著者:十文字 青
イラスト:白井 鋭利
出版社:オーバーラップ文庫
「なろう」などのWeb小説なんかでは、異世界転生モノが多いのですが、だめだめな主人公が異世界にいったらチートなHPとか魔力とかいうそれ系とは違いMan VS Wildのベア・グリスばりの「衣食住」の糧もないところから、生きるために義勇軍に入って同じような境遇の転生者と裏切りとか友情とかそいういう化学反応を繰り返しながら時には残光な知人の死なんかみたいな経験を経て強くなっていくというライターズジャーニーのプロットを完全包括したようなお話の流れが期待できる作品だと思います。
そういう意味では本質的にアーティフィシャルなゲームではないですが同じゲームの世界をモチーフとしている点でSAOのそれに似ている部分はあるかもしれません。
こういう作品がなぜウケルのかとう点について考えてみましたが、よくハリウッド映画なんかにもありますが、主人公のこれでもかとう悲劇的な展開などをみたりするうちに憐れみなんかがまれ時になにかを大成した利すると感動して感情移入してしまうような展開は、心に鬱積していた感情を「はっ」とふきとばしてくれて、俗にゆうカタリシスを得られる爽快感とうのがハマるツボなのかもしれません。
カタリシス:「悲劇が観客の心に怖れ(ポボス)と憐れみ(エレオス)の感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果(Wikipediaより)
灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)
発売日:2013/6/25"
あらすじ(Amazonより):"おれたち、なんでこんなことやってるんだ……? ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。 生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま…… これは、灰の中から生まれる冒険譚。"
灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない。 (オーバーラップ文庫)
発売日:2013/11/25"
あらすじ(Amazonより):…見捨てるなんて、できない。というか、見捨てるべきじゃない、と思う。見知らぬ世界「グリムガル」へと連れて来られたハルヒロたちは経験を積んでようやく半人前から抜けだそうとしていた。ステップアップのために新たなダンジョン「サイリン鉱山」へと挑むのだが、そこはパーティに加わったメリイが過去に仲間を失った場所でもあった。順調にいくかと思われたハルヒロたちの探索だったが、予期せぬ仲間との別行動を強いられ、更にデッドスポットという異名を持つ巨大なコボルドが襲いかかる。新たな試練とともに、灰の中から生まれる冒険譚の第二章が紡がれる!
灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても (オーバーラップ文庫)
発売日:2014/3/25"
あらすじ(Amazonより):"チョコって、もしかしてあのチョコ……? 思わぬ活躍で有名になったハルヒロと仲間たち。自信を付けた仲間たちと、悩み続けるハルヒロのもとに後輩となる義勇兵達が現れる。そこにはハルヒロの記憶に残る名前を持った少女もいた。 そんななか、オルタナの街はオークたちの居座るデッドヘッド監視砦の奪還に向けて動き出していた。報奨金目当てに作戦参加を決めたハルヒロたちは、レンジやチョコたちと共に初の大規模戦闘(RAID)を戦うことになる。 灰の中から生まれた冒険譚は、いま大きな節目を迎える!"
灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)
発売日:2014/7/25"
あらすじ(Amazonより):"「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」 モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。 大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなかった仲間もいて、喜んでばかりもいられなかった。そんな中、予想外の活躍をしたことで、他のチームから引き抜きの誘いを受けるメンバーも。リーダーとして悩むハルヒロは、改めて自分たちがどうしたいのかという想いと向き合ってゆく。 灰の中から生まれた冒険譚は、いま新たなステージを迎える!"
灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)
発売日:2015/2/25"
あらすじ(Amazonより):"「……で、これ、何だと思う?」 ワンダーホールに来てから数ヶ月。 ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。 そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。 前回……たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。 それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。 踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。 灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。"
灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)
発売日:2015/10/25"
あらすじ(Amazonより):"「目標はもう決まったわけだろ? それなのに、帰るってどういうこと?」 ハルヒロたちとトッキーズが発見した「黄昏世界」は新たな狩場として注目を集めていた。ハルヒロたちも、以前は逃げるしかできなかった白い巨人を撃退し、安定した稼ぎを得られるまでになっていた。しかし、あるクランの行動がきっかけで「黄昏世界」の危険度が跳ね上がってしまう。そんななか、以前に加入した「暁連隊」のリーダーであるソウマと再会したハルヒロたちは、なし崩しに複数のクランが参加する、大規模なミッションに加わることになる。 精強な義勇兵たちと共に戦うことで、ハルヒロは何を見て、何を思うのか――"
てきとう: 2016年の冬アニメ放映がきまっていますが、12話に詰め込むシナリオ構成がどんなんになるか楽しみだったりします。Gateのように2期プランやる前提だったりして・・・
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