夢の終わりで、君に会いたい。（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：いぬじゅん (著)
イラスト：スターツ出版文庫
出版社：

「予知夢」というモチーフはよく目にする手法ですが、この作品では両親の離婚沙汰に翻弄される高校生の少女が主人公。
思春期に家庭が離婚沙汰になるのって結構女の子としては来るものがあると思うのですが、そんな主人公は予知夢を見はじめることにで、運命が変えられるのではないかと翻弄する感じのプロットみたいです。
そして予知夢（正夢）によって転校生となる雅樹とも距離を近くする切っ掛けを得るのですが、やがて彼女は雅樹に惹かれていきます。
彼の夢にまつわる切ないエピソードと並行して家族の離婚問題など予知夢を参考にしながら、少しでも良い状態へもっていこうと試案するヒロインの動くプロセスってやっぱりハラハラドキドキするもの。
で、最後予知夢では、彼や自分を襲うであろう不幸が降りかかるかも！といった事故が起きるかもしれない予感を回避できるの？だとか、予知夢というSFファンタジーちっくな要素はありますが、基本は、10代の多感な時期の女の子が家庭問題、学校生活や恋愛観などを通して、幸せって何？というのを見つけ出すような感じでしょうか。

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SF , 更新情報 , 青春・恋愛・ラブストーリー

予知夢を参考に少女が生きる日常の物語はどう進むか伏線をワクワクしながら読めそうな作品

夢の終わりで、君に会いたい。

夢の終わりで、君に会いたい。 (スターツ出版文庫)
発売日：2016/10/28

あらすじ(Amazonより): 高校生の鳴海は、離婚寸前の両親を見るのがつらく、眠って夢を見ることで現実逃避していた。ある日、ジャングルジムから落ちてしまったことをきっかけに、鳴海は正夢を見るようになる。夢で見た通り、転校生の雅紀と出会うが、彼もまた、孤独を抱えていた。徐々に雅紀に惹かれていく鳴海は、雅紀の力になりたいと、正夢で見たことをヒントに、雅紀を救おうとする。しかし、鳴海の夢には悲しい秘密があった―。ラスト、ふたりの間に起こる奇跡に、涙が溢れる。

しろ：予知夢というツールに、家庭問題、学校生活、ラブストーリーという要素を詰め込んだケータイ小説といえばケータイ小説っぽい感じの作品かなぁと思いました。

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