二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：木塚ネロ (著)
イラスト：真空 (イラスト)
出版社：MFブックス

異世界に召喚させれて宿敵魔王を倒してから王女や一緒に戦った仲間に裏切りられてひどい仕打ちをされながら無念のうちに死んでしまった主人公の少年。死んだとおもったら時計が巻き戻り勇者召喚の場面からまたスタートします。死んだ時にチュートリアル－－－－－－－－－－　終了　－－－－－－－－－－－という音が「ぴろんっ！」となるわけですが、新しくはじめまるシナリオが本当に悪意に満ちた策略をめぐらす王女様なのか、また仲間なのかわからないままいきなり強烈な暴力による復讐劇を行います。
冒頭の裏切られて死んでしまう的な簡潔なプロローグから比べると復讐する描写がえぐくてひょっとしていじわるなチュートリアルで王女様だとか本人はそういう認識なったらどうするんだろっ？ってひやひやしてしまう感じ。

やがて復讐を手伝ってくれるうさ耳女の子と2人で魔術師、聖女、騎士、商人、王様を駆っていくような感じですが・・実は一番の悪者は王様とか別の存在で、またチュートリアルモード－－－－－－－－－－　終了　－－－－－－－－－－－「ぴろんっ！」とかなってひどいことしたと後悔する主人公が召喚されると同時に瞬殺されるみたいなそんな展開があっても面白かもしれないと思ったりもしたのですが・・どうなんでしょう？

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更新情報 , 異世界ファンタジー

壊れてしまった人ってここまで残酷になれるの!?というアナーキーさが強すぎる感じがする..

「笑い」ではなく「嗤い」歩むというタイトル。壊れてしまった人は恐ろしいしここまで残酷になれるの！？

読んでいくうちに主人公の方が厄災級の悪者にみえてきちゃうんですが・・・真相はどうなるのか先が気になるところ

ヒロイン？と主人公2ショットは死神・悪魔そのものな感じ

巻頭のこのイメージイラストみても、うさ耳順人少女と主人公がどうみても狂ってしまった殺戮者にみえてしまうんですよねぇ。

第1巻：裏切り王女

二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む (1) 裏切り王女 (MFブックス)
発売日：2016/5/25

あらすじ(Amazonより):何が悪かったのだろう。勇者として異世界召喚された俺――宇景海人は自問自答する。助けて欲しいと乞われるがまま、勇者となった俺は魔王を倒し、この世界を救ったのだが……。もう用済みとばかりにパーティー全員から裏切られ、世界の敵に仕立て上げられて俺は追われる身となった。苦楽を共にし、仲間だと思っていた奴らに無実の罪をなすりつけられ、ついには殺されたのだ。死ぬ間際、俺は救いを願うより、こいつらを苦しめて苦しめて、殺してやろうと呪った。――やがて気が付くと、俺は異世界召喚されたあの時に舞い戻っていた。裏切り者に殺された記憶を携えて。王女を、魔術師を、聖女を、騎士を、商人を、王様を……コイツら必ず皆殺しにしてやる!最も残酷な方法で、ひとかけらの救いもない苦痛と悲鳴の血の底で溺死させてやる!!俺は復讐心を共有してくれる獣人少女と共に旅立った!異世界リベンジ勇者ファンタジー!「――――さぁ、復讐の始まりだ」

第2巻：夢狂いの魔術師

二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む 2 ~夢狂いの魔術師~ (MFブックス)
発売日：2016/10/25

あらすじ(Amazonより):魔王を倒した後に裏切られた勇者・海人。「次は、魔術師に復讐しよう――」魔王討伐後にパーティー全員の裏切りで殺された俺、宇景海人は復讐を決意する。「お前ら全員、絶対に許さない……!」裏切り者に殺された記憶を持ったまま二度目の生を受けた俺は、獣人少女のミナリスと共に復讐の道を嗤い歩むために王都を旅立った。最初の目的地、学術都市『エルミア』に向かう途中、俺は胸糞悪い奴らと出会う。俺の大切な思い出の地を穢した冒険者たち、俺を裏切った張本人の魔術師ユーミスと。復讐相手たちを、地獄の底へと叩き落とすために、俺は方法を考え動き出した――。「殺す。何があっても殺す。あいつらの全てを踏みにじって、全員殺してやる……」苦しめて、苦しめて、ジリジリと命を削り取る、壮絶な異世界復讐ファンタジー第二弾!

しろ：ホラーや残酷系って10代向けなケータイ所説なんかでもそれなりに人気があるようですが、この話はある意味若い世代がスプラッタナーホラー映画を「キャァー」と目を隠しながら隠している指の隙間から怖いシーンを見てしまう的な呼んでいるとそんな感じに襲われるちょっとアナーキーな感じがしないでもないですが・・・

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