著者：岡崎 琢磨 (著)
イラスト：
出版社：朝日文庫
この探偵ミステリーものはお寺に住む双子の中学生が主人公なのですが、お寺といえば頓智がはたらく小坊主さんとかそいうやつが昔からのテンプレートという感じがするのですが、ランとレンという中学生の双子がなぜお寺にすんでいるのか（出生の秘密）だとか、優しい感じの住職が正反対の双子の2人がミステリアス謎を頓智風に解決してゆくプロセスにやさしく作用するみたいなお寺ならでわの仏教的な心理が見え隠れする不思議なミステリー短編みたいな感じ。
発売日：2016/6/7
あらすじ(Amazonより): 福岡県の夕筑市にある寺院・道然寺には、中学2年生の双子が住んでいる。「寺の隣に鬼が住む」が信条のレンと、 「仏千人神千人」が主義のラン。性格が正反対の双子たちは、それぞれの論理で事件の謎を解決しようと試みるのだが……。
消えた香典の行方、水子供養に隠された秘密。道然寺の若和尚・窪山一海が巻き込まれる謎の数々を先に解決するのは、人を疑うレン?それとも人を信じるラン?生老病死―いつの世も人は苦悩を避けられない。捨て子だった双子探偵は、様々な出来事をどう受け止めるのか。
かりん： 西洋をモチーフにしたら教会孤児院に住むランとレンという双子の男女が繰り出す謎解きミステリー。二人の素性は実は！みたいな感じになるのでしょうが、お寺の方が日本人としては親近感があるような気がします。
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