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新橋のオフィス街にある雑居ビルにあるような郷愁ただよう洋食屋さんを想像してみてください。最近東京駅から新橋の周りは大分かわりましたが、高度成長期の日本のサラリーマンの胃袋を支えた人情味のある丁寧な仕事しているような洋食屋さんってまだまだ裏路地とか駅から繋がっているビルの片隅とかみると結構あったりすのですが、そんな骨董品のような洋食屋さんが異世界とマジックアイテムの扉でつながっていたとしたらどういう物語が紡がれるのか?そんな作品です。
皆さんもよく知っているメンチカツ、照り焼き、エビフライ、ビーフシチュー、オムライスといった定番洋食屋さんメニューを異世界の人がそれを食べるだけのために伝説となったまぼろしの廃屋の奥にひっそりとたたずむトレジャーハンターだけが知る秘密の扉をあけると、毎週土曜日だけマジックアイテムの力で東京の一角にある異世界からすると異世界の日本の洋食屋さんにつながるのですが、現代日本に住むごくありふれた要職メニューを異世界の人の視点でおいしそうに描くエピソードがラノベというキャラクター小説としては、ちょっと変わった味付けとなっていてたまに読むにはまったりしみじみ読める作品だと思います。30代以上の大人の人はハマるかもしれません。2巻からは、生まれも育ちも異世界の魔族の娘さんが異世界食堂と呼ばれる洋食屋さんの従業にも加わってお話にちょっとした味付けも加わってくる感じです。
異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)
発売日:2015/2/28
あらすじ(Amazonより):オフィス街に程近い商店街の一角、犬の看板が目印の雑居ビルの地下1階にその店はある。猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴のごく普通の食堂だ。しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。「ねこや」には一つの秘密がある。毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客”で溢れ返るのだ。「土曜日の客たち」=「ある世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。特別な絶品料理を出す「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている―「異世界食堂」。そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。
異世界食堂 2 (ヒーロー文庫)
発売日:2015/7/29
あらすじ(Amazonより):最寄駅から徒歩5分。オフィス街に程近い商店街の一角に立つ、雑居ビルの地下1階。猫の絵が描かれた樫の木の扉を開くとそこは、「洋食のねこや」。創業50年、近所のオフィス街のサラリーマンが主な客であり、ちょっと料理の種類が多いのと、洋食じゃないメニューを出すことが特徴。この店に特別営業の土曜日だけの新たな従業員が加わった。名前はアレッタ。生まれも育ちも向こうの世界の、魔族の娘。変わった従業員を新たに加え、店はまたいつものように続いていく。毎週土曜の特別営業。迎える客は異世界の人々。それが―「異世界食堂」。そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。
異世界食堂 3 (ヒーロー文庫)
発売日:2016/9/30
あらすじ(Amazonより):アニメ化企画進行中。異世界グルメの大本命、待望の第3弾。新しい従業員も加わって、飯テロ警報が今日も鳴り響く! ! こちらの世界とは違う、遠い異世界へとつながる、魔法の扉。 その扉の先には、不思議な料理屋がある。 洋食のねこや。 窓一つ無いのに不思議と明るい部屋の中には見たこともないような内装。 出てくる料理は不思議な、されど美味しい料理。 どの料理が一番美味いか。時折話題には上るが結論が出たことは無い。 彼らは料理を食べて語らい、時に新しい発見をする。 故に彼らがこの店に名付けた名前は『異世界食堂』。 それが、この異世界食堂で三十年繰り返されてきた営みなのである。 チリンチリン------そしてまた、土曜日が来るたびに鈴が鳴る。
シエル: 時たま海外などに行くと、日本の定食屋の料理がいかにおいしいかおも知らされることがありますが、昔なつかしい頑固おやじが丁寧な仕事をしているような洋食屋さんメニューって異世界の人が食べる設定でその度肝を抜いたおいしさを表現するまたちがった味のあるグルメ物語になるのだというのが分かります。
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