こういうご時勢?ってどういうご時勢かは不明ですが、アニメ化された「幸福グラフティ」は原作以上にほのぼのとした世界観がまったりな感じで、食べ物版ののんのんびよりな感じがスゴクはまってしまう感じがすのだったのだが。。
丁寧目な作画はいい感じなのだが、やはり普通のご飯をその作るプロセスをこれでもかぐらいに描画することで、おいしそうなアニメになっているのうぅ。
普通に屋台で売っている焼きトウモロコシとかいか焼きとか
お花見にもってきたお弁当なんかも。。
見た目はただのおにぎりでも
その背景を知ることで、こんな表情になるような幸せになることができるのですね。
幸せな顔というのはこんな感じのようなのです。
この話では、主人公の町子リョウさんと親戚のキリンとがお互いのことを知りながら幸せになってゆくというのとリョウさんがキリンの為に作る料理が本当においしくて幸せな表情になるような演出が秀逸なのだ。
せわしない世の中庶民の味の中には、その背景があってその音を妄想することで、実は沢山幸せがあるのだということを食を通してそして、少女やお姉さんの視点でそのことがオマージュしている点が非常に面白いと思う。
普通のいか焼きでも、お花見をしながら、お腹がすいているときなんかは、こんな表情になるぐらい幸せになれるということなのだなぁ。。空腹は絶妙な調味料というのだけれど、食べ物とか、その背景とか、作った人の事とか、その場所での思い出とか良く知ることで、何の変哲のないものでも、実は奥深く、幸福になれるというか、見ている人が思わず幸せになれるような物語にしている点は、さすがという感じなのだったのだ。
公園の特別なお花見から帰宅してから、家のわきになるおばあちゃんとの思い出の桜の下で。。
お花見2次会というかそこで、リョウさんがお弁当にれいているというダシ巻たまご。
この時点で特別なダシ巻たまごというか、ぷよんぷよんしているモーションは、女性のぼよんぼよんを連想させながら。。
口にいれると、おいしさというか幸せが。。
満開の桜のごとく。。開花するというニクイオマージュ。
極めつけは、ロシアンサンドイッチにかこつけたチーズたまご巻。
そして、従妹同士しらなかったお互いのことを知れたからよかったねぇ♡みたいな説明的なセリフがありーのというオチだったと読み解いてみた。
一般的に物語というのは、読み手や視聴者が現実世界から妄想の世界に浸って、普段なにげにできないようなことを主人公やヒロインがやってくれることに、すかっぁーとした爽快感を感じたり、共感したりというところから深入りする(つかむ)と言えるのじゃが。。この作品は、普段の何気ない食事について、それぞれのユニークなセールポイントを見出しとことん拡張して、誇張することで、至極現実的で当り前な対象について、実はこんなサプライズや発見がぁああという感じで、共感を与えるような仕立てになっている点がすごくいぃい。
4コマ漫画の行間をアニメーションでこういう感じでベタだが、きれいに、ちょっとエロスなオマージュもいれながら、オジサン的には、今風のミスター味っ子みたいなヤツが'`ィ'`ィ ┐(´Д`┌という感じの感想なのでした。
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