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この恋と、その未来。(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:森橋 ビンゴ
イラスト:Nardack
出版社:ファミ通文庫

主人公は三人の姉からパワハラを受けて育った松永四郎。彼は女性へ対してトラウマがある。そんな彼は広島の全寮制の男子校への進路を選びます。で、そこでルームメイトになった織田未来とう生徒は実は女の子。心は男なのだが、体は少女。言ってみれば性同一障害という病気の持ち主だったという設定です。


10代の微妙な時期に全寮制の同室にというのは結構非現実的な感じがしないでもないですが、小説ということで、ここが物語の基本ポイントとなる訳です。

当然同室だから隠しきれるわけもないですが、四郎と未来はある意味で友情を築き上げながらお互い10代の心の性別に沿った恋愛をしていくのですが、女性のトラウマがある四郎はそんな未来にいつしか恋心を抱くようになるんですね。

何気ない日常的なやりとりの節々から織りなされるちょっと切ない・シリアスな恋愛模様というかが、学園生活と共同生活から醸し出される”!胸がキュンキュンする切な系な青春物語だと言えそうです。



登場人物としては未来という少女がヒロイン。彼女は女性を恋愛対象とみるヒロインとなるわけですが、今までこいうヒロイン像ってなかなかなかったと思います。そんなヒロインと女性トラウマを抱える少年の恋の行く末が、3年にわたって綴られている読み応えある作品だと思います。

 

 

心と体が異なる少女と少年の10代の恋愛物語(女性しか恋愛対象に見れないヒロインという特殊な設定が面白い!?)

発売中の全巻

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第1巻:一年目 春-

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)
発売日:2014/6/30

あらすじ(Amazonより):"『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー登場。 超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。 その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。 知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、 ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!? 四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる――。 『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。 "

第2巻:一年目 夏秋-

この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)
発売日:2014/11/29

あらすじ(Amazonより):"――せめて、誰の物にもならないで欲しい。 そう思ってしまうのは、わがままだろうか―― 夏休みを迎えた四郎と未来は、和田、三好の 四人で泊まりがけの旅行へ向かう。 島での開放感の中、未来に三好との仲を煽られ 何とも言えない微妙な気分に陥る四郎。 未来に対しての決して明かすことのできない好意を 秘めたまま二学期に突入した彼は、 三好とともに文化祭委員を引き受けることに。 穏やかな彼女に心地よさを感じながらも 未来への恋心を払拭できない四郎だが、 クラスが団結し賑わう文化祭に、 未来の心を奪う人物が現れて……。 話題作、第二幕。 "

第3巻:一年目の冬

この恋と、その未来。3 -一年目 冬-<この恋と、その未来。> (ファミ通文庫)
発売日:2015/6/29

あらすじ(Amazonより):冬休みに入り、未来とともに帰省することになった四郎。姉達への恐怖に加え、三好に対する申し訳なさを抱え東京に戻った四郎だが、彼以上に家庭不和な未来が家を飛び出してきて、松永家で一緒に年越しを迎えることに。以前とは少し変わった家族と、父の誘いで出会った西園幽子達と賑やかな日々を過ごし広島へ帰った四郎は、西園の恋人である三並や広美の言葉に自分の不甲斐なさを痛感し、未来への気持ちを断ち切る決心を固めるが……。待望の第三幕。

 

第4巻:二年目春夏

この恋と、その未来。4 -二年目 春夏-<この恋と、その未来。> (ファミ通文庫)
発売日:2015/11/29

あらすじ(Amazonより):二年への進級と共に、それぞれ第二寮の個室へ移った四郎と未来。新入生の梵七施の噂から三好と付き合っていることを公にした四郎は、少しずつではあるが、気持ちを未来から三好へ向けていく。そんな夏のある日、未来は山城に自分の秘密を打ち明けると四郎に告げる。心の底では山城が未来を受け入れることを怖れながらも、ただ一人の親友として未来の決意を応援し、自分は三好を含めた友人達と夏の夜を楽しもうとする四郎だが……。揺れ動く、第四幕。

 

第5巻:二年目秋冬

この恋と、その未来。5 -二年目 秋冬-<この恋と、その未来。> (ファミ通文庫)
発売日:2016/5/30

あらすじ(Amazonより): 山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが―。待望の、第五幕。

 

第6巻:ー三年目そしてー

この恋と、その未来。 ―三年目 そして― (ファミ通文庫)
発売日:2016/11/30

あらすじ(Amazonより):


――本当に、お前に会えて良かった――


高校最後の一年と四郎を残し、未来は去った。広美と結ばれた四郎は、彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める。気が置けない友人達や相変わらずの和田、ぎこちなさはありつつも、優しいままの三好。未来だけがいない穏やかな日々を過ごし卒業を迎えた四郎は、独り立ちを前に父からの誘いで一時東京へ戻ることに。これからのことを母や姉達にも伝え、自分の未来へ歩き出した彼に、思いがけない再会の時が訪れる――。待望の、最終幕。

 

部長: 高校三年間の数奇な恋愛模様が、入学、春、夏、秋、冬、2年、3年の冬とリアルに3年間分描かれているという点でかなり深い物語の展開が味わえる作品だと言えるかもしれません。

posted by 部長 投票 4 0


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