彼女を好きになる12の方法（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：入間人間 (著)
イラスト：
出版社：メディアワークス文庫

「恋は人を盲目にすると良く」よく言うのですが、この作品は、盲目になるのがはずかしい・・・と感情にあらゆる側面から意味を見出し論理的に一目ぼれしてしまったヒロインに対して自己問答を繰り返しながら、大学2年間にもわたり、それでいて、いつも一緒にいるヒロインに話しかけることすらできないというただ悶々とする男の子の感情を描いた作品という感じ。10代の初恋をテーマにした作品だと人を好きになったことに理由づけってあまりないのですが、この作品はタイトルどおりその理由を探して2年間すぎてしまうみたいなそういう切ない？ヘタレ？男の子の恋心模様を楽しむのにはいいかもしれません。

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恋は人を盲目にするというが、それに論理的な理由を付けしようとして話かけることもできないコミュ障な男の子の話

彼女を好きになる12の方法 (メディアワークス文庫)

発売日：2012/8/25

あらすじ(Amazonより):なんとなく『彼女』を好きにならないといけない気がする。そのためには『彼女』と一緒にどこかへ出かけたり遊んだりしないといけない。今年で俺と彼女は大学三年生。この一年をのんきに過ごしてしまったら、就職活動も控えて、顔を合わせる機会は激減するだろう。だからその一年の間に、俺は『それ』を見つけたいと祈った。これは、優柔不断な大学生の『俺』が過ごす一年間の記録だ。必ず、一年の間に見つけなければ。彼女を好きになる方法を。

くろ： 10代の恋というと、はたから見ると恥ずかしくなるぐらいの行動をとってしまうというのが人というものだと一般的に言われていますが、このお話では2年近くもの間、日常生活導線上に一緒にいる一目ぼれしたヒロインに対して、ただひたすら好きになりまくってしまったコミュ障な男の子のこころの風景を悶々と読んでみるとどんな気持ちになるか試してみたらどうでしょう？

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