「きんいろモザイク」から品薄となるような在庫戦略が話題の「NEW GAME」そして「ドージンワークス」、「ごきチャ」、「すわっぷ⇔すわっぷ」など最近まんがタイムKR系から、アニメ化が決まった「ゆるゆり」までそれなりにヒットしているこのジャンルに共通した「萌えコード」なるものがありそうなのです。
「まんがタイムKR-萌え4コマ漫画というフォーマットに隠された可能性について(それは"刹那な瞬間"に感じる共感にあった!?「萌え」=「安心感」と翻訳してみた)」でマンガタイムスきらら = 「”萌え”切り口の現代風サザエさん」さんみたいな感じ..と分析してみたのですが、そういう作品も確かに中にはありますが、もう少し深かーくなぜ?を紐解くと、そこには、その昔迫害されたであろうダビンチコードのような「萌えコード」が隠れているのでした。
左から表1、右が裏表紙の表4ですが、実は1巻では、主人公:涼風青葉さんが、上司の八神コウさんに、NPC(Non Player Character)をデザインする際にモチーフどうしようか悩んでいるというコマがあるのですが、Googleでツインテールと検索しようとしたら、コウさんが頭についているだろ・・・?とそのツインテールを( ‘д‘)つ))`Д´)グリグリされるというオチの4コマがあるんですが。。
この作品では4コマの流の中でツインテールぐりりぐりするような一見するとたわいもないコマワリが実は攻め系のオチだったり、和み系のオチが、実は受け系のオチだったりと、読み解く人によってはそういった解釈ができるような隠れ萌えコード❤がきざまれているようなのです。
ポイントは大体登場人物がよう女(じょ)系の女の子と先輩系の女の子。ゲーム会社というと、PG,DIR,P,UX,シナリオライター,グラフィックデザイナー,もデラー,Unity使いまで男の子も必ずいるはずの職場で女の子しか目にしないシチュエーション設定となっています。
1.徹夜明けのふと青葉ちゃんが目撃した遠山りんさんと八神コウさんとの百合誤解シーン
→『今日もいちにちがんるぞい!』はこの一番初めのカットなのです!
2.八神コウ先輩が青葉ちゃんのツインテールをぐりぐりしているシーン
3.コウとリンの休日(リンがコウに通い婚状態な休日の4コマ)
4.ゲームキャラデザインイメージが実は青葉ちゃんだったというのが分かりつつ、ソフィアちゃんというキャラ名を言わされるシーン
青葉さんが、八神先輩に攻めらているというオマージュが萌えコードとして隠されていると読み解いてみたのでした。なぜかというと、別に裏表紙は、
『NEW GAME!』1巻の先にあげた4つのシーンを並べてみると、『ゆるーい百合』というフラグと『ようじょ』というフラグがなんとなく見えてくると思うのです。そして、ポイントは、ゆるーい百合を象徴する1.のコマ割りの一番はじめのカットが『今日も一日がんばるぞい!』なのです。 そして、2.で上げてみたこの作品の主人公青葉さんをモデルにキャラをつくるという妄想を育みつつある先輩八神コウが青葉ちゃんのツインテールを「頭についているだろ!」といいながらぐりぐりする部分などは革新的な象徴シーンだなぁと思ったのです。 そして、読み終わった後、改めて裏表紙をみると、青葉さんのツインテールをぐりぐりしそうな八神コウ先輩のイラストが載っているのです。
どうでしょう?ここまで読み解いてみると「ドージンワークス」・「ごきチャ」=『ようじょフラグ』、「すわっぷ⇔すわっぷ」=ゆるーい百合フラグ、「きんいろモザイク」=『ようじょ』+『ゆるーい百合』ダブルフラグが見えてくるのではないでしょうか? まんがタイムKRコミックスの値段は、819円として通常のコミックよりも高い印象を受けるのですが、このバリュー(価値)、中核ベネフィットとは、『ようじょ』+『ゆるーい百合』=小さな女の子たちが、日常なにげなくなされる会話ややりとりの中に、ゆるーい百合エッセンスを味わうことができる価値なのだということができそうです。
実際、青葉さんはコミックの中では、このセリフをいっているコマは1コマしかないのです。しかし、このカットがあるページが実は重要で、注目してみると
1.徹夜明けのふと青葉ちゃんが目撃した遠山りんさんと八神コウさんとの百合誤解シーン
ということを思い出してください。そう..『きょうも一日がんばるぞい!』って何?って思った人は、真っ先に本屋さんにいって探そうとするわけですが、実際作品を手に取ってみるとそう頻繁にそのシーンがでてくるどころか、たった1コマしかないのです。そしてその一コマからはじまるシーンは、 ゆるーい百合を象徴する代表的なシーンだったりするのですね。
『「まんがタイム(KR)」で今やっている『NEW GAME!』という作品は..ガテン系職場で、SIROBAKO(邪神教?)とはちがった違いリアルすぎない、ペドと萌え百合にしたてられた、聖典として崇拝できる作品がでたよ!」』という隠されたメッセージが込められていたと解釈してみてはいかがでしょうか? だからこそ、その信者たる母体数でいうところの3万人から最大5・6万人ぐらいの20代中盤の男性ファン層は一気にその暗号コードを解読し、拡散していったという現象として、世の中で観測されてしまった!というのが真相だったのではないかと作品をみて推理してみたのです。
この隠れコードのスゴイ点は、人によっては、虐げられた、ガテン系の職場風景をのんのんびより風にギャグとほのぼのとした作風で完成を癒してくれるみたいな至極まっとうで共感できる受け取り方もできる訳です。そういえば、のんのんびよりなんかもそいうところがありますし、アニメ2期目の ハロー!!きんいろモザイクの1話目での久世橋 朱里(くせばし あかり)先生が教え子がかわいすぎて、じぃーと見してしまうことで自分が怖ーい先生だと生徒におもわれていることで悩んでしまっていたりするシーンなんかはまさにその象徴だとみてしまったのです。
先生キャラの設定のポイントだと感心したのは、久世橋せんせいも 「本当に成人してらっしゃるんでしょうか?」と思わず確認してしまいそうなキャラデザインとなっている点も隠されたフラグなのだろうなぁ❤と見てしまったりもしたのです。想像してみてください、そんな久世橋せんせいが生徒たちがかわいくて、じとみしてしまうシーン。ちなみに1話のタイトルは「はるがきたっ」とおなっております..
