っているものでも大分脚色がされていたり、本来の出来事とはちがったバイアスがかかって記憶されていることが多いそうです。ある科学者グループが9.11テロの件について被験者の記憶を数年おきに掘り起こす実験をしたそうですが、1年後、3年後、10年後と時間を経て同じ内容を被験者に確認してゆくことで当初の記憶と大分ちがった内容になっていることがわかったのだとか・・。
9.11を体験した人への実験でわかった事は何か?というと、被験者は自分が実際に体験した事柄よりも、テレビで放映された内容をだんだんと自分の記憶に上書きして辻褄があるような記憶に書き換えていたらしいという事。
当時自分が体験したリアルな記憶というのは、何が起こったのか理解していない状況ですし、その時自分の目で見て感じたことを鮮明に記憶しているそうですが、その後、ニュースや新聞記事なんかで、客観的な情報が入ってくるにつれて、そちらの情報を正として、当時は訳の割らないことが起きたという記憶をだんだん上書きして、自分が経験した内容と、ニュースやレポーターが話していた内容との整合をつけながら自分流の筋のとおった物語として記憶を書き換えてしまうのだそうです。
実際に経験した記憶が時が絶つにつれて当初のリアルのものとはちがった記憶に上書きされていくとうのはなんで?と思う人もいるとは思いますが、どうもこの記憶上書きというのは、人が実際に経験した意味不明な事象を、その後に得る知識に照らし合わせて今後生きていくためにノウハウとなるような物語として辻褄が合うような経験記憶として貯蔵しようとする脳の特性にあるがあるからみたいです。
人の脳というのは時を経るごとに様々な情報がインプットされていくみたいですが、以前に体験した内容が、現状のその人の立場や認識した内容に呼応してどんどんアップデートされていくという特性があるらしいというのが分かったと思います。そしてそれは、生きていく上で、体験した記憶を経験記憶として生かすために辻褄の合うストーリーとして納得するためにアップデートされていくらしいとう合理的な理由もあるみたいですね。
とはいうものの、こうした人の記憶力の特性を利用してプロパガンダ(宣伝)したりして誤った認識を植え付けようっていう人達もいるみたいです。まぁ「人の記憶が都合のいいように上書きされる特性があるんですよねぇ」っていうことが公開されてたりすると、「実はそういうのを利用してメディアを利用して宣伝したり、マーケティングしたりもされているんですようねぇ」という情報も合わせて注意喚起な記事になっていたるすることがよくあるわけですが、要注意といわれてもどう注意すればいいの?って思ってしまいます。
と思っていたら、ちゃーんとその対応方法も提示されていました!でっそれはどんなものかというと・・・
適度なダイエットと定期的な運動は脳を活性化させて記憶力の上書きを少しは回避してくれる
というもの。うーんなんで?と思うのですが、どうやら適度なダイエットをするつもりで運動することで、ストレスなんかも「すかっー」と発散できて、脳がヘルシーな状態になるのだとか・・。そうなることで、心地よさそうな適当な情報を鵜呑みしないで、きちんと分析して上書きするようになるので、そこまで心地よい自己都合に合わせた上書きとならないらしいという事みたいです。
どやら精神的に不安定な時に、精神の救いを求めて都合がよさそうな心地良い情報をどんどんオリジナルの記憶に上書きするみたいですね。いってみればドーパミンのように過度のストレスがあるような記憶については、忘れるとまではいかないですが、辻褄がある都合のいい記憶を上書きすることで精神の安定をはかるというは合理的なメカニズムだと思いました。
ということで、サーモンやナッツやキィーウィフルーツなかに含まれているオメガ3脂肪酸なんかを良く摂取する事なんかも記憶力を保つのに有効らしいです。そしてよく練る事。REM睡眠とうには記憶の上書きプロセスに非常に重要な役割をしているみたいなのですが、よく睡眠をとることで、きちんと取捨択一された上書きがなされるようにもなるみたいですね。
ということで、こちらにあったソースから人の記憶ってあまりあてにならないらしいとう件について紹介してみました♪
てきとう: 「私の記憶は間違っていない!」なんて言う人には、この記事で紹介した事を説明して、本当にそうだと言えるの?って言い返してやるといいかもしれません・・。
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