著者:愛澤魅魂
イラスト:やすも
出版社:モンスター文庫
ファンタジーな冒険者世界に学園モノを作るとしたらこんな感じ(*'ェ'*)という作品です。舞台は外見はどみてもゴスロリ幼女にしかみえないフェミナ学園長の元でのアミックスハート高等ギルド学園。そこは入学した生徒は、学園ギルドを組織して、同棲(集団生活)をおくりながら、ファンタジー世界で大人になるために必要な技量と知識を身に着ける学園です。学園ギルドはその名のとおり、学園にある依頼掲載所から依頼を受けてギルド(ハウス)を維持するために資金調達もしなければなりませんし、当然入学した生徒は必ず学園ギルドに属さなければならいというルールがあります。そして、幼女な外見ですが不老不死でわけありなフェミナ学園長の超人的な強さというか権力のもと学園は運営されているという設定です。
主人公は、幼い時のトラウマによりコミュ症に陥ったブリュード少年。集団生活などとてもできず、学園始まって以来ギルドに所属しない新入生ということになってしまいます。普通は退学しなければならないのですが、フェニナ学園長の一存で、一人だけの”ぼっちギリルド”が作られることになるのです。そして彼が受講科目も学園長自らが講義する”狂戦士(バーサーカー)科。そして受講者も彼一人。
学園長フェミナさんのイメージなのだそうです
話しを読み進めるといろいろと分かってきますが、このブリュード少年の武器にまつわる訳ありなエピソードや、ヒロインとなる学園で誰もが目を引く超ツンデレな銀髪美少女のサティアについても実は重たーい事情を抱えていて、会う訳ない2人が、超人的な幼女学園長のもと、一人ボッチよりも友人がいることのすばらしさとか、信頼をおける人がいることの温かさみたいな、そいう心の移ろいなんかもラブコメっタッチで飽きずに読み進めて行ける作品だと思います。
超ツンデレで実は訳ありな美少女ヒロイン”サティア ”のイメージだそうです。
話しとしては、”ぼっちギルド”で、学園長フェニナに支えながら、平和?じゃないでもそれなりに淡々と過ごすこと1年、1人ギルドはやっぱりおかしいとの学園内からの声を押さえるべく、ビリュードは、新入生をギルドに1人でもいれないと”ぼっちギルド”は解散!というお達しをうけて、ギルド団員をあたふたと勧誘しはじめるところからはじまります。そんな中、新入生の中でも一際目立ちつつ、あらゆるギルドから勧誘合戦にあっていた外見は超美少女なサティアがひょんなきっかけで彼のギルドに入るようなことになるのですが・・・
あらすじ(Amazonより):アミックスハート高等ギルド学園。アイドルギルド、報道ギルド、鍛冶ギルド等々、そこでは生徒たちが「学園ギルド」と呼ばれる様々なギルドを組み、学園生活を送っていた。しかし学園唯一の「ぼっちギルド」に所属するブリュードは、今日も一人、魔物を打ち倒すだけの日々を送っていた。そんなある日、学園長のフェミナから新団員を加えなければ、ギルドを解散させるという命令が届く。急ぎ勧誘をするブリュード。そして、そんな彼の前に美少女新入生のサティアが現れて―。「小説家になろう」で大人気、ぼっちと美少女が紡ぐ学園ファンタジーがついに書籍化。書き下ろし番外編の「最後の希望」では、ブリュードに出会う直前、入学直後のサティアの姿が描かれる。
Web版は、こちらから読むことができますよ((ヾ(。・д・。)
ソラマメ: これ系のラノベは、好きな人は導入部から最後まで一気に読破してしまう感じの作品なのだと思います。
戻る
咒力(じゅりょく)という森羅万象を束ねる力がこの物語の世界では作用します。ファンタジー作品に出てくる魔力や魔法...
剣と魔法のファンタジーなライトノベルと言えば魔術を魔法を司る魔力量やハイパーな剣術や肉体強化スキルなどなど物語...
一人ボッチの魔獣の少女が暮す森。そして森の外では人を食らう魔物が住むと言われている禁断の森として人々から恐れら...
18歳だった主人公が凍結保存睡眠によって人類が滅亡してしまった700年後の世界で目覚めるのですが、生き残った人...
賭博しに拾われて育てられた青年が主人公の同作。賭博で生計を立てるという言ってみれば裏の世界に生きる事はどういう...
SS級の勇者である父親に育てられた少年。彼の名はアルベルタ。多分ですが、英雄である彼の父は日本からの転生者だと...