著者:瀬尾 つかさ
イラスト:美弥月 いつか
出版社:一迅社文庫
舞台は完全ファンタジー設定。ドワーフとかエルフとかもいる感じでそういうのが好きな人はストライクゾーンかもしれません。60年周期で魔王が下りてきて世界をリセットするようなよくある輪廻転生設定。主人公は、それなりの爵位もちの凄腕天然狩人で、実は、魔王に対処する竜の血を受け継いでいたるするのです。そして、魔王が下りてこない異変がありつつ..ヒロインと出会いつつ、そのヒロインもそれなりに由緒正しき背景がありつつ、お決まりのちょっと変な魔法使い少女もパーティくんで、賢者の学院という学園もの属性の元、在学中の妹の奇異失踪をさぐるべく冒険にでるのです。
主人公とヒロインがくつっくのぉお?みたいなラブコメわくわく要素もありつつ、冒険する流れの導入部ですね。よくあるパターンでその中で、いろいろな実は!的な素性とか関連性がわかりつつ、読む人の優越感というか、愉悦妄想を掻き立てつつニーズに合致した展開がみたいな作品だと思います。 まだ3巻までのようですが、ある程度巻がでそろってから一気読みがお勧めだと思うのです。
この挿絵の組み合わせも、いい感じで感情移入できるトーンでバランスはいいかもです。
グレイ・ラプトン(主人公):「死を呼ぶ狩人(ペイルライダー)」の異名を持つ、魔獣狩りの達人。ラプトン家の若き当主でもある。遠く賢者の学院に留学した妹、フィーネのことを<過剰>に心配している。(出版社ページより)
アリシア(ヒロイン):賢者の学院からやってきた金髪の少女。フィーネにできた親友のひとりで、行方不明になったフィーネを探す途上、グレイと出会うことに。末端ながら王家の血を引くと同時に、聖女としての力を持つことから「聖王女」の異名を持つ。(出版社ページより)
フィーネ・ラプトン:勉学に励むという理由で遠く賢者の学院へ留学したグレイの妹。朗らかな性格だがきつい物言いも多い。アリシアと気が合い大親友に。自分のことを溺愛してやまない兄のことを「キモイ」と思っている。(出版社ページより)
ウェンディ:物静かな妖精族の魔法使い。積極的に人とはかかわらない性格で、学院でも常に浮いたところもあったが、魔法の研究で誤って寮の部屋を爆破して棲む家を失くして途方に暮れていたところをフィーネとアリシアに助けられ、以後三人で共同生活を送っていた。(出版社ページより)
聖煉の剣姫と墜ちた竜の帝国 (一迅社文庫)
発売日:2014/6/20
あらすじ(Amazonより):魔王が60年周期で赤い月からやってくる。人間と竜、妖精、そしてエルフやドワーフといった多種多様な種族は、強大なちからを持つ竜を中心に戦い、都度、魔王を討ち果たした。しかし60年前、魔王は現れず、共通の敵を失った人々は互いに争い、いくつもの国が滅びた。それから60年。豊かな自然に囲まれた辺境の町に住む狩人の少年グレイのもとに、浮遊機動島ネクサス・シティにある賢者の学院から一人の少女が現れた。少女の名はアリシア。賢者の学院に留学したグレイの妹フィーネが失踪したこと、各地に伝わる遺跡や聖遺物を彼女が破壊している疑いがあり真偽を問うべく、フィーネを追いこの地にやってきたという。魔の森、その奥深くにある遺跡へ向かったというフィーネを追い、アリシアとともに旅立ったグレイは、かつてないほど殺気立つ魔物の群れ、そして自らの血に隠された秘密を知る―アリシアとグレイを待つ運命とは、そして赤い月からやってくる魔王とは―
聖煉の剣姫と墜ちた竜の帝国2 (一迅社文庫)
発売日:2014/10/18
あらすじ(Amazonより):アリシアに連れられて賢者の学院に入学したグレイだが、生物学や薬草学など狩猟以外の座学ではまったくの役立たずであることが判明する。実母の故郷であり、かつて地上に墜落し地下迷宮と化した竜の帝国の廃墟へ向かうのだが、そこには意外な人物が待ち受けていた…。
赫竜王の盟約騎士 (一迅社文庫)
発売日:2014/6/20
あらすじ(Amazonより):どこからともなく現れた竜の群れに襲われたアルキミア王国は、竜を斬るほど強くなる竜剣を創り、竜剣の使い手を養成する学園を開き対抗した。それから数年、竜との戦争が続くアルキミアに、竜と王家に対する復讐を願う少年ジルと咲夜が現れ、指揮統率の才覚を持つ竜剣使いのティナと出会う。ティナの理想とジルの現実、二人の想いがぶつかりあうとき、新たな歴史が始まる!
ソラマメ: お決まりのパターンなのですが、導入部を読みだすと、多分読破してしまいますね。これからどういう展開になるやら。。
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