著者:寺原 るるる (著)
イラスト:植田 亮 (イラスト)
出版社:ヒーロー文庫
ファンタジーな物語というと勇者・英勇章みたいな運命や宿命に選ばれたみたいな手に汗にぎるようなお話し+ラノベ風な展開でいうとラブコメハーレムな展開というのが今風だったりするのでしょうが、この作品の主人公はどちらかというと自然体で欲がなく、まじめで、コツコツやるタイプな感じです。普通はチートな何かが能力補正してくれて俺TUEEE!みたいな感じの爽快感が好きな人もいるのかもしれませんが、こういうマイペースでコツコツやるタイプのこうした積み重ねが周りから信頼を生み、種族を超えて慕われるという様というのは、ここ最近の世界要請などを鑑みてみると、疲れた日常にうんざりしているような人なんかは、こういうお話を読むと、心が少し暖かく癒されるかもしれないと思いました。
竜峰の麓に僕らは住んでいます 1 (ヒーロー文庫)
発売日:2016/1/30
あらすじ(Amazonより):勇者に憧れる少年が竜の森の秘密を知って運命が動き出す。努力、友情、成長、そして……少年は勝利を手にできるのか! ?
西には竜族と竜人族が住まう竜峰。北は飛竜の狩り場。 南に広がる竜の森と、三方に竜に縁があるアームアード王国。 十五歳になった年の立春になると、少年少女は親元を離れ、 生まれ故郷を離れて一年間、よその土地で生活をしなければならない。 アームアード王国の王都で生まれ育った少年エルネアも、 翌年に控えた旅立ちの一年に向けて、日々学校に通いながら準備を進めていた。 エルネアの同級生に、炎の聖剣を受け継いだ完璧美少年、勇者のリステアが居た。 彼に触発され、自分も名をはせる存在になると意気込む同級生たち。 だが、小柄で体格に恵まれないエルネアは、勇者に憧れてはいても、彼らの活躍する世界は別世界だと感じていた。 しかし、エルネアはある日、竜の森の秘密を知ってしまう。 そこから少年の運命が大きく動き出す―――。
竜峰の麓に僕らは住んでいます 2 (ヒーロー文庫)
発売日:2016/9/30
あらすじ(Amazonより):穏やかな日々が耳長族との出会いで変わっていく。竜の森、二人旅、謎の生物との遭遇……少年の運命は波乱万丈! ?
竜姫・ミストラルとの仲が深まったエルネアは、 伝説の老竜スレイグスタのもとで修行の毎日を送っていた。 いつか彼女に釣り合う立派な男になる、と心に固く誓うエルネア。 ある時、彼は竜の森で密採者に囚われてしまう。 絶体絶命のエルネアは、伝説の種族と言われる耳長族の戦士たちに助けられる。 竜の森で密かに暮らす耳長族は、ミストラルの婚約者であるエルネアに興味を示す。 「エルネア君、君を耳長族の村に招待しよう」 心躍るエルネア。 エルネアはそこで、一人の少女と小さな子猫のような生き物に出会う。 子猫の正体はなんなのか。なぜ竜の森に迷い込んできたのか。 困惑するエルネアたち。 穏やかな修行の日々は、この日を境に大きく動き出すことになるのだった。
副部長: 肉食系な美男子主人公というのも魅力的ですが、こういう天然系な母性をくすぐる男の娘な主人公が実はすっごく強くて、誰からも慕われる英雄的な存在になっていくというストーリーは今風な英雄象なのかもしれません。こういうお話のヒロインってやっぱりお姉さん系というのは定番なんですね♪
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