著者:きなこ軍曹 (著)
イラスト:パセリ (イラスト)
出版社:オーバーラップ文庫
タイトルからいってラノベ風なタイトルですが:笑)この物語は無知な主人公が独学で回復魔法を超が付くほどのレベルまで到達してしまっていたという設定のお話し。
おかしい!?と気づくのは聖女様と呼ばれる少女が主人公が住む町へ訪れた際に見た時の彼女の回復魔法。実は主人公は自分の腕や足を刃物で切り落として”ヒール”と唱えるだけで再生させたりしていたのだけれど、それが至極普通だと思っていた感じです。
実際欠損した部位を再生させるなんて偉業はそれだけで奇跡みたいな感じだったりする設定なのですが、さらに面白いのが、自分の体を回復魔法の練習材料としてすぱっ!と切り落とすことを続けているうちに、刃物や棒切れでも魔物なんかを両断してしまえるような技を無自覚のうちに身に着けちゃったりするかるーい設定ですかねぇ。
そんな主人公は、呪われた病に苦しむ少女とその姉(実は姉じゃぁないのですが・・)2人奴隷少女を買い取り、病(呪いの)なおして3人で治療院をはじめてがっぽがっぽ稼ぎまくって豪邸を手に入れて幸せな生活を手に入れるのですが、実は少女の一人は魔王の娘で、もう一人は今は亡き王国の王女様だったりして・・というエピソード―がありーの、魔物の大群が攻めてくる厄災がありーの、ヒール・ヒールっ!って唱えながらこういう風に戦えるんだぁ!というチートさんかの発想も面白いです。
幼女から元お嬢様、お色気たっぷりのギルドの美人受付嬢から現在王女様兼聖女様までお決まりのラブコメなハーレム要素も満載の無双する感じが安定感それなりにありという感じです。
聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。1 (オーバーラップ文庫)
発売日:2016/6/25
あらすじ(Amazonより): 回復魔法を愛してやまない少年・アネストは愕然としていた。 「え、今のって《ヒール》……だよな……?」 独学ではなく正式な回復魔法を学ぶために家を出たアネストにとって、当代最高の使い手である“聖女”が、初歩の《ヒール》で息を切らす姿はあまりに衝撃的な光景だった。 『他人の回復魔法は、切り落とされた腕を元に戻せない』事実が信じられないアネストは、病気にかかってしまった聖女の治療を担当することになり!? はたしてアネストは『本物』の回復魔法を学ぶことができるのか……!? 聖女を凌駕する回復魔法が引き起こす異世界コメディ、ここに始まる!
聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。2 (オーバーラップ文庫)
発売日:2016/11/25
あらすじ(Amazonより):回復魔法を独学で極め、聖女を超える使い手となった少年・アネスト。 アネストは回復魔法で助けた奴隷の少女や幼女達と仲睦まじく―― 「ネストはリリィといっしょにねないとダメなのー!」 「ご主人様を元気付けたいならこういうので楽しませてあげたら良いって……」 ――仲睦まじすぎて時には幼女趣味だと誤解を受けつつ暮らしていた。 しかし一緒に暮らす幼女・リリィの意外な出自により、魔王城に乗り込む事態に!? アネストは美少女&幼女との生活を守れるのか!? 最強の回復魔法で最強のお義父さん(!?)に挑む異世界コメディ第2巻!!
しろ: いろいろな無双モノがありますが、回復魔法で戦いまで強くなる点が面白いです。ただ逆な発想でいうと、どんなことでも超が付くほど極めることができれば、さまざまな応用と発想を転換することで、いろいろなことができるようになるかも!という目から鱗系な切り口が好きな人は是非試し読みしてみるといいかもしれません。
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