著者:新海誠
イラスト:
出版社:角川文庫
新海誠さんによる映画「君の名は。」の原作小説。
キャッチコピーは「まだ会ったことがない君を探している」ということですが、お話しとしては、よくある男のコと女の子の意識が入れ替わってしまうというもの。ただよくあるパターンとは違い、片田舎と東京で暮らす男女の意識が入れ替わるというのがちょっと変わっているところです。遠く離れた地域の女子高生と東京にクラス男子高校生が入れ替わる・・・。入れ替わる相手は近くにいないって感じの、都会っ子の男子高校生が入れ替わった女子高生の青春な生活模様を覗き見る的な禁断な香りがちょっとするけれど・・・そこは新海誠さんな感じのお話しに是非期待してみましょう。
原作小説以外に、サブキャラクターたちをほりさげる小説「君の名は。AnotherSide:Earthbound」なんかも出ているようです。よく臓器移植をして、移植した人が臓器を提供した人の記憶を垣間見ることがあるという事例が紹介されていますが、実は脳だけでなく、心臓や臓器なんかにも、視神経を通じてある程度のシナプスが記憶を保持しているという学術論文もあるみたいですが、そういうサイエンス・フィクションなモチーフをもとにお話しが練られている感じみたいですね。
映画は、2016年8月26日放映されるようですが、原作を読んで映画を見ると味わいが数倍ますかもしれませんね。
発売日:2016/6/18
あらすじ(Amazonより):、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一報、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。
発売日:2016/7/30
加納 新太 (著)
田中 将賀 (イラスト), & 3 その他
あらすじ(Amazonより): 東京に暮らす男子高校生・瀧は、夢を見ることをきっかけに田舎町の女子高生・三葉と入れ替わるようになる。慣れない女子の身体、未知の田舎暮らしに戸惑いつつ、徐々に馴染んでいく瀧。身体の持ち主である三葉のことをもっと知りたいと瀧が思い始めたころ、普段と違う三葉を疑問に思った周りの人たちも彼女のことを考え出して―。新海誠監督長編アニメーション『君の名は。』の世界を掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。
くろ: 高校生の男女の意識が入れ替わるというと、やはり禁断の○○を覗き見てしまうというのは定番ですね。新海誠さんの絵でそいうのが見れるというのは案外貴重かもしれませんよ!ということで、映画を見る前に予習がてら小説を読んでおいたらいかがでしょう?
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