つかさくんとの日常生活の件を普通の女の子が書くようにしたためているアイラの日記とのこり2000時間しかないという悲しい事実が交差してその過程でつづれられる心と心が触れ合うラブコメ的な展開が非常に切ないお話かとついつい見てしまうのです。
自分の時間が残されていないことを知っているアイラ..そのことを知らない..つかさくんの勘違いがおりなすコメディな展開も..限りられた時間があるという事実が
映画アンドリューにもありましたが、ロボットやアンドロイドが意識が芽生えるぐらいに高度化された時に、人との違い、機械でなくなることへの違和感..や恐怖な感情など、人とは違うと道具だと認識するべきか、人として感情を抱く対象とすべきかという葛藤などがテーマになったりしているのを見たことがあります。
実は、いろいろな邪念(煩悩)がある人間の本質と比べて、アンドロイドやホムンクルス、ロボットのそれは、実は人のそれにくらべて純粋なまでに純粋だったりするのです。
人の感情や理性というものは非常に高度で、複雑なものであり、機械の回路がそこまで再現できないという設定がアンチテーゼみたいなところが..非常に切ないのです。
「お・も・い・で」があるとデータが消え、記憶がなくなることが怖い事になってしまうということがロボットのアイラさんには怖いのです。多分。
つかさくん:「アイラと思い出をつくたくて!」
アイラ:「エラー、そういうことなら..これ以上一緒にはいけません..私は、遊園地で遊ぶためにつかられたものではないので..」
心を閉ざし、他人とのかかわりや思い出をつくらないよう悩むアイラさんを主人公つかさくんは救ってあげることができるのでしょうか?
しかし、伏線としてアイラさんは確実にあと2000時間の寿命しかないのです。寿命を迎えるアンドロイドの回収作業を通じて嫌というほど「思いで」を引き裂くことを焼き付けつつ、ヒロインであるアイラさんの最後がどのようなものになるのか、ついつい見てしまう作品なのでした。
全ての人は「死」から逃れない..
この作品は「死」をテーマにした作品だと思うのですが、それを人ではなく、心が芽生える可能性のあるアンドロイドに置き換えている点が面白いのですね。
ラッキースケベとか、ラブコメ、ギャグ要素満載のところも非常に面白いのですが、背景にこういう奥深いテーマを扱っている点で、これはこれで面白い!作品だと思うのでした。
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