著者:海津 ゆたか (著)
イラスト:やすも
出版社:ガガガ文庫
中学2年生の主人公が、両親の離婚調停中に夏休みに祖母が住む限界集落の村へ訪れることになります。
65歳以上の人口が半分という村で夏休みに過ごすのですが、そこには4人の美少女達がいたんですね。
その少女達と、川で遊んだり、山を探索したり、とそんな真夏の思春期の甘酸っぱい雰囲気を楽しめる作品です。
主人公の少年はそんな4人の少女たちと一緒に居るうちに、村の人たちに「姫」と呼ばれる仁科美音という少女に恋をしていまいます。
また来年会おうね!と約束して村を後にする少年。
でもまた村を訪れるも彼女はいません。
村の風習とやらが関係しているみたいなのですが、彼女は自分の身を犠牲に村を助ける役回りを引き受けるという風習があったのです。
60年ぐらいに一度、村に生まれた少女が神事で選ばれて、タイムリーパーとして村に起こるであろう災害から村をまもるべく時間を遡るという感じ。
そして、七夕の季節にだけ、この村に帰ってこれるという伝奇な要素が加わった・・どうにもならない少年の甘酸っぱく切ない系な初恋物語という感じの作品
夏休みの間、祖父の田舎で過ごすことになる出海少年が主人公。中学2年生ですが、ちょうど淡い恋心に目覚める時期だったりしますよね。
主人公が好きになる 仁科美音、そして友達で皆苗字が仁科の燕(つばめ)、蓮華(れんげ)、朝陽(あさひ)の少女4人です。
田舎の中学生という年齢設定とうことで、川遊びもスクール水って感じでノスタルジックですよねぇ。
ヒイラギエイク (ガガガ文庫)
発売日:2016/7/20
あらすじ(Amazonより):
走って行かなきゃいけない夏がある。 中学二年生、夏休み。あの村で僕、荻原出海は仁科美音と出会った。
望んでいたはずの静かな夏とは違う、騒がしくて賑やかな日々。都会の喧噪や家庭の事情からやっと離れられたと思っていたのに、僕を待っていたのはそんな毎日だった。都会から来た僕には、それが少し気恥ずかしくて、それが少し煩わしくて……。それでも美音はいつも僕に笑顔を向けてくれた。
青い空、入道雲、蝉の声、小川のせせらぎ、打ち上げ花火、夜空に輝く天の川。あの夏のぜんぶの景色に美音がいた。中学二年生の僕は、この一瞬が永遠に続くと思っていた。あの夏はずっと終わらないと思っていた。けれども、時計は針を刻む。時間は未来への一方通行で、どんなに願ってもひとつひとつ年を重ねていくのがコトワリだ。
やり直せない過去。取り戻せない夏――だからこそ僕は、走り続けなきゃいけない。どれだけの時間が過ぎていっても、どれだけの距離が離れていても、もう一度君に会いたい夏があるから。
第10回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。新進気鋭のイラストレーター・やすもがイラストを担当。忘れられないあの夏に会いに行く、少年少女の青春グラフィティー。
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