蜘蛛ですが、なにか？（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：馬場翁 (著)
イラスト：輝竜司 (イラスト)
出版社：カドカワBOOKS

蜘蛛になってしましった主人公の女子高生の女の子。超弱い蜘蛛のバケモノとして転生してから生き残りをかけて弱肉強食の世界で少しずつ少しずつ生き残りのための戦いというか活動をしている様の主人公の心理をみていくと、姿形は蜘蛛になってしまった主人公ですが、その少女の心にがんばれ！って感情移入しながら応援してしまうというか続きを読んでしまう・・みたいなお話し。

ラノベというキャラクター小説では、ヒロインや物語に登場する女性がいかに可愛らしいか？可憐であるかという描写が大切だとよく言われていますが、この作品は、あえて蜘蛛のバケモノという姿にしてしまい、突然何もない状態で放り出された少女の頑張る心に惚れさせるという実験的な作品としても面白いと思います。

posted by くろ投票数 ★ 票 6 票 0

カテゴリ , ラノベ･原作 , 更新情報 , 異世界ファンタジー

JKが異世界転生してクモになるお話しでその狙いがヒロインのことを応援してしまう男性心理をついた作品と言える

『蜘蛛ですが、なにか？』販売中の全巻!

第1巻：

蜘蛛ですが、なにか？<蜘蛛ですが、なにか？> (カドカワBOOKS)
発売日：2015/12/10

あらすじ(Amazonより):女子高生だったはずの「私」は、気がつくと見知らぬ地で、“蜘蛛”の化け物に生まれ変わっていた!?親蜘蛛の共喰いからは逃げのびたものの、迷い込んだ先は怪物たちの巣窟。毒ガエル、大蛇、巨大猿、果ては龍までもが跋扈する最悪のダンジョンを、小さな蜘蛛に過ぎない「私」は生き抜くことができるのか…って、無茶言うにもほどがあるでしょ!こんな状況仕組んだ奴、出てきやがれ―っ!!WEB中が応援した蜘蛛子ちゃんの生存戦略、堂々開幕!

第2巻：

蜘蛛ですが、なにか? (2) (カドカワBOOKS)
発売日：2016/3/10

あらすじ(Amazonより):蜘蛛の糸を駆使した魔物とのバトルにも慣れてきた「私」。危険な地下迷宮を目指し新エリア「中層」へと飛び出したはいいけど―そこはマグマ吹き出す灼熱の大地だった!立ってるだけでHPは減ってくし、唯一の武器の糸が片っ端から燃えるんですけど?瀕死状態に追い打ちをかけるのは、容赦なく炎の弾丸や魔法をぶつけてくる魔物たち。おまけに中層の主・火竜は奴らを従えるスキルまで持っていて…。蜘蛛子ちゃんの生存戦略、業火の獄炎迷宮で第二章開幕!

第3巻：

蜘蛛ですが、なにか? (3) (カドカワBOOKS)
発売日：2016/7/9

あらすじ(Amazonより):弱点である炎だらけの“中層”もなんとかやり過ごし、更には進化もすすんで楽勝ムードすらある「私」の今日この頃。蜘蛛のくせに火竜も倒したとか我ながら凄すぎでしょ!むしろ強くなりすぎて雑魚な魔物が逃げるんでお腹すいたわ…。けれどある日、「私」は再会する―不倶戴天の敵にして大迷宮の盟主・地龍アラバと。命懸けで得てきた全スキルと知略を尽くしてなお届かない、最悪の運命との闘いが始まる…!

第4巻：

蜘蛛ですが、なにか? 4 (カドカワBOOKS)
発売日：2016/10/8

あらすじ(Amazonより):いい気になっている蜘蛛子のもとへ、「母」襲来!!
遂に魔物だらけの危険なエルロー大迷宮を脱出し、人間のいる世界へ! けれど地上で待ち受けていたのは、龍すら凌駕する蜘蛛種の女王、「私」の生みの母で……。マザーとの苛烈なる死闘を書き下ろした第四章開演!

第5巻：

蜘蛛ですが、なにか? 5 (カドカワBOOKS)
発売日：2017/2/10

あらすじ(Amazonより):とうとう出逢ってしまった、同じクラスからの転生者。しかも吸血鬼でチートな貴族の娘!妬ましい!だが、彼女が盗賊に襲われるのを見過ごせず、「私」はつい助けてしまう。子供の救助に、気紛れで村人を治癒したことが重なり、街では神と勘違いされ始めた。とりま捧げ物の食べ物は美味いぜ!だが、誘拐を企む賊を懲らしめたことで、この世界の第三勢力“エルフ”の逆鱗に触れてしまい…。「私」も次なる進化形態へ突入して物語はネクストステージへ!

くろ：男子が楽しむラノベというと文字から想像する可憐で美しい絶世の美少女に言い寄られるというのが一般的なのだけれど、突然落ちたありえない逆境から頑張って這い上がる少女のその心に惚れてしまうという事を狙った点が斬新だと思う。

posted by くろ投票票 6 票 0