著者：今野 緒雪
イラスト：ひびき 玲音
出版社：コバルト文庫
この作品は、1990年だ後半に少女向け小説として出されたいわゆる百合ラノベです。がっ！当初出版社が想定していたターゲットとはちがう男性読者がめちゃくちゃ出たそうで、女性2割、男性8割というまさに今ゲームや百合モノという男性が消費するようなマーケットを創った作品といっても過言ではないかもしれません。ということで、「マリア様がみている」という古い作品ですが、知らなかった人も続きを見て勉強してみるのもいいかもです。
舞台は東京武蔵野の丘の上にある「私立リリアン学園高等部」。この学園は、幼稚舎から大学までの一貫教育を行うカトリック系ミッションスクールという設定で、明治34年（1901年）に華族の令嬢が通う学校として創立されたという由緒正しき学園です。女子御三家といういい方もありますが、小中受験で女の子は、中学受験でチャンスを逃すといけるところがなくなるというのも有名ですが、一貫教育のため、外部からとらなくなるてためですね。そういう意味では閉ざされたサンクチュアリの中で繰り広げられる学園青春物語という舞台設定としては、テンプレートと言える設定ですね。ちなみに「リリアン」というのは英語で「LiLian」・フランス語で「Liliane」と各様ですが、Lily（百合）のような女性として・・・という願いに由来しているという徹底ぶりです。
リリアン学園には、今でいうところの のような制度で上級生が下級生の指導役になるという約束をするという「スール」制度があります。感じでかくと「姉妹」になる約束です。お姉さまの期限がこの辺にありそうですね。スールーはフランス語で姉妹という意味だそうです。
お話は、今では見たことあるみたいなよくあるテンプレート。リリアン学園高等部に通う普通の1年生、福沢祐巳（ふくざわ ゆみ）さんが憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ（ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン）」こと、2年生の小笠原祥子（おがさわら さちこ）さんに呼び止められて制服の身だしなみを正されるのです。先輩に2つ名があるというのもお姉様を憧れの存在として崇拝するテンプレですね。生徒会役員共もまさにこのシーンをおマージしている感じですが、学園ものスタートテンプレートしていろいろな作品に使われいるんだなぁと思ったりします。そして、その出会いをきっかけに、ゆみさんは、リリアン学園の生徒会である「山百合会（やまゆりかい）」の本部の「薔薇の館」を訪れるところから物語がはじまります。
生徒会というのは、行ってみれば生徒自治の象徴ともいえる組織で、教員や大人を排除した学童を中心とした学園生活を描く上での最強ツールみたいな感じなのですが、こういう要素もこの作品を読む中で、なるほどぉ。。これが原点なのかぁみたいなそういう感じで読める楽しみ方もありかもしれません。
福沢 祐巳（ふくざわ ゆみ、1年）
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンプティ・スール（紅薔薇のつぼみの妹）
セミロングのツインテールが特徴。平凡な生徒だったが、ひょんなことから薔薇様達のお家騒動に巻き込まれ、生徒達の憧れである”紅薔薇のつぼみ”小笠原祥子の妹になる。もともと祥子の大ファンだったこともあり、妹になっても彼女にはベタ惚れである。
小笠原 祥子（おがさわら さちこ、2年）
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン（紅薔薇のつぼみ）
紅薔薇ファミリーの一人。本作の準主役と言える。物語初頭では高校2年生、「紅薔薇のつぼみ」(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)として登場。主人公・福沢祐巳のお姉さまとなる。自身の姉は水野蓉子。小笠原グループの娘という生まれながらのお姫様。長い黒髪と華やかな美貌をもち、高貴で優雅な振る舞いで下級生からの人気も高いリリアンのスター。
水野 蓉子（みずの ようこ、3年）
ロサ・キネンシス（紅薔薇さま）
「紅薔薇さま」(ロサ・キネンシス)として登場。
小笠原祥子の姉。佐藤聖、鳥居江利子とは同学年にして親友。才色兼備で大人受けも良い優等生で、山百合会の実質的リーダー。祥子を手の平で転がしてしまうような貫禄の持ち主。性格は世話焼きで落ち着いているが、時に茶目っ気も見せる。頼りにされると放っておけない性質。
