恋愛ヒーロー（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：青海間司 (著)
イラスト：赤坂アカ (イラスト)
出版社：ヒーロー文庫

続にいうチャラ男というやつが物語の主人公なのですが、このタイプの主人って異性である情勢をゲームで攻略するキャラみたいな感じで捉えてしまっているんですね。自分の容姿、タイプ別に周りの情勢の攻略方法なんかもわかっているつもりで楽勝ゲームぐらいに思っている男性。女の子からするとちょっとドン引きです。しかし本当の恋というのはそんなにゲームのような単純なものではないのです。お友達とさみしいからその場を遊んでしのぐというのが恋愛ゲームだとしたら、自分とは異質な神秘な存在に何故か惹かれていまう・・ロジックやら理由づけなんかはできないようなものが純愛というものかもしれません。

百戦錬磨の男が出会った攻略ターゲット外だった女性に以外にも拒絶されて、真の恋愛って？というヤツに目覚めることができるのか？恋愛ヒート気取りの男性が物語に登場するヒロインをはじめとするエキセントリックな女性たちを通してまともな男になっていくようなプロセスを楽しむのはありといえばありですし、女性の場合は尻軽女でない男を夢中にさせる「おんな」ってこいう像なのね。という参考にしてもいいかもしれません。

ちょっとチャラ男な「完璧男子」が逆攻略されていくプロセスはある意味での快感を与えてくれるかもしれません。

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カテゴリ , ラノベ･原作 , 更新情報 , 青春・恋愛・ラブストーリー

ちょっとチャラ男な自称「完璧男子」が逆攻略されていくとう物語

第1巻：

恋愛ヒーロー 1 (ヒーロー文庫)
発売日：2013/9/30

あらすじ(Amazonより):恋愛の世界で獲物を仕留め続けるヒーローを主人公にした新シリーズがスタート! 恋愛はゲーム! そう言い切る男のターゲットは! ? 長瀬恭。爽やか可愛い系イケメンと称されるこの男の持論は、『恋愛なんて、ゲームと同じ』。これまでの人生を軽くこなしてきた彼にしてみれば無理はない。恋愛感情なんてものほどアテにならないものはないし、女は理解不能で面倒くさい生き物だ。そんな彼が、身近に目新しい標的を見つけたことからすべてが変わる。ターゲット・羽村澪。同期の彼女がふとした拍子に気になり始めた長瀬は、さっそくアプローチ。しかし、澪は長瀬を「胡散臭くて気持ち悪い」と評し、取りつく島もない。骨のある獲物を見つけた。そう喜んだ長瀬は、有無をいわさず澪を巻き込んでいく。この変な女なら、退屈せずに遊べそうだ、と。「だいたいの女はするっとオトしてきた俺が、こんな圏外女に右往左往する日が来るとはな」自信満々で臨んだゲームだ。負ける気はしない。勝つためならどんな手でも使う。ターゲットが落ちるのか、それとも彼が落ちてしまうのか……百戦錬磨・長瀬恭の、ままならない恋愛ゲームが今、はじまる。

第2巻：

恋愛ヒーロー 2 (ヒーロー文庫)
発売日：2013/12/26

あらすじ(Amazonより):『恋愛なんて、ゲームと同じ』…その持論を同期の圏外女、羽村澪に崩されてしまった長瀬恭。自分自身の変化に驚きながらも澪との距離を詰めていく日々は、やきもきしながらも悪くないものだった。そんな中、取引先の担当者、御園京香と出会ったことで、事態は急変。細部まで磨かれた美しさを誇る美女の出現は、澪と長瀬の間に思いもよらぬ騒動を巻き起こすことになる。「こんな、わかりやすくてわかりにくいオンナ、はじめてだ」。ターゲットは落ちてくれるのか。百戦錬磨・長瀬恭の、ままならない恋愛ゲームの決着は、果たして…。

くろ：ＩＡなんかを描いている赤坂アカさんとかって10代の子が支持しているイメージがあるのですが、このお話は、社会人の遊び人だと思っている主人公が責任の伴う大人な恋愛に複雑な感情をいだいていく・・・のめりこんでいく・・・という大人なお話しっていうのが風変わりな組み合わせな感じがする・・。

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