WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：月島雅也
イラスト：なかむら　たけし
出版社：GA文庫

もともとは18金ゲームだということなのですが、このホワイトアルバムという作品は、アニメ化もされプラトニックというよりはよりリアルな(リア充のリアルな感じ）プロットというか恋愛というのはこれだけ醜いみたいな強烈なイメージがまざまざとわかるのだと思うのです。主人公の北原春希くんはひょんな拍子から冬真かずさという学園でも浮いている女子生徒と音楽というきっかけから知り合うわけですが、北原君にひそかい思いを寄せる小木曽雪菜さんという非の打ちどころのない学園のアイドル的存在も加わることで泥沼の三角関係になって行くプロセスが..リアルというか.。そういうリア充作品なのです。

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リア充の恋愛模様を超リアルに味わうことができるのです。

小説版では、社会人になった3人と、最後には三角関係を清算して!?北原くんは平凡な幸せを雪菜さんと育むみたいな、そして妊娠して子をさずかり・・・でも・・母親が著名ピアニストでヨーロッパ―に渡り一流ピアニストとして活躍する冬間かずささんとの関係もみないなまぁ本当にリアルな感じなのです。18金ゲーというとあれなのですが..本当の恋愛というのはこいうふうに本能に翻弄されながら友情の間で切れごとなどいっていられないようなどろどろしたもの感がこの作品では読み取れるので、ラノベでラブコメばかり読んでいる人は、お口直しにこういう大人なお話を読んでみてはいかがでしょう？

発売中の全巻

第1巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 1 (GA文庫)
発売日：2013/3/16

あらすじ(Amazonより):高校生活最後の学園祭。ライブを敢行するはずだった軽音楽同好会はたったひとりの女子メンバーのため直前になって解散の憂き目に合ってしまった。諦めきれない北原春希は、とあることをきっかけに新メンバー候補に声を掛けはじめることに。誘うのはミスコンクイーンとして名高い小木曽雪菜と、決して他人を寄せ付けない変わり者・冬馬かずさ。絶世と孤高の美少女ふたりを前に、春希は無事軽音を再生させてライブに参加することができるのか…!?大人気タイトル「WHITE ALBUM2」を丸戸史明監修のもとノベライズ。心揺さぶる切ない恋と雪の物語が今、幕を開ける―。

第2巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 2 (GA文庫)
発売日：2013/3/16

あらすじ(Amazonより):さまざまなトラブルを経て、なんとかライブ直前まで辿り着いた新生軽音楽同好会。体育館を埋め尽くした熱狂的な生徒たちを前に、ついにライブが開幕する。信じられないくらいに楽しくて、震えるくらい音と幸せに満ちた時間。ライブを機にメンバーの想いにも変化が訪れる。交差してすれ違う、それぞれの恋。最後の試験。温泉旅行。仲間だけで祝う―誕生日。雪が溶けて、卒業を迎えるまでの間に、春希は、彼女たちは果たしてどんな未来を選択するのか…!?丸戸史明書き下ろし短編、解説を収録して贈る「WHITE ALBUM2」ノベライズ第2弾。

第3巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 3 (GA文庫)
発売日：2013/10/16

あらすじ(Amazonより):あの運命のライブから3年。あの冬からも3年が経ち、春希は大学3年生になっていた。雪菜ときちんと向き合えないまま迎えた3度目の冬。気の置けない同期生・和泉千晶に、面倒見の良いアルバイト先の上司・風岡麻理。加えておせっかい焼きの後輩・杉浦小春たちと過ごす日常は忙しく、そのときだけは、かずさのことも雪菜のことも考えないで済む時間を春希に与えてくれていた。そんな折、春希のもとにかずさに関わるある転機が訪れる。雪の季節に再び動き出す関係。その先にある未来は、果たして―。大人気タイトル「WHITE ALBUM2」丸戸史明完全監修の小説化第3弾。

第4巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 4 (GA文庫)
発売日：2013/12/16

あらすじ(Amazonより):様々な人との出会いが、少しだけ春希の心を前に向けたクリスマス。お節介やきの後輩と親友が遠回しに準備してくれた好意に甘え、春希は雪菜を誘うことに成功した。だが、よくやく踏み出した一歩は想う人の心に届くことなく、春希と雪菜の間には再び傷が刻まれた。たったひとつの記事を切っ掛けに呼び起こされてしまったかずさへの想い。それを嘘と否定できないまま春希は深い澱みに沈んでゆく。雪のように輝いていたあの季節は、もう二度と取り戻すことができないのか―。丸戸史明による書き下ろし短編を収録して贈る「WHITE ALBUM2」ノベライズ第4弾。

第5巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 5 (GA文庫)
発売日：2014/5/15

あらすじ(Amazonより):社会人一年目、ストラスブールで迎えたクリスマス。春希はようやく取り戻した大切な人にある贈り物をしようと考えていた。鞄に入れた小箱には、クリスマスプレゼント―と見せかけた指輪が入っていた。遅れて合流する雪菜とミサに出て一世一代の“プロポーズ”をしよう。そう考えた春希が、再び雪が舞い始めた空を見上げたところで―「春希…っ」その声は、聞こえてきた。五年ぶりに聞く、ひどく懐かしい声。そしてその声はまた、春希を五年前の雪の季節へと戻してゆく―。大人気タイトル「WHITE ALBUM2」、丸戸史明完全監修の小説化第5弾。

第6巻：

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律6 (GA文庫)
発売日：2014/9/12

あらすじ(Amazonより):"「好きだ、好きなんだよ、春希……」ずっとかずさに寄り添いながら、最後になって手を離し、雪菜の元へ向かい、かずさを深く傷つけた春希。そんな春希を叱り、今はかずさの傍にいてあげて、と送りだした雪菜。遅すぎた春希との邂逅に、感情を抑えきれないかずさは、ついに5年越しの告白をしてしまう――。時は間もなく2月。また街に雪の季節がやってくる。そして、大切な雪菜の誕生日も。決着を付けるまで待つと言う雪菜に、春希は何を告げるのか。かずさへの想いにどう決着をつけるのか……。大人気タイトル「WHITE ALBUM2」、丸戸史明書き下ろしの短編とともにお贈りする、ノベライズ完結巻。 "