藤堂 志摩子（とうどう しまこ、1年）
ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン（白薔薇のつぼみ）
白薔薇ファミリーのひとり。姉は佐藤聖、妹は二条乃梨子。物語初頭では高校1年、「白薔薇のつぼみ」として登場。福沢祐巳・島津由乃と同学年。綿菓子のようなウェーブがかった髪、色素の薄い肌をもつ美少女。西洋風の外見とは裏腹に、和風寄りの嗜好の持ち主で、銀杏やユリネなどを好むという渋い一面も。おっとりとした印象であるが芯が強く、他人に左右されない強い自我をもつ。実家はお寺であるが、本人はクリスチャンである。
佐藤 聖（さとう せい、3年）
ロサ・ギガンティア（白薔薇さま）
読者人気はNo.1らしい。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)として登場。妹は2学年下の藤堂志摩子。段を入れたセミロングヘアで、色素が薄く、エキゾチックで掘りの深い美貌の持ち主。人懐っこくカリスマ性があり、下級生からの人気も絶大である。妹である志摩子とはつかず離れずの独特な関係だが、福沢祐巳のことはセクハラまがいのちょっかいを出したり何かと面倒を見るなど可愛がっている。自分が同性愛者であることを自覚している。
島津 由乃（しまづ よしの、1年）
ロサ・フェティダ・アン・ブゥトンプティ・スール（黄薔薇のつぼみの妹）
黄薔薇ファミリーの一人。
物語初頭では「黄薔薇のつぼみの妹」(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール)として登場。
お姉さまは実の従姉妹でもある支倉令。
福沢祐巳・藤堂志摩子と同学年。長く編んだ三つ編みが特徴。病弱な美少女でおとなしく見られがちだったが、実はイメージと真逆の性格。姉にロザリオを返上するという前代未聞の騒動を起こす度胸の持ち主。心臓の手術を乗り越えもとの勝ち気でアクティブな性格が全面に出る。口癖は「令ちゃんのばか」。
支倉 令（はせくら れい、2年）
ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン（黄薔薇のつぼみ)
小笠原祥子と同学年。初登場時は高校2年、「黄薔薇のつぼみ」(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)として登場。妹は実の従姉妹でもある島津由乃、姉は鳥居江利子。ミスターリリアンの異名をもつボーイッシュな美貌の持ち主。剣道部のエースで、その外見も相まって男らしいかと思いきや、実は内面は乙女チックで趣味も女の子らしい。由乃をかなり溺愛しているが、気の強い由乃に押され気味な事が多い事からファンからは「ヘタ令」と呼ばれることもしばしば。
鳥居 江利子（とりい えりこ、3年）
ロサ・フェティダ（黄薔薇さま）
水野蓉子、佐藤聖と同学年。妹は支倉令。
幼稚舎からのリリアン育ち。器用で何をやっても平均以上にこなせてしまうが、故に特定のものに突出するということがなく、やる気のなさそうな雰囲気を出している。そんな自身の性格から、希少価値の高い何か変わったものを好む傾向がある。エキゾチックな聖に対し、和風の整った顔立ちが印象的な美少女で、常に前髪を上げているヘアバンドとその額がチャームポイント。
マリア様がみてる (コバルト文庫)
発売日：1998年4月24日
あらすじ(Amazonより):ある朝、リリアン女学園の高等部に通う平均的な1年生・福沢祐巳（ふくざわ ゆみ）は、憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ（ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン）」こと、2年生の小笠原祥子（おがさわら さちこ）に呼び止められ、制服の身だしなみを正される。このことをきっかけに、高等部生徒会「山百合会」の本部である「薔薇の館」を訪れることになる祐巳。本作は、彼女を中心に乙女達の学園生活を描いた作品である。
マリア様がみてる―黄薔薇革命 (コバルト文庫)
発売日：1999年2月3日
あらすじ(Amazonより):学園祭の夜にロザリオを受け取って、正式に祥子の妹(スール)になった祐巳。紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブウトン)の妹としての日々が新たにスタートするが、思いがけない大事件が待ち受けていた。今年度の「理想の姉妹(ベスト・スール)」賞に選ばれた黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェテイダ・アン・ブウトン)の支倉令とその妹の島津由乃が、突然姉妹関係を解消したのだ!二人の影響を受けた少女たちが自分のお姉さまにロザリオを返す事件が相次ぎ、学園中が大パニックになるが。
