著者:オキシタケヒコ (著)
イラスト:岡本歌織
出版社:講談社タイガ
主人公は新聞配達の少年、逸見瑞樹(へんみずき)。下半身不随の少女ツナに秘密の友達として思いを寄せているという設定です。
彼女は座敷牢にこもっているのですが、恐い話が好きなことから、主人公の少年は恐い話を聞かせるという役目を追って彼女と会う秘密を持つことになります。
中学1年の時にはじめて2人は出会い、その後10年ちかく、恐い話を聞かせるために屋敷に通い続ける少年。
なんかこう、ここまでを読むだけでも、日本昔話にあるような狐だとか狸だとか、妖怪の娘に人間の男の子が知らず知らずのうちに恐い話を聞かせるために通い詰めて、10年後「あぁっあああ!」って結末があるんじゃないの!って思ってしまうのですが、この物語の流れは、やっぱり人ならぬものに挑む少年という感じのところでしょうか?
この屋敷に住まう人物は人の世とそうでないものとをつなぐハブみたいな・・情報生命体みたいなそんな摩訶不思議な存在。
少年が読み聞かせる恐い話もそれなりにおどろおどろしいのですが、そのネタがオカルト雑誌というのも、「ムー」とかそいうオカルトなおどろおどろしいホラーちっくな何とも言えない雰囲気を味わうことができると思います。
最終的には少女と少年はラブラブハッピーエンドになる感じだったりしますが、先が読みにくい話の構成は続きが気になってしまう作品だと思います。
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)
発売日:2017/2/21

あらすじ(Amazonより): 「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが“せかい”を変容させる――。
しろ: こういう日本昔話風なテンプレートな展開で、多分こんな話なんだろうなぁ・・と和風なテイストの家屋や雰囲気や少女の言葉遣いだとか・・でもちょっと意外な展開に予想と先が読めないワクワク感のある作品って感じ。
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