著者:乙野四方字 (著)
イラスト:shimano (イラスト)
出版社:ハヤカワ文庫
超ひも理論とか、振動理論などでは、宇宙には別の次元のパラレル宇宙が存在していて、そこには現実世界と同じような世界が広がっているみたいなことが言われることがありますが、この物語は、そういうパラレルワードを行き来できる世になったというSFちっくな設定のもと、別の世界で彼女だったという少女が僕のところに突然やてくるというお話しです。
「僕が愛したすべての君へ」 「君を愛した僕へ」というパラレルワールドそれぞれの視点から書かれた2冊が同時刊行されてるという実験的な出版方法をやっているようですが、彼女がいない人にとっては、パラレルワールドで実はラブリーな彼女がいて、ある日突然僕の目の前に現れるという妄想はロマンチックで憧れてしまうようなモチーフですよねぇ!
発売日:2016/6/23
あらすじ(Amazonより): 人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代――両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦(たかさき・こよみ)は、地元の進学校に入学した。勉強一色の雰囲気と元からの不器用さで友人をつくれない暦だが、突然クラスメイトの瀧川和音(たきがわ・かずね)に声をかけられる。彼女は85番目の世界から移動してきており、そこでの暦と和音は恋人同士だというのだが……並行世界の自分は自分なのか? 『君を愛したひとりの僕へ』と同時刊行
発売日:2016/6/23
あらすじ(Amazonより):人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された世界―― 両親の離婚を経て父親と暮らす日高暦(ひだか・こよみ)は、父の勤務する虚質科学研究所で佐藤栞(さとう・しおり)という少女に出会う。 たがいにほのかな恋心を抱くふたりだったが、親同士の再婚話がすべてを一変させた。 もう結ばれないと思い込んだ暦と栞は、兄妹にならない世界に跳ぼうとするが…… 彼女がいない世界に意味はなかった。『僕が愛したすべての君へ』と同時刊行
副部長: 彼氏、彼女がいない!って悩むあなたも大丈夫!だって超ひも理論とか揺らぎ理論とかがただしいならば、パラレルワールドが存在するかもしれないので、別宇宙での同じ存在みたいな自分にラブリーな彼氏彼女がいるかもしれないと妄想すればいいんです!
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