マリア様がみてる―いばらの森 (コバルト文庫)
発売日：1999年4月27日
あらすじ(Amazonより):期末試験で落ち着かない学園に、驚くべき噂が流れた。リリアン女学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版され、しかもその作者が白薔薇(ロサ・ギガンティア)さまだというのである!小説の内容が二人の少女の禁断の恋を描いたものであることも加わって、学園は大騒ぎ。白薔薇さまの過去はタブーとなっていて、事情を知っている人もみんな口をつぐんでいた。祐巳と由乃は、真相の解明に乗り出したが…。
マリア様がみてる―ロサ・カニーナ (コバルト文庫)
発売日：1999年12月1日
あらすじ(Amazonより):年が明けて三学期が始まったリリアン女学園では三年生の欠席が目立ち、祐巳たち下級生は大好きな先輩の卒業が近づいていることを実感していた。そんな中、来年度の生徒会役員選挙が行われることになる。祐巳はつぼみの三人がそれぞれの薔薇を引き継ぐのだと思っていたが、二年生で「ロサ・カニーナ」と呼ばれる生徒も立候補することを知って…!?大騒ぎのお正月を描いた番外編も同時収録。
マリア様がみてる―ウァレンティーヌスの贈り物〈前編〉 (コバルト文庫)
発売日：2000年3月3日
あらすじ(Amazonより):2月14日。チョコレートに添えて、胸にしまい込んだ想いを表す絶好のチャンス。でも、今年のバレンタインは気が重い。というのも、その日の菓子交換が、ひと月後のホワイトデーに影響するから…。由乃から令へ―。すべてにプロ級の令のお返しは、いったいどうなるのかしら?いよいよ佳境に入った、リリアン学園の日常は!?お楽しみ!の番外短編つき。
マリア様がみてる―ウァレンティーヌスの贈り物〈後編〉 (コバルト文庫)
発売日：2000年4月25日
あらすじ(Amazonより):バレンタインの「びっくりチョコレート」の箱が爆発したのは予想外だった。でも、そのあとが問題。その場を取り繕うために、チョコには当たりとはずれがあって、当たりの景品が「私とのデート券」と口走ってしまい…。かくして、祐巳は祥子さまとデートできることになったのだが…。『ファーストデートトライアングル』の他に短編も2編収録。
マリア様がみてる―いとしき歳月(前編) (コバルト文庫)
発売日：2001年2月2日
あらすじ(Amazonより):卒業を直前に控えたこの時期、黄薔薇さまの行動がおかしい。どうやら、複数の男性とつき合っているらしいのだ。―って、証拠のツーショット写真を手渡されても。これをどうしろっていうの、蔦子さん。ほとほと困った祐巳の前に現れた黄薔薇さまは、黄薔薇革命の頃を彷彿させる、気怠い雰囲気をもっていて…。『黄薔薇まっしぐら』の他に2編を収録。
マリア様がみてる―いとしき歳月(後編) (コバルト文庫)
発売日：2001年4月3日
あらすじ(Amazonより):卒業式まであと二日。どうしよう、もうすぐ薔薇さまたちが卒業しちゃう!急に寂しさが押し寄せてきた祐巳。なのに紅薔薇さまったら、遺言めいた言動なんかして寂しさに追い打ちをかけるのだった。…『will』ついに来てしまった卒業式。しかし主役たちは実感が全然なくて。…『いつしか年も』他に、聖と志摩子の出会いから姉妹の契りまでを描いた『片手だけつないで』も同時収録。
マリア様がみてる―チェリーブロッサム (コバルト文庫)
発売日：2001年7月27日
あらすじ(Amazonより):私立リリアン女学園は伝統あるカトリック系お嬢様学校―高等部新入生代表の挨拶をした乃梨子は実は仏像の造形美に魅せられている。マリア様を愛でる学園生活に慣れるように瞳子さんがさっそく何かと世話をやいてくださる。でも当然ミサだけでも憂鬱なのに紅薔薇さま、黄薔薇さまそして白薔薇さまのお姉さまの歓迎式・マリア祭もあって…。新キャラ登場の『銀杏の中の桜』『BGN』収録。
マリア様がみてる―レイニーブルー (コバルト文庫)
発売日：2002年3月29日
