著者:相沢 沙呼
イラスト:
出版社:光文社文庫
私もちょっと背伸びして一眼レフをもっていたりするんですが・・・写真って撮る人によって、切り取る画角とか、シャッターを押すタイミングとかそれぞれその人の脳内視点で撮られているということが本当によく出てしまうものなんですねぇ。この物語は写真部に所属する四人の女子高生が、カメラのファインダーを、自分がどう見えるのか?写真って本当の自分が映っちゃうのか?それは友達には話せないような妬みや嫉妬みたいな心の葛藤とか本当の自分みたいなそいうヤツですね。
学生時代を思い出すと、女の子同志ってライバル心が強いというかなんというか、友達も自分と同じような人とか、レベル下のか超上の人とつるむみたいなところがあったように思います。表向きは中がよさそうでも、テストでいい点とったり、先に彼氏ができたりなんかするといろいろと個々の奥底に黒モノが沸き立つようなそんな印象が強くのこっているのですが、特に高校生ぐらになるとですが・・・そいうヤツを写真ファインダーを通して、同じ写真部の女の子どうしが、ファインダーをのぞいて相手のお腹の中をさぐりあうみたいなある意味〇〇な試みをした作品といえるかもしれませんね。
発売日:2014/9/11"
あらすじ(Amazonより):高校の写真部に在籍する四人の少女、ミラ、カオリ、秋穂、シズ。それぞれの目線=ファインダーで世界を覗く彼女たちには、心の奥に隠した悩みや葛藤があった。相手のファインダーから自分はどう見えるの?写真には本当の姿が写るの?―繊細な思いに惑う彼女たちの前に、写真に纏わる四つの謎が現れる。謎を解くことで成長する少女たちの青春を、瑞々しく描く。
あおい: 江戸時代の人は写真を撮られると魂が抜かれるっ!って思って怖がったと聞きますが、このお話の登場人物たちは、ある意味そいう感じでドキドキしながらファインダーでお友達を撮った写真を分析する・・・という行為がまぁなんといいますかぁ・・という感じなんです。・
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