著者:寺田海月
イラスト:柏井
出版社:電撃文庫
血なまぐさい裏の世界を生きてきた暗殺者と貴族令嬢という異色な組み合わせが国を揺るがる陰謀的な力学の元交差するみたいなお話。ファンタジー小説って結構大人な策略とか陰謀・駆け引きみたいな様相を”貴族”というしきたりやめんどうで伝統的なな風習の巣窟といったモチーフを元に現実世界ではなかなか味わえないような事柄が面白く引き込まれたりするんですが、お菓子を広めたい令嬢と、クールな暗殺者というか絶対人を殺さないで!というヒロインからの依頼がどんな感じで展開されるのか気になる人にはお薦め。
発売日:2015/12/10
あらすじ(Amazonより):汚れを知らぬ貴族令嬢と、闇に生きる暗殺者。 「菓子」と「死」が彩る、とある国での物語。 裏社会では名の知れた殺し屋・レヴンは、貴族の文化である「菓子」を市民に広めようとし、自ら店を切り盛りする巷では話題の貴族令嬢・カミーリアから、ある依頼をされる。それは「傍にいて、誰も殺すな」という、奇妙な内容だった。陽の下を生きてきたお嬢様と、闇の世界を這いずってきた暗殺者。死を与える者と、生の笑顔を与える者。まったく別の生き方をしてきた二人は、時に対立しながらも日々を過ごす。 しかし、その裏では国を揺るがす巨大な陰謀が蠢いていた――。
ますず: 異世界ファンタジー版のお菓子をベースにした美味しんぼ政略系な匂いがヽ(`Д´)ノプンプンするのですが、お菓子という西洋のモチーフとキャラの濃そうなヒロイン令嬢様の奇抜な展開を期待してみましょう。
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