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青雲を駆ける(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:肥前 文俊 (著)
イラスト:3 (イラスト)
出版社:ヒーロー文庫

異世界転生モノの読者は従来のキャラクター小説読者層と比べて年齢層が大分高くなっているといわれていますが、この作品の転生モノにありがちな俺TUEEEだとかラブコメハーレムだとかそういう要素よりというよりは古代の自然と共存して生活する質素で過酷な村の生活になじんでいくお話。素朴で質素な生活を少しづつ改善していくところがダッシュ村な感じがしていぶし銀のような渋さをもつつロハスな落ち着く感じがする物語だと思います。

 

 

古代ファンタジーな世界感の異世界で青銅鍛冶職人として幸せにLOHASな生活がいい感じがダッシュ村・ダッシュ島っぽくてついつい読んじゃいます


夫に先立たれて苦労している古代のヒロインを幸せにするお話

登場実物としてはヒロインの村娘タニタでしょうか。で15歳で結婚してから初夜を向かえる間もなく戦いに駆り出されて戻らなかった夫。夫に先立れ、人口少ない村で亭主を娶ることができず一人大変な仕事を村から割り振られながら10代後半を迎える女の子です。

主人公は現代日本で数少ない鍛冶師である父を都合としていた青年。記憶喪失のまま古代異世界に倒れていたところをタニタに救われます。

何もできない主人公の事を献身的にフォローしてくれる未病人のけなげなまでの奉仕の姿勢とみすぼらしい古代の服をまっとっているとは言えその美しい美貌に主人公が小さな夢をいただくのも必然な流れ・・。

#ちなに挿絵の絵からはフェニキアだとか地中海なモチーフの衣装って感じですね。

普通は異世界ファンタジーというと経験もない年端もいかない少女系キャラが定番な感じですが、美しい”未亡人”を持ってきているところは超大人風な感じですよね。

×1とかNとかが付く人っていろいろ深ーい人生経験がありそうな印象をみなさにだくと思うのですが、初夜も迎えず夫に先立たれた美しい女性が古代のきびしい環境下でくろうしてきたんだろうなぁというエピソードと彼女をめとって幸せするみ系な温かいエピソードと古代ロマンな感じが合わさって独特な風合いを醸し出している感じがする作品です。

そんな環境の元、共同体としての村の中でまさに自然と共存するロハスな生活ってある意味スローライフそのもの。鉄腕ダッシュも高視聴率を稼いでいるようですがこういうサバイブなお話しって見てしまう何かがあるのかもしれません。

ストーリー展開

そんな背景のもとタニタをめとって一生懸命にはたらく主人公。どこからどうみてもがんばってるし幸せ夫婦でしょ!って感じで村の暮らしも上向いていってめでたしめでたし・・・
と思いきや・・そんな急速に発展する村に目をつけたやっぱり領主とかいました!という感じでイベントが展開しちゃいます。


村の生活を豊かにしようと頑張ってきた主人公は領主に目をつけられて、生きて帰られないと噂される労役義務を果たすため領主町に出向いたりする試練イベントもちゃーんとあります。

そして凱旋。

収穫を祝う祭りやワイン造り、出産など古代の村で得られる幸せを現代から転生した主人公のちょっとした知識を活用しながら達成するスローライフな物語はなにげにまったり面白く読めそうです。

 

第1巻:

青雲を駆ける (ヒーロー文庫)
発売日:2014/11/29

あらすじ(Amazonより): 「小説家になろう」で大人気の異世界ファンタジー。異世界に迷い込んだ男が鍛冶師の技術を武器に村と大切な人たちのために力を尽くす。 現代日本において、ほんのわずかにしか残らない野鍛冶の技を持つ男エイジ。 気がつけば記憶もなく、見知らぬ場所に立っていた。 そこは鉄器ではなく、青銅器が使われている世界。暮らしは貧しく、技術は未熟な異世界だった。 ひょんなことからエイジは美しい未亡人のタニアと同居することに。二人の距離が近づくのに時間はかからなかった。 隣家に住む猟師のマイク、村の大工フェルナンドなどの村人に助けられながら、エイジは村の試練を受けることになる。 鍛冶師として働くため、何一つ設備も材料もない状態から、三ヶ月で作品を一つ作り上げ、その必要性を認めさせる必要があった。 粘土を集めて窯を作り、炭を焼いたり、原料の鉄鉱石を探しに山を駆け巡ったりと、行うべき作業は山のようにあった。 エイジはやがて村の一員として認められ、精力的な活動を続けていく。と同時に、エイジは領主から目をつけられてしまう。 生きて帰ってこれない、と忠告を受けながらも、労役という義務を果たすため、エイジは単身領主の町に向かった---------。

 

第2巻:

青雲を駆ける 2 (ヒーロー文庫)
発売日:2015/6/29

あらすじ(Amazonより): 発売即重版! 大評判につき2巻も刊行決定!! 鍛冶師の青年が淡々と誠実に異世界の人々からの信頼を紡いでいく感動ストーリー。 ナツィオーニの下から帰ったエイジは、村の開発に力を注ぎ始め、初めて迎える冬の対策を行う。 冬ごもりの食料対策や、家の補修を行う中、ナツィオーニからの褒美や、収穫祭といった実りある日々。 そんな平和な日常がエイジのもとに訪れた一人の男――青銅鍛冶職人レオによって、小さなさざなみが起こる。 レオは自信に満ちた表情で言う。 「青銅と鉄、どちらが美しさで優れているか、勝負しましょう」 勝負を挑まれたエイジは、持ち込まれた美しい鳳凰の置物を見て、圧倒的不利を感じ取る。だが、職人の誇りにかけて、出来ないと断ることも出来ないでいた。 そして、騒動はそれだけでは終わらなかった――――.

 

第3巻:

青雲を駆ける 3 (ヒーロー文庫)
発売日:2015/11/30

あらすじ(Amazonより): ナツィオーニからやってきた三人の新弟子たちは、早速、村人たちからから大きな反発を招いてしまう。 領主の息子ダンテは歓迎会の席で喧嘩を始める。 カタリーナはエイジを誘惑しようとしてタニアの反感を買う。 レオは技術にしか興味がない。 ……はたして、三人をこのまま受け入れるべきなのか。 村では新弟子たちの処遇が話しわれ、彼らをどうするかは 師匠になるエイジに託されることになった。 熟考の末、エイジが出した結論とは――――! ? 愛する妻と、鍛冶場と村の未来を守るため、エイジは奔走することになる。

 

しろ: その昔ハリウッドでも古代対策映画みたいなのが娯楽として作られたそうですがしいています?ベンハーとか十戒とか・・今だと制作費がいくらになるかわからないという代物なのですが、古代の時代ってなんかこうロマンがありますよねぇ。そんな古代は古代でも素朴な村の生活に焦点を当ているところが面白そうですね。

posted by しろ 投票 4 0


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