あらすじ(Amazonより):新入生の乃梨子に特別な親しみを抱く白薔薇志摩子だったが、ロザリオの授受には踏み切れないでいた。そんな折り乃梨子が薔薇の館に呼ばれるが、紅薔薇の祥子と口論になってしまい…!?由乃の剣道部入部に反対する令、半年前の“黄薔薇革命”では由乃はついカッとなってロザリオを突き返し、絶縁を言い渡したのだが…!?『ロザリオの滴』『黄薔薇注意報』『レイニーブルー』の三話を収録。
マリア様がみてる―パラソルをさして (コバルト文庫)
発売日：2002年7月1日
あらすじ(Amazonより):紅薔薇小笠原祥子さまは雨のなかに祐巳をおいて、瞳子ちゃんと車で去っていった。素敵なお姉様に捨てられ、ずぶ濡れの祐巳を気遣ってくれた聖さまの傘に入れてもらうが…。前巻第3話の続編！
マリア様がみてる―子羊たちの休暇 (コバルト文庫)
発売日：2002年12月25日
あらすじ(Amazonより):梅雨が明けて、めっきり暑くなった期末テストの最終日。夏休みを前にして、リリアン女学園高等部生徒会本部である薔薇の館の会議室兼サロン内に、山百合会の幹部全員で総勢六名が勢揃いしていた。夏休みの予定をきいていた祐巳は、つまらなかった。みんな姉妹で一緒の予定があるのをうらやましがっていたのだ。ところが、憧れの紅薔薇さま・祥子から避暑地の別荘へ行こうと誘われて…。
マリア様がみてる―真夏の一ページ (コバルト文庫)
発売日：2003年3月28日
あらすじ(Amazonより):もうすぐ二学期が始まる夏休みの一日―リリアン女学園の山百合会では、恒例の学園祭のことで花寺学院高校の生徒会と集まることになる。ところが紅薔薇さまの祥子さまは男嫌い。かくして山百合会の秘密会合が招集され、祥子さまの男嫌い克服マル秘作戦、略してOK大作戦が開始されるのだけど…。祐巳と祐麒の福沢姉弟やつぼみたちが活躍する夏休み最後の大事件―!?シリーズ第13巻。
マリア様がみてる―涼風さつさつ (コバルト文庫)
発売日：2003年7月1日
あらすじ(Amazonより):二学期、恒例の学園祭シーズンが近づいてリリアン女学園では、男子校の花寺学院との生徒会代表の顔合わせが行われる…。次々と自己紹介をする学ラン軍団の面々と、紅薔薇さまの小笠原祥子さま、黄薔薇さまの支倉令さまはじめ山百合会のお嬢さまたち。妹のつぼみたちも忙しくなるが、そんなとき祐巳と一年生の可南子に姉妹の噂が!?新聞部の取材に可南子は…!?人気シリーズ第14巻。
マリア様がみてる―レディ、GO! (コバルト文庫)
発売日：2003/10/31
あらすじ(Amazonより):花寺学院の学園祭も終わり、リリアン女学園の次の学校行事は、体育祭。祐巳の二年松組にはスポーツ万能の生徒がいなくて、いまいち盛り上がらない。出場種目を決めるホームルームでも、祐巳は上の空。ケンカ別れしてしまった一年の可南子のことを考えていた…。ボーッとしているうちに、祐巳は借り物競走に出場することに!?ショックさめやらぬまま、祐巳はお姉さまの祥子に相談するが…。
マリア様がみてる―バラエティギフト (コバルト文庫)
発売日：2003年12月25日
あらすじ(Amazonより):木曜日の放課後。いつものように薔薇の館の二階に足を踏み入れた祐巳は、異様な光景を目にする。由乃が、灯りもつけずにテーブルの一点を見つめていたのだった!由乃の視線の先にあったのは、デパートの包装紙で包まれた箱。箱には前黄薔薇さま・江利子の字で『可愛い妹たちへ』と書かれている。由乃は包装をはがしてしまうが…!?贈り物からはじまる、4編のスペシャル・ストーリー。 明日はバレンタインデー。つぼみたちが校内に隠したお宝を探すというイベントに、リリアン女学園中等部の内藤笙子は参加してみることに…！？
マリア様がみてる―チャオ ソレッラ! (コバルト文庫)
発売日：2004年3月31日
あらすじ(Amazonより):ファン待望の修学旅行編！体育祭が終わり、リリアン女学園高等部二年生の次のイベントは、修学旅行！ 行き先はなんとイタリア！ ふたてに分かれてイタリア国内をまわるのだが、祐巳、由乃、志摩子は同じグループになって！？
マリア様がみてる ―特別でないただの一日 (コバルト文庫)
発売日：2004年10月1日
あらすじ(Amazonより):修学旅行直前、今年の学園祭で上演される山百合会主催の劇の演目が、紅薔薇さま(ﾛｻ･ｷﾈﾝｼｽ)である小笠原祥子(さちこ)さまから発表された。とりかえばや物語。顔のそっくりな姉弟が、男女入れ替わってしまう話。ということは当然、主役は、祐巳(ゆみ)と祐麒(ゆうき)で…!? 祐巳たちがイタリアから帰国したあと、花寺(はなでら)学院の出演者がリリアン女学園を訪れ、衣装合わせが行われた。一年椿組三人娘の中で、可南子(かなこ)だけはなぜか不機嫌で…!?
