著者:相沢 沙呼
イラスト:
出版社:創元推理文庫
文芸作品としてミステリーというモチーフの元少女たちの揺れ動く心理を楽しめる短編作品が複数つまった本です。忙しい時とかにちょっと一息な感じで読むのにいいかも。ながーい本だと時間がないとか、次の巻までまてないとかあるかもしれません、短編で完結するショーティーででもちゃんとオチがあるという点で忙しい現代人向けなのかなぁ・・・という感じがしたのです。
テレビなんかで名探偵ポアロなんかを他にいいやつがなくてしかたなく見始めると、結構ハマって最後までみてしまうのですが、推理モノとうのは、普段表向きの顔をしている人間の裏の側面を紐解くという、お昼のメロドラマのようなドロドロした感情がきっかけだったり、普通ならどうでもいいような感情的なきっかけが事件を起こした真相だったりみたいに、人のSagaがからう事件の真相をひもとくというプロセスというのは人間の内面を除くみたいに誰しもが興味をそそるものなのだと思うのでした。
↓この出版社の装丁の絵って文芸系なラノベを意識した絵になっていて、これも戦略の一つなのかもしれませんね♪
卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫)
発売日:2016/3/22
あらすじ(Amazonより):小袖は読書が好きなおとなしい高校生。法事で祖父のもとを訪ねた際に、従妹から奇妙な質問をされる。「死んだ人から、手紙って来ると思う?」祖父宛に最近届いた手紙は不可解な内容だったが、六年前に亡くなった祖母が昔に書いたもののようだ。それがなぜいまごろになって?誰かの悪戯なの?思い悩んだ小袖は、その手紙の謎をある人物に話すことに…。表題作をはじめ、揺れ動く少女たちの心理を巧みに描いた、鮎川賞作家の最新短編集。
両親を亡くした後、就職を機に「わたし」は妹を引き取る。ふたりで懸命に生きてきたが、最近になって妹が不可解な行動を取るようになり……。姉妹のあやうい関係を描く「小生意気リゲット」。教育実習先の小学校で出会った、“嘘つき"と呼ばれる少女の言葉の真意を、実習生が読み解く「狼少女の帰還」。祖父宛に届いた、六年前に亡くなった祖母からの手紙。それに込められた秘密を女子高生が追う表題作など、揺れ動く少女たちの心と、暖かさや切なさに満ちた謎を叙情豊かに描く全5編。青春ミステリの名手が贈る珠玉の短編集。
くろ: 人は何故ミステリーを読みたいとおもうのか?それは多分、事件の真相=人をそうさせた切っ掛けとなる感情を紐解くということが人の見られたくない内面をのぞけるという好奇心なのだと思うのでした(´∀`∩)↑age↑
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