ホーソン効果という現象があるのですが、治療をうけている患者が信頼する医師に期待されていると感じることで行動の変化がおきたりして、結果的に病気がよくなったように感じる現象があるそうです。
よく異世界に転生してLv1の状態の主人公やヒロインなんかが、周りから勇者様などと言われて期待されることで、時間が経つにつれて超人且つ成人君主のようになっていまうという流れのプロセスの中に「登場人物が周りから期待されるとイイ感じにお話に取り込まれていく」という心理について考えてみました。
良くあるパターンなのですが、↑上のような展開の場合、そもそも俺(わたし)そんな気ないない!、いい加減にしてよ!迷惑だから・・・ぐらいのウザいって感情ぐらいしか抱かなかった登場人物が、人々の信頼とかに触れながら、逆に裏切られ ながら、本当に信頼される事の喜びを読者や視聴者に見せつけて、そうして「うぉーお!」っていう感じで悪の枢軸へ対峙してゆくという流れはよくあるパターンきたぁーっ!って感じなのですが・・大体物語ってこの展開あたりからハマってくることが多いと思いませんか?
期待されて、結果的にそれに答えようとしてしまう普通の人だったりした主人公が班家して行く様というのは人の精神構造的に、「信頼=心が通じ合う=満たされる快感」という回路が組み込まれているからというのが理由かもしれません。それは、よく異性♂♀との会話を円滑にするHowToみたいな本とかサイトがありますが、そいうのが説いているのも、共通するネタを探して、共感をえよう! みたいなナンパ攻略みたいなことが解かれていますが、これはようするに、共感することで、信頼が生まれて、他人から信頼されてることで、脳内アアドネラリ ンが満たされて気分がよくなっていいてますよね♥
エバンゲリオンなんかでは、ATフィールドなどという名称をした現象が具現化されていますが、人は一人だとやっぱりさみしい種族だったりして、群れをなして暮らすことで地上で その生域を広げてきたというか、生き残ってこれたというかようするに心と心が通じ合える高度なコミュニケーションする力というのを持っていたからこそ人が地球上でここまでの生息域を持つに至り、科学技術なんかも発達させてこれたということが言えるかもしれませんね。
そういう意味では、「信頼される=きもちいい」と脳内で本能的に作用する、人が子孫繁栄するための革新的な本能みたいなものがそこにあるのかもしれません。
一人でいるのではなくて、第三者から期待されて、応える・・・というのは「ライトゲームにはまってしまうのは脳内科学的にも必然な理由(ワケ)がある!?」でも紹介されていますが、脳にとって気持ちのいいことなのでしょうね。
ということで、「期待されているとそれに応えようとしてしまう主人公心理が捻出するおもしろみ」って何?とふと考えてみたのですが、それは、はじめ はいやだぁいやだぁといっていた主人公がだんだん気持ちよくなって期待に答えようとするプロセスを見てゆくことで、どちらかというと”おもしろみ”という よりかは、本能的に”共感=信頼=きもちよくなる”という精神的な快楽を味わえるという感じ♪☆彡?が近いのかもしれません。
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