マリア様がみてる ―イン ライブラリー (コバルト文庫)
発売日：2004年12月25日
あらすじ(Amazonより):学園祭が終わった翌々日の火曜日の放課後。祐巳は、とてつもない睡魔に襲われる。学園祭のあとの休日、いろいろ考えてあまり眠れなかったのだ…。薔薇の館での話題は、祐巳と由乃の妹選びのこと。そろそろ本気で考えなくちゃいけないのかな…と考えているうちに、祐巳は眠ってしまう。目を覚ますと『図書館に行ってきます』という祥子さまの書きおきが…。本をめぐるスペシャル・ストーリー。
マリア様がみてる ―妹(スール)オーディション (コバルト文庫)
発売日：2005年4月1日
あらすじ(Amazonより):十一月に入った最初の日曜日。つぼみ(ﾌﾞｩﾄﾝ)三人が集まる中、由乃(よしの)の爆弾発言が飛び出す。なんと、妹をオーディションで選ぶと言うのだ！ 江利子さまが決めた妹選びの期限が迫っているのに、出会いのない由乃が考えついた計画。違和感を覚える祐巳(ゆみ)だったが、祥子(さちこ)さまはなぜか乗り気で、祐巳を参加させようとする。翌日には新聞部もオーディションのことを知っていて、悩む祐巳は志摩子に相談するが…!?
マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)
発売日：2005年7月1日
あらすじ(Amazonより):「試験休みに、遊園地へ行きましょうか」12月のとある放課後。祥子の突然の誘いにびっくりした祐巳。うれしさと同時に、今になって延期になっていた約束を果たそうとする祥子に、どこか寂しさも感じてしまうのだった…。期末試験が終わり、遊園地へでかけた祥子と祐巳。そこで二人を待ち受けていたのは…!?祐巳、由乃、志摩子。それぞれの揺れる心を描いた、3編のストーリーを収録。
マリア様がみてる―未来の白地図 (コバルト文庫)
発売日：2005年12月22日
あらすじ(Amazonより):試験休み、祐巳に柏木から電話がかかってくる。瞳子が家を飛び出して、戻ってこないのだという!乃梨子や可南子など、心当たりに電話しようとする祐巳。しかし、捜すまでもなく瞳子は祐巳の家に現れる!近所で帰宅途中の祐麒と出会ったのだった。瞳子に家出の事情を訊けないでいる祐巳だったが…!祐巳と瞳子の関係に変化が…!?クリスマス・イブに何かが起こる、シリーズ最新刊。
マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側 (コバルト文庫)
発売日：2006年3月31日
あらすじ(Amazonより):祐巳が瞳子からロザリオを突き返されたクリスマスパーティーの三日後。祐巳の家に祥子から手紙が届く。小笠原邸での、泊まり込みの新年会の誘い。今年は女性限定なのだという。年が明けて、三薔薇姉妹が小笠原邸に勢ぞろい!百人一首や、人間双六で楽しく時間を過ごしていたが、祥子について衝撃の事実が明らかになり…!?祐巳と祥子がいっしょに過ごす二度目のお正月は、波乱の予感。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) (コバルト文庫 (こ7-49))
発売日：2006年6月30日
あらすじ(Amazonより):"つぼみたちは無事薔薇さまになれるのか？ 山百合会のクリスマス・パーティーで、令に剣道の試合を申し込んだ菜々。試合が実現することになり、由乃は…。一方、三学期の生徒会役員選挙に、祐巳、由乃、志摩子が立候補するが、今年も波乱含み…！？
マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)
発売日：2006年10月3日
