著者:古野 まほろ (著)
イラスト:
出版社:講談社タイガ
人が集う社会、その中の日常というのはかるーい嘘から重いウソで塗り固められているといっても過言ではないですね。友達に本当の自分を隠して接していたり、付き合ったばかりの彼氏に素の自分をみせたくないとか・・・。でもこの物語のヒロインの本田唯花さんの能力に触れると、発した言葉から、あなたの心の真意をズバリ言い当てられそうな自分が当事者だったら非常に怖い「臨床真実師」という肩書がずばり、閉ざされた資産家家族の有象無象に繰り広げられる嘘の駆け引きをずばり紐解いていくというお話なのですが、そういえば以前NHKで超能力って実は嘘(ウソ)って番組がやっていました。その番組の中では巧みな精神誘導で、考えていることを当てたりとか、顔のちょっとした表情の変化を察知して頭の中に思い浮かべている答えを言い当てたりとかそんな感じで検証していましたが、この本を読んでそいう裏技的な恐ーいテクニックなんかが出てくるかどうか要チェックですね。
発売日:2016/4/19
あらすじ(Amazonより): 言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。大学で心理学を学ぶ彼女のもとに旧家の跡取り息子、文渡英佐から依頼が持ち込まれる。「一族のなかで嘘をついているのが誰か鑑定してください」外界から隔絶された天空の村で、英佐の弟・慶佐が殺された。財閥の継承権も絡んだ複雑な一族の因縁をユイカの知と論理が解き明かす!
くろ: 言葉のウソとホントを見抜ける主人公ということですが、都市伝説でよく言われる超能力って実はないってことで番組などでその手口を解き明かしたりすることも見たことがありますが、そういう意味で言葉からウソ、ホントを見抜くロジックってそれなりに論理的で地頭がよくなるトレーニングになるかもしれませんね♪
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