ラノベやアニメを見ていると幼馴染や兄弟姉妹をモチーフにしたラブコメやラブストーリーモノが一つのボリュームゾーンを形作っていますが、これはこれで馴染みがあるジャンルだったりします。小さい時から知っているだとか、小さい時に心に決めたとかいう心理を、単純露出効果という心理効果に例えて見てみるとなにげに面白いことが分かりそうです。
1960年代に心理学者ロバートザドニックによる面白い実験がされたそうです。どんな実験かというと複数の被験者に馴染みのある絵とそうでない斬新な絵を見せて好き度をスコアリングしてもらったそうです。
すると、馴染みがある絵の方がダントツで好感度が高い結果が出たんですね。
この実験結果を広告業界の人達はうまく利用する方法発明します。単純露出効果というもので、同じ広告をなんどもなんども消費者に見せると、最終的に商品を購入する時に、馴染みのある商品を選択するというものだそうです。
まぁ平凡というのはいつも目にしているから平凡と認識できるようなる現象のことを言っているみたいです。
やっぱり楽な方を選択していまうとうのが人の性質として根本にはあるみたいです。これの怖いところが無意識にそうなるという感じの所なのだそうですが・・
単純露出効果という例にもありますが、人間というのは普段から馴染みのあるものを選択するというか、そういう対象に好意をいただく傾向があるというのはわかりましたよね。
じゃぁ、ストーカーなんかも馴染みのものになるんかということになるのですが、これは微妙で、紙一重ってところでしょうか・・・
良く、ストックホルムシンドロームだとか、一緒に居る時間が長くなったりだとかすると仲間意識が芽生えたり、恋が芽生えたりするようなことなどが知られていますが、半ば強制的に一緒にいるような感じだと幼馴染なみにストーカーなんかではじめはちょっとぉ・・・と思っていた対象に恋心を抱くようなことも、数パーセントは可能性としてはあるのかもしれません。
まぁ映画なんかで、しつこく告白してモノにした!みたいな汗と涙と努力の結晶が実ったみたいな作品もありますが、今これやったら警察に通報されちゃいそうで怖いといえば怖いです。
まぁ、ストーカーみいなのは別として、物語などでよく出てくる幼馴染のラブストーリーってお話しは最強な恋の選択肢ということになりますが、その幼馴染という選択肢からNTRな感じで気を引くものとしてはそれなりに斬新で心を奪うような演出なんかが必要になるわけですね。
例えば、「吊り橋効果」と呼ばれるもの。生命の危機に瀕した時の方が異性に対して、心を奪われる確率があがるといものですが、そんないろいろなギミックを使って、幼馴染か?VS新手の恋敵か?というお話しはやっぱり見る価値がありそうです。
人が自分以外の人間に対して思いを抱くようになるプロセスには複雑な心理的メカニズムが働くことは間違いないと思いますが、何度も同じものを見るとそれを選択しることが多くなる傾向があるというテクニックをどう使うかは!その人次第ってところでしょうか・・・
戻る