あらすじ(Amazonより):瞳子も立候補した生徒会役員選挙。順当に祐巳、由乃、志摩子の3人が当選!クリスマス・イブ以来、遠ざかったままの祐巳と瞳子の関係。乃梨子、祥子さらには柏木までもが心配しているのだが…。月曜日、今年も新聞部からバレンタイン企画が山百合会に持ち込まれる。紅薔薇さま、黄薔薇さまの承認をすでに得ているというのだが、その中身は…!?瞳子の秘密も明かされる、ドキドキの展開。
マリア様がみてる―クリスクロス (コバルト文庫)
発売日：2006年12月22日
あらすじ(Amazonより):2月14日。リリアン女学園中をチョコレートが行き交うバレンタインデー。祥子と祐巳の紅薔薇姉妹も、人目につかない薔薇の館の裏でチョコレートを授受する。そして放課後には、新聞部プレゼンツ『次期薔薇さまのお宝探し大会』!今年カードを隠すのは、祐巳、由乃、志摩子の3人。祥子の挑発にのって、瞳子も宝探しに参加することになって…。紅・白・黄のカードを探し当てるのは誰。
マリア様がみてる27 あなたを探しに (集英社コバルト文庫)
発売日：2007年3月30日
あらすじ(Amazonより):時間になって、新聞部プレゼンツ『次期薔薇さまのお宝捜し大会』はゲームセット。由乃(よしの)の黄色いカードは二年連続で田沼ちさとが発見！ 志摩子の白いカードは見つけられず、不在者チャンスから当選者を選ぶことに。問題は、祐巳(ゆみ)が自分のお尻の下に隠していた紅いカード。発見者は、「お立ちなさい」と言った祥子(さちこ)か、薔薇の館にちょうど飛び込んできた瞳子(とうこ)か！？ また祐巳の妹問題の決着は…！？
マリア様がみてる フレームオブマインド (コバルト文庫)
発売日：2007年6月28日
あらすじ(Amazonより):バレンタイン企画が終わり、半日デートの少し前。祐巳は、教室で写真の整理をする蔦子と出くわす。写真部の部室を三年生に占拠されて、一人部活をしているのだという!それを聞いた祐巳は、蔦子を薔薇の館に誘い、ふたりで写真を見始めるが…!?(「フレーム オブ マインド」)祐巳と可南子の出会いを描いた「光のつぼみ」ほか、写真にまつわる姉妹たちのスペシャルストーリー10編を収録。
マリア様がみてる29 薔薇の花かんむり (集英社コバルト文庫)
発売日：2007年10月2日
あらすじ(Amazonより):半日デートで、瞳子(とうこ)と姉妹(ｽｰﾙ)になることを決めた祐巳(ゆみ)。翌日の月曜日、祐巳はいつもより早く学校へ向かった。今日こそ瞳子にロザリオを渡すと、決心していた――。マリア像の前で、祐巳は瞳子と出会う。瞳子は祐巳よりも早く来ていたのだった！ ふたりは昼休み、マリア像の前で会う約束をする。そのあと祥子(さちこ)の教室へ向かった祐巳は信じられないものを見て…!? 姉妹誕生のメモリアルな一冊！
マリア様がみてる30 キラキラまわる (集英社コバルト文庫)
発売日：2007年12月26日
あらすじ(Amazonより):『三年生を送る会』の翌日。祥子(さちこ)の呼びかけで、みんなで遊園地に行くことに。待ち合わせ時間を決めずに、自由集合。祥子は、祐巳(ゆみ)と開園時間には到着したいと気合十分！ しかも、柏木と祐麒(ゆうき)もいっしょに、車で行くのだという。柏木の運転する高級車が、４人を乗せ、遊園地へ向かって走り出した。しかしすぐに車が停まり、祥子が運転席に移動する!! 祐巳の中で、ある過去の映像がフラッシュバックするが…!?
マリア様がみてる31 マーガレットにリボン (集英社コバルト文庫)
発売日：2008年4月1日
あらすじ(Amazonより):下級生への、バレンタインデーのチョコのお返しを、遊園地のお土産のクッキーとキャンデーに決めた祐巳(ゆみ)、由乃(よしの)、志摩子。せめてラッピングは自分たちでしようと、リボンを持って薔薇の館に集まったけれど、どうもパッとしなくて…。ラッピングについて語り合ううちに、三人の話題はお姉さまのこと、卒業した薔薇さまのこと、イタリア修学旅行のこと…とどんどんひろがっていって…!?