生徒思うの久世橋せんせいは、生徒のことがかわいくてじーとみてしまう癖があるのですが..
その視線はオヤジがそれをみる視線を小さな女の子がそれをみるような場面カットにしたてているような場面画にみえたりして..
思わず、咳払いをして我に返る久世橋せんせいなのですが、
同僚の先生が、普通に生徒といちゃいちゃしているのをみて愕然としてしまう久世橋せんせい
なのでした。
余談なのですが、よく、ハロー!きんいろモザイクとか、アニメのシナリオ性とか、プロットギミックなどが好きで見ているひとからいうと、この作品どこがおもしろいの?と????????ということになる人もいるのかもしれませんが、これ系の作品にシナリオ性なんかは実は必要ないのです。多分。4コマ割りで連続する萌えオチがあって、信仰対象であるキャラクターさんに、声優によって魂が吹き込まれるという事自体が神!としてお祭りになるということを鑑みれば、そいうことが分かるのではないでしょうか?
編集さんが女性向けにと仕立てた「ドージンワークス」「ひだまりスケッチ」なども、8:2で男性層が圧倒的なのだそうです。
本作は、同人誌の制作現場、即売会での頒布模様、日常生活の主に3つの舞台で繰り広げられるコメディである。一部に不条理ギャグが含まれ、スラップスティック感は余りない。下ネタが非常に多いが、アニメ版では多少緩和されている。4コマ漫画では多用されるキャラクターのデフォルメや低頭身化をあえて行っていないのも特徴で、キャラクター達が時折見せるリアルな表情がギャグとして定番化している。(wikipediaより)
モチーフは、大人の職場都という感じですが、登場するキャラや人物が織りなすさりげないやり取りの中から、「ゆるゆり」や「よう女(じょ)」コードというキーワードが隠されていることがわかるような気がするのです。
きんいろモザイク アンソロジーコミック (2) (まんがタイムKRコミックス)
イギリスでホームステイをしていた大宮忍に、帰国からしばらく経った高校1年生のある日1通のエアメールが届く。差出人はイギリスで出会った少女、アリス・カータレット。なんと今度はアリスが日本に来るという。アリスと忍、クラスメイトの日本少女、小路綾と猪熊陽子、さらにもう1人のイギリス少女、九条カレンも加わり、5人は金色に輝く日々を過ごしていく。(WikiPeidaより)
これは、余談ですが、きんいろ(金色)とはこんじきとも読むことができます。金色堂というきんばくにいろどられた極楽浄土のオマージュなんてことも推測できるのですが、そういう女の子たちの普段の何気ない日常のやり取りのなかから金色の何かを読者は感じ取り、ファンになるのだと思います。
ゆるゆり (13)巻 特装版 (IDコミックス 百合姫コミックス)
七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え[4][5][6]、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている(WikiPediaより)。
4コマまんがやその他コミックスから出てきているこいったよう女(じょ)系、ゆるゆり系が複数クールにわたってアニメ化される訳は、本当の意味での2次元の金色(きんいろ)の何気ないキャラクターのやり取り模様が、声優さんがついて、動く動画になるということが、宗教でいうところの偶像崇拝的な要素として具現化されるという点にあるのかもしれません。
信者たちは、信仰対象がのたまう声や動きのあるやり取りを経典として書庫に保存するために円盤をかい、聖なるモノの声を音楽CDというiconとして飾るために音楽cdを購入するのだと思うのです。そうした興行収入を得るべく、制作員会という名のもとの境界組織が信者の集う礼拝儀式としてアニメ化という霊祭をいくどとなく展開することになっているという解釈をしてみました。
そいう意味では、冬アニメの幸腹グラフティや4月から放映されているレーカン!みたいなアニメはサザエさん風に一般布教するための戦略的なツールとして仕込んでいるのかもしれませんね。
とこんな感じに妄想してみたりしたのですが、あくまでも個人的な見解ということで、X沢くんと一緒にランチの時に妄想したことを思い出した今日一日だったのでしたー。
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