著者:蒼月 海里
イラスト:六七質
出版社:角川ホラー文庫
大学入学とともに一人暮らしをはじめることとなった主人公。物件の場所は東京の有楽町だったはずなのですが、そこは地図にない幽落町という場所。現在の都心の風情とはまったくちがった駄菓子屋さんがあるのです。そこは水龍の化身の大家さんが住んでいて、その大家さんに頼まれてあやかし(妖怪)の悩み事を人間である主人公が聞き役となって解決して行く…そんなお話。
時代とともに東京は発展してきましたがその昔その場所はどんな場所だったか?そこにはたとえばいろいろな逸話にまつわるあやかしがすまっていて、現代の東京併存するあやかしの世界にあって過去をひきずりながらいろいろな悩み事があるというモチーフはどこか懐かしいほのぼのとする伝奇モノがすきな人にはおススメの作品かもしれませんね。
幽落町おばけ駄菓子屋 (角川ホラー文庫)
発売日:2014/8/23
あらすじ(Amazonより):このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。地図に載らないそこは、妖怪が跋扈し幽霊がさまよう不思議な町だ。ごく普通の人間がのんびり住んでいていい場所ではないのだが、大家さんでもある駄菓子屋“水無月堂”の店主・水脈さんに頼まれた僕は、死者の悩みを解決すべく立ち上がってしまい…。ほっこり懐かしい謎とき物語!
幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機 (角川ホラー文庫)
発売日:2014/12/25
あらすじ(Amazonより):東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。生身の人間なのに“あの世”と“この世”の中間の不安定な存在として、この町で1年間暮らさなければならなくなった僕は、大家さんでもある龍の化身の水脈さんに助けられながら、毎日を過ごしていた。そして今日も、水脈さんの営む駄菓子屋“水無月堂”には、悩みを抱えた“人ならざる者”が救いを求めてやって来る…。
幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火 (角川ホラー文庫)
発売日:2015/4/25
あらすじ(Amazonより):黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。訳あって1年間限定で、おばけや妖怪たちと同じ“常世の住人”になってしまった僕・御城彼方も、大学に入って初めての夏休みを満喫していた。さっそく駄菓子屋“水無月堂”店主の水脈さんと、隅田川の花火を見に行く約束をするものの、花火大会当日はあいにくの悪天候で…。水脈さんの飼い猫・猫目ジローさんの切ない過去も明らかになる、ほっこりやさしい謎とき物語、第3巻!
幽落町おばけ駄菓子屋 たそがれの紙芝居屋さん (角川ホラー文庫)
発売日:2015/8/25
あらすじ(Amazonより):秋が深まり、アヤカシの住む幽落町にも冬が近づいてきた。次の春までの期間限定で、渋々ながら常世の住人になったはずの御城彼方も、下宿アパートの大家さんで駄菓子屋“水無月堂”の店主でもある水脈さんや、その仲間たちとの生活に、すっかり馴染んでいた。そんなある日のこと、彼方は池袋の公園で、水脈さんの過去を“印旛沼の龍の昔話”として子供らに語って聞かせる謎の紙芝居屋さんと出会って…。シリーズ第4巻!
幽落町おばけ駄菓子屋 春まちの花つぼみ (角川ホラー文庫)
発売日:2015/12/25
あらすじ(Amazonより):新しい年が明けた。冬から春に向かうにつれ、御城彼方の心にはチクチクと棘のように刺さるものがある。それは幽落町での生活のこと。去年の春、彼方は生身の人間でありながら常世の住人になった。でも、その契約期間は1年。約束の期限がもうすぐ切れようとしているのだ。下宿アパートの大家で駄菓子屋“水無月堂”店主の水脈さんは、生者の彼方がこれ以上、常世の幽落町にいてはいけないと言うけれど…。シリーズ第5巻!
シエル: 夏目友人帳というアニメもありましたが、どこかそいう風情を感じさせる作品が好きな人にはオススメかもしれません。違いは、夏目友人帳が片田舎が舞台なのに対しこの作品は東京都心が舞台ということでしょうか・・
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