マリア様がみてる32 卒業前小景 (集英社コバルト文庫)
発売日：2008年10月1日
あらすじ(Amazonより):卒業式を翌日に控えたリリアン女学園高等部。薔薇の館の一階の物置部屋では、紅薔薇さま(ﾛｻ･ｷﾈﾝｼｽ)の祥子(さちこ)と黄薔薇さま(ﾛｻ･ﾌｪﾃｨﾀﾞ)の令(れい)の忘れ物捜索が行われていた。祥子の置いていった《あるもの》をみつけた祐巳(ゆみ)は、急用を思い出したようにそのまま薔薇の館を出ていくが…!? 三年生とのお別れはいよいよ明日。複雑な想いを抱く、祥子と祐巳、由乃(よしの)、新聞部の三奈子、写真部の蔦子(つたこ)、桂(かつら)たちの一日を描く！
マリア様がみてる33 ハロー グッバイ (集英社コバルト文庫)
発売日：2008年12月26日
あらすじ(Amazonより):紅薔薇さま(ﾛｻ･ｷﾈﾝｼｽ)である祥子(さちこ)と黄薔薇さま(ﾛｻ･ﾌｪﾃｨﾀﾞ)である令(れい)も、ついに卒業する。卒業生の胸に花をつける係としてお姉さまのいる三年松組を訪れた祐巳(ゆみ)は、祥子からあるものを渡されて…!? 一方、菊組の令に花をつけるのは、由乃(よしの)ではなく田沼ちさとで…!? 元薔薇さまの聖(せい)、蓉子(ようこ)、江利子もリリアン女学園に集合し、それぞれの思いを胸に、今、別れのときを迎える。「さようなら、お姉さま」
マリア様がみてる―リトルホラーズ (コバルト文庫)
発売日：2009年7月10日
あらすじ(Amazonより):黄薔薇さまである由乃と姉妹になった菜々。剣道部に所属した彼女は、部活の集まりに来ない姉を捜しに薔薇の館を訪ねる。けれど、白薔薇のつぼみの乃梨子から黄薔薇さまはいないと知らされる。菜々は乃梨子と校内を捜すが、そこで合流したはずの薔薇姉妹がひとりふたりと去っていき…!?表題「リトルホラーズ」ほか、リリアン女学園を舞台にした、ちょっと不思議なストーリー、5編を収録。
マリア様がみてる35 私の巣（マイネスト） (集英社コバルト文庫)
発売日：2010年1月10日
あらすじ(Amazonより):母の再婚を前に、原因不明の立ち眩(くら)みを起こすようになった朝倉百(もも)。ある日学校で倒れた百は、保健委員の筒井環(たまき)に家まで送ってもらう。その後、百は親しげにかまってくる環に戸惑いながらも、少しずつ心を開いていった。だが不意に、母の再婚相手の身内ではないかという疑念が浮かんで…？ 一年生の百と二年生の環。頻繁(ひんぱん)に一緒にいるようになったふたりを、クラスメイトは姉妹(ｽｰﾙ)だと噂するが…？
マリア様がみてる36 ステップ (集英社コバルト文庫)
発売日：2011年1月10日
あらすじ(Amazonより):親友の律(りつ)から、男性とつき合い始めたと告白された佳月(かづき)。混乱する頭を冷やそうと、帰宅途中バスを降りて公園に向かった彼女は、出会い頭にある男性とぶつかってしまう。心配する男性を一度は振り切るも、佳月は公園で酔っ払いに絡まれ、結局はその男性に助けを求めることに。好感を抱きつつも、名乗らずに別れた数日後、律がその男性と親しげにしているのを見て佳月は衝撃を受けるが…!?
