著者:入間人間
イラスト:
出版社:メディアワークス文庫
小さな離島に住む幼馴染のニア(少年)とマチ(少女)。自転車レースで負けた方が秘密を暴露するという駆けをして負けた少年は「幼馴染の事が好き」ということを言えず約束を破って島を離れる運命に。少年が戻った時事故にあった少女は車いすに乗っている。 もし自転車に乗れるようになっていなかったら・・。
島に住んでいる風変わりな発明家が作った軽トラタイムマシーンで、ニアとマチは9年前の世界にタイムリープし、未来を変えるべく試行錯誤するのですが・・ 戻ってきた未来ーー。
その未来では、マチという少女は普通に歩くことができるようになってたが、はニアは9年前に死んでいる未来。一方ニアの方はマチが9年前に嵐で遭難して死んでいる未来となっていた。
タイムリープモノとしては、平行世界が存在し、過去を改変すると、改変されたもう一つのシナリオが分岐していくというタイムパラドックスのようなことが起こるという考え方もありますが、この物語ではまさにジグソーパズルのピースを掛け合わせるような複雑な未来へ紡がれるシナリオ改変のパラドックスがキーになっている感じです。
お互い素直になれず、でも惹かれ合うようになっていた幼馴染は、運命の連鎖から抜け出すことができるのか? 2人の後悔を取り戻す為にまたタイムリープを決意する2人。すれ違う重たくとパラドックスの法則。ハラハラドキドキしつつ、切なさにキュンキュンしてしまうSFちっくな作品だと思います。
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
発売日:2011/11/25"

あらすじ(Amazonより):小さな離島に住む僕。車いすに乗る少女・マチ。僕とマチは不仲だ。いつからかそうなってしまった。そんな二人が、なぜか時空を超えた。はじめは二人はどこにいるのかわからなかった。島の景観なんて、十年やそこらじゃ変化しないから。『過去』に来たと分かったのは、向こうから自分の足で走ってくる、『小さいマチ』を見たからだ。僕は驚き、そして思いつく。やり直すことができると。ずっと後悔していたことを、この、過去という『現在』で。『明日も彼女は恋をする』との上下巻構成。
明日も彼女は恋をする <昨日は彼女も恋してた> (メディアワークス文庫)
発売日:2012/10/31"

あらすじ(Amazonより):『過去の改変』 から戻ったわたしに待っていたのは、彼の消失だった。そして、もうひとつ。わたしの歩けなかった足が、元通りになっていた。歩いている。わたしが、進んでいる。自分の足で。わたしが歩き回る姿に、島の住人は誰も驚いていない。慣れきっている。この世界の 『現在』 では、彼は九年前に死んでいた。その蔓延する常識が、わたしを苛み、蝕んでいく。わたしが歩ける毎日。それは彼が死んだ現代。まるで別の星へ飛んできてしまったようだった。決めた。わたしは必ず取り返す。わたしと彼がいた世界を。必ず。 『昨日は彼女も恋してた』 と上下巻構成。
くろ: 映画『バック・トゥザ・フューチャー』のような恋する異性を救うもしくは取り戻すべくタイムスリップするけれど、思うような未来へはなかなか導けないとうパラドックスに苦悩する2人。ポイントは双方が思いを伝えていないという点でしょうか?そんなシチュエーションがハラハラ・ドキドキしながらある種の切なさを残してくれるラブストーリーになっていると思います。
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