著者:片山 憲太郎
イラスト:山本ヤマト
出版社:ダッシュエックス文庫
主人公は、裏社会とのつながりももつみたいな駆け出しの事務処理屋(もめごと処理屋さんというのがわかりやすいのですが)。導入部は、ストーカーに襲われそうになる女子大生を引っ張りまくった上で今風な秀才ヒーローのように冷酷に処理する様を印象付けておいて、財閥?令嬢の7歳の女の子のボディーガードを引き受けることになって、自分では大人な主人公が幼女相手に。。。みたいな展開なの!でもお話は、ハードボイルド、任侠モノで時にエグク、切ない不条理なんかもありーのという感じで、グロ、サスペンスモノ+ちょっとしたコミカルが好きな人にはおすすめだと思ったのです。ダッシュXという新レーベルになって新調されたヤツみたいですが、たまにはこういうのを呼んで、ハラハラドキドキしてみるのもいいかもしれません。
まぁ、挿絵とお話の中身のギャップがあって読み出しでつかもうという意図も私としては、すきなのでした。。。でも、どことなく、どこかで見たことがあるような。。みたいな感じもするので、読みやすいのかもしれません。
男主人公と、訳アリご子息幼女というギャップな組み合わせは、物語のプロットなんかを想定しるに、単にシリアスなサスペンスよりも、エロくならなくて、和みもありつつ、愛着もわくということなのですよ!きっと。。
紅 kure-nai 新装版 (ダッシュエックス文庫)
発売日:2014/12/19
あらすじ(Amazonより):"揉め事処理屋を営む高校生、紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。
少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始する。
紫の登場は、幼なじみの情報屋・村上銀子や、師匠の孫娘・崩月夕乃、また真九郎の住む五月雨荘の住人たちとの騒がしい日常にさらに拍車をかけることに。
我儘ではあるが、純粋な紫に触れていくうちに、真九郎は自らの心に変化を感じ、次第に打ち解けていく。だが、二人の距離が近づいてきたある日、最悪の使者が終わりを告げる。宿命、楽園、そして紫の願い。全てを知った真九郎の選択は……。
紅 ~ギロチン~新装版 (ダッシュエックス文庫)
発売日:2014/12/19
あらすじ(Amazonより):駆け出しの揉め事処理屋、紅真九郎にかかってきた一通の電話。それは、商売敵である悪宇商会からの勧誘だった。
一度は応じた真九郎だが、最終課題に出されたのは、なんと暗殺計画への参加。標的となるのは、一人の病弱な少女。真九郎は当然のごとく拒否し、交渉は決裂。そして暗殺阻止へと動き出す。
しかし、踏み込んだ闇はあまりに深かった。立ち塞がる悪宇商会の殺し屋・斬島切彦。裏十三家の一つ《斬島》で殺し屋稼業を継いだ人物。
その恐るべき刃は、真九郎と紫の仲までも引き裂き、さらなる窮地へと追い詰める。そして少女の背負っている運命は、真九郎の過去に繋がっていて……。
紅 ~醜悪祭~新装版 (ダッシュエックス文庫)
発売日:2014/12/19
あらすじ(Amazonより):"駆け出しの揉め事処理屋、紅真九郎は、紫と初めて迎えるクリスマス目前、プレゼントに悩んでいた。どうにかその内容を決めた矢先、銀子から一つの凶報がもたらされる。それは、真九郎の目標である柔沢紅香の死。突然のことに信じられない真九郎は、ただ混乱するしかなかった。
そんな中、真九郎のもとに仕事の依頼人が現れる。瀬川静之、6歳。姉の早紀を探して欲しいという彼女の依頼を受けた真九郎は、早速動き出す。そして早紀の情報を辿って訪れた店で、真九郎は星噛絶奈という少女に出会う。その少女も、人を捜しているというのだが……。
守るべきもの、進むべき道。真九郎の心が向かう未来は?
紅 ~歪空の姫~ (ダッシュエックス文庫)
発売日:2014/12/19
あらすじ(Amazonより):"大晦日を乗り越え、新たな年を迎えた揉め事処理屋の紅真九郎。崩月家で夕乃たちと穏やかな正月を過ごしていたが、 そこで、冥理からお見合いの話を持ちかけられる。しかも、相手の少女は裏十三家の筆頭《歪空》の一人娘で…! ? "
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