マリア様がみてる37 フェアウェル ブーケ (集英社コバルト文庫)
発売日：2012年4月28日
あらすじ(Amazonより):紅薔薇さま(ﾛｻ･ｷﾈﾝｼｽ)である福沢祐巳(ゆみ)は、薔薇(ばら)の館に向かう途中で植え込みの陰にしゃがみ込む人物を見つける。それは祐巳の担任・鹿取真紀(かとり まき)先生だった。何事かに悩んでいる様子の先生を薔薇の館へと招待し、祐巳は薔薇ファミリー内でブームになっているハーブティーを振る舞うが…？ 先生とのお茶会をきっかけに、表題「フェアウェル ブーケ」ほか、リリアン女学園の生徒が紡ぐストーリー、７編を収録！
マリア様がみてる 文庫 1-38巻セット (コバルト文庫)
発売日：-- --
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マリア様がみてる プレミアムブック (コバルト文庫)
発売日：2004年7月27日
あらすじ(Amazonより):「ごきげんよう」無垢な笑顔で挨拶を交わし、マリア様のお庭に集う乙女たち。彼女たちの学園生活を、少しだけ覗いてみませんか?祐巳と祥子が出会う「波乱の姉妹宣言」をはじめ、TVアニメ化された『マリア様がみてる』ファーストシーズン全十三話と、設定資料集をフルカラーで紹介!さらに、声優陣へのインタビューや書き下ろし小説、コミックなど、ファン必見のオフィシャルブック。
マリア様がみてる―イラストコレクション (コバルト文庫)
発売日：2006年7月28日
あらすじ(Amazonより):「ごきげんよう」私立リリアン女学園を舞台に、お嬢様たちの輝く毎日を描く「マリア様がみてる」。シリーズスタート時からの美麗イラスト満載の豪華本が登場!文庫カバー、雑誌表紙はもちろん、カレンダー、ドラマCD、DVDなどレアなイラストまで、カラーイラスト約80点を収録!書き下ろしショートストーリーやマンガもあって、シリーズの魅力を思う存分味わえる、珠玉の一冊です。
マリア様がみてる Complete Blu-ray BOX (初回限定生産)
発売日：-- --
セットはこちら(:D)┼┤
マリア様がみてる 1 (マーガレットコミックス)
発売日：2006年1月25日
あらすじ(Amazonより):"純粋培養の乙女達が集う、私立リリアン女学園。福沢祐巳はこの高等部に通う平凡なお嬢様。ある朝「紅薔薇のつぼみ」である憧れの先輩、小笠原祥子さまに呼び止められた祐巳は…！？
マリア様がみてる 2 (マーガレットコミックス)
発売日：2006年8月25日
あらすじ(Amazonより):正式に、祥子さまの妹としての学園生活が始まった祐巳。でもさっそく事件が！！ 由乃さんとお姉さまの「黄薔薇のつぼみ」こと令さまが破局！？ 学校新聞で「黄薔薇革命」と報じられ…。
マリア様がみてる 3 (マーガレットコミックス)
発売日：2007年2月23日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 4 (マーガレットコミックス)
発売日：2005年6月24日
あらすじ(Amazonより):リリアン女学園は冬休み中。自宅でお正月を迎えた祐巳のもとに、白薔薇さまからの電話が。白薔薇さまに連れられて、「ある合宿」に行くことになった祐巳。そして、辿り着いた場所は…！？
マリア様がみてる 5 (マーガレットコミックス)
発売日：2008年1月25日
あらすじ(Amazonより):バレンタインデーが近づき、何やら落ちつかない様子の祐巳。祥子さまにチョコを贈るために色々と計画中なのです。そんな時、新聞部が山百合会に対し、ある企画を持ちかけてきて…!?
マリア様がみてる 6 (マーガレットコミックス)
発売日：2006年8月25日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 7 (マーガレットコミックス)
発売日：2007年2月23日
あらすじ(Amazonより):"バレンタインも終わり、3年生はもうすぐ卒業…。山百合会は準備に大忙しの毎日を送っています。そんななか、黄薔薇さまに援助交際疑惑が！？ 真相を確かめようとする祐巳ですが…！？ 【収録作品】マリア様がみてる〜黄薔薇まっしぐら〜／マリア様がみてる〜いと忙し日日〜／マリア様がみてる〜片手だけつないで〜
マリア様がみてる 8 (マーガレットコミックス)
発売日：2008年1月25日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 9 (マーガレットコミックス)
発売日：2010年10月25日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 な 50-1)
発売日：2010年4月16日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 2 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 な 50-2)
発売日：2010年4月16日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 3 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 な 50-3)
発売日：2010年5月18日
あらすじ(Amazonより):
マリア様がみてる 4 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 な 50-4)
発売日：2010年6月18日
あらすじ(Amazonより):リリアン女学園は冬休み中。自宅でお正月を迎えた祐巳のもとに、白薔薇さまからの電話が。白薔薇さまに連れられて、「ある合宿」に行くことになった祐巳。そして、辿り着いた場所は…！？
マリア様がみてる ５ (集英社文庫―コミック版)
発売日：2010年7月16日
あらすじ(Amazonより):バレンタインデーが近づき、何やら落ちつかない様子の祐巳。祥子さまにチョコを贈るために色々と計画中なのです。そんな時、新聞部が山百合会に対し、ある企画を持ちかけてきて…!?
しろ： いつも思っていたんですけれど、百合というのはやっぱり本質は、一貫教育の中で、先輩に憧れるという女心をくすぐるモチーフだったはずなのに！ゲームとかが殆ど男性が嗜むというのに違和感を感じていたのですが、そのきっかけを使ったのが本作ということなのです♪
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