異世界転生モノというとよくある話のパターンは、現代日本から剣と魔法の世界みたいな異世界に転生するというヤツですね。そこに共通する反骨精神的な何かについてのお話しです。
未知な世界に行くと人はなりふり構わず生存するために知恵を絞るというか、追いつめられると今までの見栄も捨てて素の人になれるような気がします。
そして友達も、ご近所さんのことも知らない異世界ではサバイブするために、その世界の事を知り、尊重しながら「郷に入れば郷に従う」という感じ出馴染んでいかないと生きていけないでしょ。というのが人の生存能力でいう環境適用能力というヤツですね。
普通は「郷に入れば郷に従う」って上手に環境適用しないとまわりの環境、その世界のエコシステムの一部となれず生存できないはずなのですが、異世界転生モノのライトノベルではそういう展開はご法度だったりします。
ドラえもんのジャイアンではないですが、やっぱりちょっと上から目線で見下せるような何かがないと価値観の違う世界で我をとおしたり、成り上がるってなかなかできかったりすると思うのですが・・
異世界転生モノというと、大抵が、転生した主人公キャラにはちょっとしたチートな能力や力や知識(例えばいきなり言葉が理解できだとか)なんかが備わっていて、だいたい転生する世界とうのが14世紀前後の中世みたいな世界という設定が多いですよねぇ。
そういう観点から考えると、全く知らない世界に来ても、ある程度その世界より先進的な知識や考え方をもっていたり、その世界の常識的な力と比べてちょっと優秀な力のポテンシャルを秘めていたりする自分に気付くことで異世界でも「郷に入れば行に従わない」的な英雄的な行動を主人公が取れるようになったりするのかなぁとふと思ってみたりします。
移民の国アメリカなどでは成り上がり物語というのが映画や物語なでもその昔流行ってアメリカンドリームなどと今でも言われいたりしするような気がしますが、日本社会なんかは、海の外に出ない限り、郷に入れば郷に従え的なちょっとお利口さんで平和な閉鎖的な雰囲気が蔓延しているのかもしれません。
学校で勉強、テストいい点数(これは日本だけではないですが・・)、大企業へ就職して安定を求めるだとか、そいう世の中でどこか窮屈な感覚をいだいたいる人だとか、もしくはパラサイトしているシングル層なんかは、ひたすら親の素ねをかじりながら(もちろん自分ではそいういう感じではないかもしれませんよ!)「郷に従わないで成り上がるような」妄想を膨らめている人も意外と多いと言えるかもしれません。
転生モノって、社会システムや統治機構や風俗、自然科学知識体系なんかがが近代的な今のそれとはちょっと次元の下がった世界を設定することで、現代社会のがちがちなルールを外れてはっちゃけられなさそうな環境を払しょくして無双したり、ハーレムをつくったりするプロセスを楽しみながら、成り上がるという主人公の様は、読み手にとってちょっとばかし気持ちのいい妄想に浸れる時間を得ることのできるちょうどいいエンターテイメントとして馴染んでいる・・・そんな感じなのかもしれません。
ということでライトノベルで異世界転生モノってどういうのあるの?って興味が沸いた人はここをチェックしてみるといいですよ。
てきとう: 村八分を恐れずにその世界で普通の人が減るプロセスを逸脱してめちゃくちゃやってでも最終的に成り上がっちゃったりするのって誰もが憧れるモチーフだったりするのかもしれないですね。
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