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リライト・リアクト・リライブ(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:法条 遥 (著)
イラスト: usi (イラスト)
出版社:ハヤカワ文庫JA

時間旅行が可能となるような世界。未来から過去、過去から未来を見ることができるようになると、人は運命という替えることができない定めを変えようともがく性質があるようです。

多分ですが、それは誰もが人生に、もし〇〇だったら..という想いをもっているからだと思いますが、この作品は、10代に出会った未来から来たという少年運命から助けようとする少女の物語や、自分の生まれたばかりの子供の死ぬ運命を変えようとする母親の執念。そんな運命にあらがう現代の登場人物と時間パラドックスとの闘いみたいな物語が1巻、2巻で展開します。

そして3巻では、数千年もの未来からくるタイムパトローラーの少女ホタルが、2002年当時の夏に起きた真実を解き明かしていきます。

リライト(rewite:書き換える)リアクト(react:作用する)リライブ(relive:追体験する)という3部作にわたる時間パラドックスの謎に迫るSF作品という感じです。

 

posted by くろ 投票数 3 0


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変わらない過去が変わるという時間パラドックスから引き起こされるタイムリープミステリーモノ3部作

リライト:

リライト (ハヤカワ文庫JA)
発売日:2013/7/24

あらすじ(Amazonより):


過去は変わらないはずだった――


1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、 旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。 2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を上梓する。 彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ…… しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。 不審に思い調べるなかで、美雪は記憶と現実の違いに気づき……


SF史上最悪のパラドックスを描く第1作

 

リビジョン:

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)
発売日:2013/7/24

あらすじ(Amazonより):時間にだって、抗ってみせる―― 1992年秋、家の女性に代々受け継がれる手鏡を使って、未来を視ることができる千秋霞。 彼女はある日、生まれたばかりのひとり息子ヤスヒコが一週間後に亡くなるビジョンを視てしまう。 霞は手鏡の能力を利用して、息子が死ぬという「未来」の改竄に挑むが…… 我が子のために手段を選ばない母親の狂気と、絶対的な時間のルールが交錯する。 『リライト』から数カ月後の未来を揺るがす第2作。

 

リアクト:

リアクト (ハヤカワ文庫JA)
発売日:2014/4/24

あらすじ(Amazonより): 1992年、N中学校2年4組の美雪は、未来からきたという保彦と出会う。 ある小説を探して一夏を過ごした彼は、300年後へ帰ったはずだった。 そして1992年秋、西暦3000年からきたタイムパトロールの少女ホタルは、 過去が見える能力者、坂口霞との遭遇をきっかけに岡部蛍の小説『リライト』に疑問を抱く。 作中で2年4組の同級会が開かれたという2002年に向かったホタルは、 恐るべき夏の真実に近づいてゆく。 シリーズ第3弾

 

くろ: タイムリープモノって頭を使う読み物というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、過去改変、未来への反作用などなど、思いもよらないどんでん返しな展開が期待できるプロットとして結末がどうなるか予想できないところが面白い要素の一つだと言えると思います。SF・タイムリープモノが好きな人はジョブナイルな雰囲気漂う本作はそれなりに楽しめるかもしれまっせん。

posted by くろ 投票 3 0


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