白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― （ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：るーすぼーい
イラスト：白身魚（堀口悠紀子）
出版社：ダッシュエックス文庫

謎の教団が運営する児童施設である日教師が失踪します。この施設には幼い時から親から離れた子供たちが暮す施設。下界からは社団されその中だけでくらす3人少年少女が主な登場人物になります。そんな少年少女たちに理不尽が教育をする一人の教師が登場します。その教師の生で、主人公の兄が入院することに。仲間想いの主人公はそのことに怒り、その教師はそれいら失踪してしまうのです。それと時を同じくして施設につとめる女性、時任が動きはじめるのですが主人公の少年は白を切るばかり。やがて少年の逃避行がはじまります。追いつめられる少年。謎の施設にいた時に外部から母を名乗る女性からの手紙。隔離された施設に手紙を届けるスパイ。そんな点と線が最終話に進むにつれてつながっていくような作品です。

10代の少年たちのアナーキーなまでの逃避行とそこで出会う少女や登場人物たち。そして最後に分かる謎の真相。という青春ミステリーな逃避行劇に手に汗握る展開が期待できるかもしれませんね。

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SF , カテゴリ , ラノベ･原作 , 更新情報

謎の施設で少年が起した教師から仲間を守るために完全殺人事件の真相は如何に!?というところで大どんでん返しも！

下界から隔離された児童施設の中でそれでも3人は幸せに生きる絆を育んでいたー。だが・・

そんな3人に悪意があるかのような厳しい指導をする教師が登場する。そして主人公はその教師による兄の入院をきっかけに何かを決意する。それからその教員は姿を消すことになるという流れ。

そして、その少年が教師を殺したとして追い詰めていく施設の職員の黒髪の女性。

少年は少女朱里とその後施設を脱走します。

少年は施設外で少年を追う女教員の時任に追いつめられるも白を切りながら逃避行を繰り返します。

そうしたいろいろな危機一発的なイベントを経ながら・・・

少年は施設外の中学校へ通い学生生活を送るのですが・・

さまざまなことがつながっていき、実は少年が殺したと思われる教師の正体が・・ʕ￫ᴥ￩ʔビックリみたいな展開なんかもあったり・・

教団幹部であったことが分かった時任という女性もやがて警察に追われる身になっていったり・・・

そして謎の点と線がいろいろとつながって明らかになっていく真実は？とう感じの物語ー。

第1巻： ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか―

白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)

発売日：2015/11/25

あらすじ(Amazonより):雪深い山に囲まれた児童養護施設で育った旭と樹。ある教団が運営している監獄のような施設でつらい日々を過ごしながらも親友・陽咲の明るさに救われ、三人は静かに過ごしていた。しかし、そんな彼らに悪意を向ける者がいた。旭や樹を勝手な言い分で叱り、いためつけようとする指導職員・小倉。旭は執拗な小倉の暴虐に反抗し、意を決して施設の園長に助けを求める。だが、その密告を知り、怒りを抑えきれない小倉が旭と樹のもとにやってきて耐え難い言葉と暴力で彼らを屈服させる。そして樹を“懲罰小屋”送りにしてしまうのだった…。自分の弱さを知った旭は、この不条理から逃れるために悪童と化し、復讐を誓う―!

第2巻：

白蝶記2 (ダッシュエックス文庫)

発売日：2016/3/25

あらすじ(Amazonより):児童養護施設を抜けだした旭だが、その途中、謎の少女・朱理に捕まる。一方、教団に愛想を尽かしつつある時任も上層部の命令で旭を追うことに。教団が旭に人を殺すよう仕向けた本当の目的とは? 徐々に明かされる教団の真の姿!

第3巻：

白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)
発売日：2016/9/21

あらすじ(Amazonより):市内で起こったテロ事件から約一年半が経ち、旭は朱理とともに中学校に通いながら、母と樹の三人の普通の生活を取り戻していた。しかし、陽咲は旭の父である室井に連れ去られたまま。一切の手がかりもなくもどかしい日々を送る旭。そんな旭の前に時任が現れ、室井の居場所をつきとめるため手を組むこととなる。そして、謎の男から渡された携帯電話で室井と接触する機会を得る旭だが、電話口で告げられたのは―「人を殺してもらう」という非情な命令だった。室井が旭に課す“才能試験”とは…。旭、樹、陽咲の三人に本当の幸せは訪れるのか―『白蝶記』感動の最終巻!

しろ：下界から隔離された児童施設で結束が強い少年少女たちを守るべく主人公の少年は殺人という悪に手をそめるようなストーリですが、果たしてそれが悪なのか、仕組まれたものなのか、その逃避行のプロセスで明らかになっていく真実、逃避行を重ねることでさまざまな登場人物ど出会い成長していく主人公の心のありようというあたりがツボなんでしょうね。

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