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あの夏を生きた君へ(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者: 水野ユーリ (著)
イラスト:
出版社:スターツ出版文庫

主人公は中学二年生の少女。そしてクラスで陰湿なイジメに逢っています。
中学二年ぐらいの少年少女って人生経験が浅いた目だと思いますが、虐めることに関しては集団心理に誘発されて対象の心理的にかなりエグイものになることが多いような気がします。

物語冒頭から虐められるシーンではじまりますが、そんなイジメを受けて少女は「死にたい」と思い続けるようになるのは至極当然です。

そして主人公千鶴は家族や心配してくれる幼馴染がいても近くにいるからこそ素直になれないという悪のスパイラルにはまってしまっているという感じ。友達にいじめられてなんてことを近くの人になぐさめられても十代の子ってやっぱいやですよねぇ。というか知られたくないというのが人間というものですね・・・

 

 

60年前の戦争で死んだ長馴染みが時を超えていじめでボロボロになった孫の心を救うSFちっくでも感動なお話し

苦しいけれど誰にも頼れない彼女を助けたのは唯一心許す祖母の危篤と祖母にまつわる不思議な少年だった

そんな千鶴が唯一許しいていたのが祖母だったそうです。おばあちゃんという存在は身近なようで、人生を引退した世俗からはなれた場所にいるようなところもあるのでそういう意味では最後のしがらみのない心の砦となっていたのは良く分かりますね。ただその最後の心の砦であったお祖母ちゃんも危篤に陥ってしまい、千鶴は生きる気力をなくしてしまうのですが・・そこに幸雄(ユキオ)という名の不思議な少年があらわれます。実は彼は60年以上も前の千鶴の祖母の幼馴染。東京の空襲が坂になる前にタイムカプセルを祖母と一緒に何を埋めたかは内緒にして神社に埋めたのですが、その後空襲で死んでしまった少年です。彼とともに60年前に埋めた祖母と果たせなかった約束をはたすためにタイムカプセルと千鶴と幸雄はさがすのですが、やがて時間がきて幸雄は消えてしうのですが・・・

命が沢山散っていた戦争という時代の命の尊さと、60年後祖母が最期を迎えるまでの一人の人間の生きざまとを10代の少女が見つめるいことで苛めでボロボロになった心を強くもてるようになるという感動するケータイ小説風な読みやすい作品だと思います。

あの夏を生きた君へ

あの夏を生きた君へ (スターツ出版文庫)
発売日:2016/5/28

あらすじ(Amazonより): 学校でのイジメに耐えきれず、不登校になってしまった中2の千鶴。生きることすべてに嫌気が差し「死にたい」と思い詰める日々。彼女が唯一心を許していたのが祖母の存在だったが、ある夏の日、その祖母が危篤に陥ってしまいショックを受ける。そんな千鶴の前に、ユキオという不思議な少年が現れる。彼の目的は何なのか―。時を超えた切ない約束、深い縁で繋がれた命と涙の物語。

 

くろ: まさに十代の子がよんで感動できそうなケータイ小説っぽい作品だと思います。ちょっとした事が切っ掛けでいじめにあう主人公の女の子とクラスのやりとりなんかがリアルな中学生という感じがする文体ですね。

posted by くろ 投票 5 0


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