著者:川添 枯美
イラスト:越島 はぐ
出版社:集英社オレンジ文庫
喫茶ルノワールはお客さんのリクエストに応じて有名無名作家さんたちが書き下ろした”同人誌”を貸し出す喫茶店なのですが、個人的には「文学少女」で主人公の男の子が遠子先輩へおやつの描き下ろし文学を書いているイメージを重ねあわせてしまいましたが、どちらかというと文芸系な感動な作品って感じの仕立ての作品。それぞれのいろいろな人生物語が紡がれているであろう同人喫茶に集まる人というのはそれなりにドラマをもっている人であるでしょうし、ヒット作品に恵まれず作品を書くこともできなくなり祖父のすすめでバイトすることになった主人公と、そこで司書をしていた長なん地味文弥子さんという設定などいろいろな意味で成長した幼馴染など昔の自分を知る存在がありつつ心温まるたった一つの物語。。というか手紙だったりという人と人の原点にあるコミュニケーションや伝えるという営みにこんな感動があるみたいなことがしみじみ味わえる作品かもしれません。うーんオレンジ文庫は「物語好きのあなたに贈るライト文芸レーベル」とうたっていますがラノベを卒業した人生経験いろいろした大人の皆さんも楽しめる作品だと思います。
あらすじ(Amazonより):作家デビューしたもののヒットが出ず、書くことすらできなくなった晃司は、祖父の紹介で喫茶店の住み込みアルバイトをすることに。喫茶イストワールは客のリクエストに応じて有名無名の作家たちが書き下ろした“同人誌”を貸し出す一風変わった喫茶店。そこで晃司は、司書をしている幼馴染みの文弥子と再会して…。傷ついた人々の心を癒す、世界でたった一つの物語。
ますず: 大人をターゲットとするとやっぱりこういう本に関わる設定のシチュエーションって多いような気がする(b´∀`)ぅん
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