著者:神西 亜樹
イラスト:しづ
出版社:新潮文庫nex
主人公は坂東蛍子という名の女子高生なのですが、彼女を中心に必ず世界を揺るがす事件・事象がついて回るとういう非日常が渦巻くとうという群像劇チックな作品がベースなのですが、人間の活動というか、地球の活動というかは、物理法則とかなんとかでさまざまな法則が影響しあって必然的に作用した結果として今があるという見方もできますが、過剰な自意識をもった主人公がそれゆえに自分たちの意識の範疇だけが世界(セカイ=サンクチュアリ)だと認識するみたいなそいう風な平々凡々な日常をちょっと違った視点で見ると世界が変わるみたな感じのちょっと難しそうな作品だと思いまいた。涼宮ハヒルの憂鬱っぽいタイトルということですが、この作品は2003年から発売されて累計800万部を売ったそうです。丁度そのころ10代20代全派の人は、今や30代。この作品は、新潮社nexの第1回目の賞の受賞作品だということですが、10代をターゲットすると言われるキャラクター小説のマーケットにおいてその読者層を一気に30代に!という思惑ありげな作品みたいな感じかなぁということですが、どうなんでしょうね( ;ノд-)ズーン
坂東蛍子、日常に飽き飽き (新潮文庫nex)
発売日:2014/8/28"
あらすじ(Amazonより):その女子高生、名を坂東蛍子という。タクシーに乗れば誘拐事件、出歩けば十重二十重のストーカー包囲網、恋に落ちようものなら世界が震撼する。だがそれも、本人は知らぬこと。彼女自身は、無邪気に暢気に黄金の青春を謳歌し、今日も今日とて、公道のど真ん中を闊歩して、人生という大海原を自由気ままに航海する。天上天下唯我独尊、疾風怒涛の女子高生譚。第1回「新潮nex大賞」受賞作。
坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)
発売日:2015/1/28"
あらすじ(Amazonより):坂東蛍子は桐ケ谷茉莉花が嫌いだった。容姿端麗、運動神経抜群にして、自分と並び称される彼女のことが許せなかった。だが、なぜ嫌いで許せないのか、判らなかった。故に、彼女は果たし状を書く。その日、学園二大スターは、屋上にて決闘する。校舎がお化け屋敷と化し、テロリストに占拠されようと、その程度の“事件”は少女達の青春をとめられない。疾風怒涛の女子高生譚、第二弾。
坂東蛍子、星空の下で夢を語る (新潮文庫nex)
発売日:2015/10/28"
あらすじ(Amazonより):この物語に、一片の悔いなし。テロ事件の終結後、林間合宿の準備のために新型商業施設“バベル”を訪れた坂東蛍子。そこで彼女を待ち受けていたのは、超ウィザード級のハッカー望月嗚呼夜からの殺害予告だった。凶行を阻止すべく奮闘する結城満。犯人確保に動く松任谷理一。だが、そんな彼らを嘲笑うかのように、蛍子は危機に陥り……。嗚呼夜の目的は何か。ハッカーの正体は。疾風怒濤の女子高生譚、ここに完結。
てきとう: 「新潮nex大賞」第1回受賞者作品なんだって(ノ・ω・)っということですが、涼宮ハヒルな感じをもってきたというのは、この世代の読者がだいたい30代に差し掛かるってことを計算していたといってもいいかもしれませんね。
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