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消えない夏に僕らはいる / 君と過ごした嘘つきの秋 (ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:水生 大海
イラスト:烏羽 雨
出版社:新潮文庫nex

舞台は田舎町。新海誠さんの秒速ゼロセンチ系な風合いを感じさせる装丁の絵ですが、レンタルビデオ屋なんかの隅っこにあるようなぁこんな作品あったんだぁ的なうーんどちらかというと、美大とか専門学校生で才能がある人が、卒業ビデオなんかで作りそうな青春モノな感じの作品だと思いました。お話は田舎町の小学校で都会の生徒をまぜた5人組が廃校で肝試しをしたりして、女の子が大けがを負ってしまったといトラウマな記憶がまずあって、なぜか高校生になっていろんな事情からその5人が再開して、過去の記憶を振り返る的なそいう言う内容です。小さい頃というのは、狼や犬の集団と一緒で、各人のポジショニングというかそういう位置取りからはじまっていろいろ芽生える時期だったりしますが、大けがしちゃったのはなぜだったの的なたわいもない夏の出来事をちょっと大人になった少年少女が心の探り合いをしながらそれをネタとして振り返る的な感じのお話。自分自身の小さかったころの懐かしい雰囲気をセンチメンタルな気分で味わいたい(退行化妄想してたまには現実逃避してもいいかも)という人にはおすすめかもしれません。

 

posted by かりん 投票数 10 0


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小学生時代の封印した忌まわしい記憶が高校になって蘇る・そして向き合う的な青春冒険譚

消えない夏に僕らはいる (新潮文庫nex)

発売日:2014/09/27

あらすじ(Amazonより):5年前、響の暮らす田舎町に、都会の小学生たちが校外学習で訪れた。同学年の5年生と言葉を交わすうち、彼らを廃校に案内する。きもだめしをすることになった響たちは、ある事件に遭遇し、一人の女子が大怪我を負ってしまう。責任を感じ、忌まわしい記憶を封印した響だが高校生活に希望を抱くなか、あの日の彼らと同じクラスで再会する―少年少女の鮮烈な季節を描く、青春冒険譚。

君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫nex)

発売日:2015/6/26"

あらすじ(Amazonより):嘘をつく──それは、何を守るため? 風見高校に教育実習生がやって来た。友樹たち1年5組の教習生・久遠寺(くおんじ)絢子(あやこ)は女子大生作家であり、たちまち注目の的に。映画研究部はその小説の映画化を企画し、美少女の毬(まり)の出演も決まる。撮影が順調に進むなか、花壇に「骨」がばらまかれたことから、ある転落事故が浮上する。恋愛、友情……十代の危うさが巻き起こす事件の真相とは? 風高5人組が挑む学園ミステリー、第二弾!

かりん: 小学生時代だとかまだ上手に物事を制御できなかった時代に起こしてしまった思い出したくない過去。高校生になってから当時の友達や出会った人物と再開して、また幼少期のトラウマを再度見つめ直すようなミステリーってある意味10代の自分探し的な冒険譚って青春グラフティとしては王道かもしれません。

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