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アンティーク贋作堂 ~想い出は偽物の中に~ (ラノベ/小説・紹介・感想)

著者: 大平しおり (著)
イラスト:
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

贋作とは制作年代や作者などを偽って買い手をだます意図で制作された美術hンのことを言いますが、基本は現存する作品もしくは実在したといわれ行方が分からなくなっているような希少な作品をそのまま模写または模倣したものが多いですね。絵画であれば筆のタッチ、オリジナル作者の人生観というかそういうものまで模写するみたいな究極な精神の模写の領域まで達しているようないわば影の巨匠みたいな人もいるんだろうなぁと想像できてしまいますね。もともとは画商なんかとつるんで一攫千金!みたいな不純な動機がはじめなんだろうなぁと思いながら、大枚をはたいてオークションやら画廊なんかでだまされて購入されるような贋作って実はそれなりに腕のある絵描きさんがそれなりの思いを持って描いているものだったして、贋作だけ集めてみると、深ーい物語ができるというモチーフはそれなりに奥深くて面白そうです。この作品の場合は、そういう贋作の真贋を見抜く天才的な観察力をもったお兄さんと10年音信普通だったお兄さんのことをふと思っていたような妹要素が加わっているところに味付けがされているような作品だと思いました。

 

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贋作ってそれなりの腕と精神の持ち主でないと作れないという裏の物語を想像するのが楽しい

アンティーク贋作堂 ~想い出は偽物の中に~ (メディアワークス文庫)


発売日:2016/7/23

あらすじ(Amazonより):ずっと知りたかった想いは、兄の贋作に隠されていました。 これは贋作を巡る、不器用な兄妹の心探しの物語――。 古都金沢。情緒溢れるこの街のとある店では"本当の心"が見つかるという。 「偽物には本物の物語がある」と語る星野灰。彼が始めた贋作しか取り扱わないという風変わりなアンティークショップには、訳あり客の品ばかりが集まる。マリー・アントワネットの首飾り、モナ・リザ、モネの睡蓮……灰は、店を訪れた客のため、贋作に隠された真実の物語を解き明かしていく。 一方、妹の彩は十年以上も音信不通だった兄が始めたおかしな店を手伝うことになってしまう。兄の気持ちがわからないと悩む彼女だったが、やがて贋作と向き合ううちに兄の本当の心に気付き……。

 

副部長: コンピューターでコピペで作って出力するようなコピー製品と違って贋作は、人の手によってさまざまな表現や風合いなんか細部までこだわって作られるのだと思うのですが、そういう裏の作品を作った作者やその取り巻きの思いの物語を明らかにしていくというある意味ノスタルジックなモチーフはロマンが満載!でそんな事を解明するお兄さんに惚れ惚れしてしまう予感がする。

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