著者:八重野統摩 (著)
イラスト:
出版社:メディアワークス文庫
高校三年生というと否応なしに進路を決めるために将来とそれなりに向き合わなけれならない時期になるわけですが、勉強が超できる人、そうでもない人、具体的にやりたいこと、なりたいことが明確な人。そして、好きな人、心を寄せる人と進路によってはお別れしなければならない!?などなど、いろいろな意味で地元でそれまで当たり前のように子供の頃からあった環境がガラッと変わるという点で、青春が紡がれる物語が劇的に展開する転換期としては一番題材に選ばれるような頃合いだったります。
この作品はそんな高3の頃、大学受験の対策しなきゃ!で、予備校へ通い始めた主人公の男の子が、かつての友人の少女と予備校で再開するというお話し。
予備校や塾って勉強するところでもあるのですが、違う高校からも当然かよってくる生徒もいるわけで、中学時代の知人や小学校時代の知人など、ちょっと成長した顔見知りなんかとも遭遇することもよくあること。
受験というプレッシャーにさらされつつも、束の間の知人たちとの接触や、彼、彼女たちの進路ってやっぱり気になったりするのですが、そんな少年、少女たちの大人になる進路の行方、そしてその進路の選択と、10代の恋愛模様が絡み合った高3の青春な小説という感じです。
プリズム少女 ~四季には絵を描いて~ (メディアワークス文庫)
発売日:2013/7/25
あらすじ(Amazonより):どうして、僕は大学受験をするのだろう。そんな疑問と共に、高校三年生を迎えた少年・真崎は、予備校にてかつての友人である千代川可苗と再会する。四季の巡りを追うように、天才と呼ぶに相応しい彼女と共に紐解かれていく四つの謎。美しき少女の才能に触れる傍らで、少年は未来へ進む目的を探し始める。そして最後に浮かび上がる、可苗に隠された悲しき秘密とは―。目的なき未来に戸惑う少年少女を描く、静かな熱に満ちた青春ミステリ。
しの: 高3の時期って受験やらなにやらで実はあまり記憶にないという人も多いかもしれませんが、この作品のような物語を読みながら自分はどうだったか重し出してみるのもいいかもしれません。
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